Tsuwazaki Light house. You can see the relationships of all islands.津和崎灯台。島々の海上での位置関係を見ることができる |
We are helping making Kankoro sweets. カンコロ切り実践 |
天候も不安だけど、もはや、年末も近くて、ダメ元で乗船。
でも、雨も雪も降らず、
必要な、冷たい風も吹き、「カンコロにぴったり」という日になった。
頭で思っていたものより、カンコロ切りは、ずーっと、楽しかった。
家族で集まって、
芋の皮をむいて、切って、ゆがいて、並べて干す、を一気にする。
それが、活気があって、笑顔が絶えなかった。
厳しい気候ではあるけれど、これを、「しあわせ」と呼んで
生きているんだと、実感した。
娘を連れて行ったが、手ほどきしてもらって、
うれしそうにお手伝いしていた。
こうやって、島の子たちは、育っていくんだろう。
今回、廃校予定の中学校で、中学生たちにも会うことができた。
びっくりするほど、目のきれいな子供たち。
裏山でひみつ基地を作って遊び、
夏には、今でも、海に飛び込む。
島の暮らしが大好きで、「ここ以上にいい所はない」と思っているけれど、
「ここを、出て行かないといけない」とも思っているとも、教えてくれた。
簡単に、「地方は、ダメだよね。若い人もすぐ都会に行ってしまうし」
と言ってはいけない、と思った。
こどもは、選択肢がなくて、出て行く。
まだ、力のない若者が、自力で、個人で、食い止められるはずもない。
国の中枢では、賢い人たちが、方針を決める。
でも、そんな風な議論を聞く時、
あまりに数字的で、効率主義過ぎやしないかと思うことも。
日本が、効率を優先して、競争力を高めようとした結果
切り捨てられてきた、さまざまな価値観の中に、地方の暮らしもある。
でも、なんだか、とっても、しあわせそう。
切り捨ててしまった中に、なにか、非常に重要なものが混じってたんじゃないだろうか。
ナノカの一言
「わたし、大きくなったら、五島に住む。
どこかで、いっぱい勉強して、
五島の役に立つ人になるの。」
いろんな人に会って、いろいろ思うところがあったみたいだ。
それは、私も同じ。
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