思い出の写真発見 |
ナノカは、この記憶から、動物園に行きたがったのだ |
今は、両親と動物園に一緒に行くのは、ちょっと難しい。この頃に行っておいて、よかったなあ。 |
強行スケジュールの帰省旅から、今、帰って来た。ナノカは、空港から、そのまま学校に行った。当初、帰宅便は日曜日の夜だったが、コロナで乗船者数が伸びなかったのだろう。予定便が欠航した。振替は早朝便しかないので、空港脇のホテルを取り、朝、長崎に飛び、学校へGOだ。出張のサラリーマンかい、というような朝の始まりだった。
今回の帰省は、実家の負担も考えて、ホテル付きにした。GOTOキャンペーン様様だ。予約後、状況が落ち着いたので、実家での滞在時間を延ばして、ホテルは泊まらないことにした。
帰省すると決まった時、ナノカが「動物園に、行きたい」と言いだした。今回の主なミッションは、実家に行き、両親の顔を見て、片付けの手伝いなどをすることで、一度、実家に着いたら、動けない。
その後、GOTOキャンペーンを使っているので、ホテルにチェックイン時に9000円分の地域クーポンがもらえると知る。面倒だが、これは、チェックインしなくては。
ということで、セントレア空港についてから、ホテルチェックインまで、空き時間となった。その時間に、東山動物園に行くことを思いついてしまった。
地域クーポンの使い方について、相方に相談したところ、「モンベル」で「シュラフ」を買うように、品番号まで指定を受けた。
つまり、われわれのその日のスケジュールはこうなる。
彼杵からバス→長崎空港→セントレア空港→藤が丘駅までバス→東山動物園→伏見のホテルにチェックイン→地域クーポンをゲットして、栄のモンベルでシュラフを買う→藤が丘のコインロッカーで荷物ピックアップ→友人の車で実家に送ってもらう。
この、ものすごいスケジュールを思いついてしまった時、「さすがに、ちょっと、、、」と思いながら、ナノカに相談した。「行きたい」と言う(当然だ)。ものすごく歩くことになること、自分で選んだのだから、「疲れた、はナシだ」と約束した。
疲れたのは、わたしだ。 ナノカは見たかった「ライオン、トラ、ゴリラ、ゾウ、ツシマヤマネコ、コアラ」を探し、広い園内をこっちの端からあっちの端まで歩き回った。最後には、お土産を選ぶために、3つのショップを回った。実家に着いて、万歩計を見ると、19,546歩だった。
動物園は、本来、いるべき野生の環境から、連れ出された動物たちが暮らす、不自然な場所だが、同時に、生き物の置かれた状況を切実に教えてくれる場所にもなっている。絶滅危惧種の表示に加え、なにが、彼らの生育環境を奪っているのか教えてくれる展示があり、ナノカには興味深かったようだ。
「かわいい!」「かっこいい!」「すき!」の向こう側に、社会の矛盾や、人間との共生のヒントが見える。感じることができたのなら、幸いなり。
コロナ後初、祖父母や、親戚の顔を見ることができて、ホッとした数日間。わたしは、燃えつきちゃって、茫然としているが、ナノカはいかがなものだろう。
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