2020年11月19日

地味子の実力 Quiet girl's Ability

 

ナノカの様子を見に、学校に行った。

集団の端っこで、マイペースに、地味に、活動に参加していた。必要な時に発言し、必要そうなメモを取り、みんなの様子を見て、たまに下級生のフォローをしていた。

リュックの中には、現在読んでいる厚さ5センチの本が入っていて、空き時間には、それを読み続けている。

服装も着心地重視で、自分の好きなものを着る。好きな色は、こげ茶。めがねっこ。

学校社会というのは、声が大きく、はなやかなものによって、動く。 集団の中にいると、パッと見、目立たないなあと思った。でも、先頭に立って、リーダーシップを取ることだけが価値であったら、世の中は、つまらない。逆に、この立ち位置を全うできることも、素晴らしいと思う。

地味に積み重ねてきたものは、活動していると、自然と出てくる時がある。

ナノカは、朗読をスラスラと読むが、同世代の子の10倍以上本を読んでるからだ。

手先が器用なのも、幼少期から、たくさん、たくさん手を使ってきたからだ。

静かに淡々と生きているが、それなりの時間の積み重ねの中で、作り上げた「ナノカ」である。

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