前々から、「やってみたい!」との声が多かった、色の混色の講座。
特に遠方の知人からは、「オンラインで、やって!」と言われていたものの、実際に色の配合を眼の前で見てあげられないから、どうなるかな、と思いながらの企画でした。
でも、もともと、色との付き合いというのも、自分の目と感覚を使う個人作業。オンラインでも、それぞれが集中して、しっかりと取り組んでくれていました。
オンラインのよさは、親子で取り組む人が多いこと。今回は、小さいお子さんがいて、そちらのお手伝いに回ったお母さん以外、ほぼ全ての組が親子で取り組んでいました。親も、「うーん、難しいー」て一緒に、作業するのって、いいですよね。
オンラインでの作品も、おもしろいものが、たくさん、できあがっていました。送ってもらった写真で紹介します。
姉妹の妹ちゃん作品。色探し、最初はお母さんに手伝ってもらい、最後の2色は自分で作りました。これで、混色マスターですね。デザイン画は、ちょっと昔のワンピース用のプリント生地みたいで、とても、さわやかです。 |
お姉ちゃん作品。くすんだ色を、選びました。水彩をうすめて、淡い色にしています。デザイン画は、とても不思議な線のデザインから、木製の橋にしたのかな?この繊細な色使いで、いろんなものを、これからも描いていったら、おもしろくなりそうです。 |
意欲的に9色、探してくれました。色のバリエーションもたくさんあり、配合もしっかり描かれていて、科学っぽくて、楽しさが伝わってきます。絵の方は、とっても不思議な生き物を描いてくれました。濃い茶(紫)が活きていますね。混色して作った、繊細な色なので、シンプルな絵が、とても個性的に見えます。 |
こちらは、オータムカラーのサンタさん。冬の色より、あったかくて、おいしそうです。冬前は、こんな風に、準備してるのかなあ。 |
オンラインのあっち側の写真も送ってくれました。集中して、作業している様子が伝わってきます。 |
わたしは教えるのが好きなんだな、と最近、気づきました。
創作活動は、自分の意図することを、しっかりとコントロールして、形にしていく作業ですが、教える、というのは、子育てと似ていて、環境とか、情報とか、そういうものを提供して、相手の反応にお任せするものです(と、わたしは思っています)
ものすごく、深く考えて、準備しなきゃいけない部分と、どうなるかはお楽しみ、という空白の部分があります。
あるものを触媒として(この場合、私が用意したプロジェクト)、その場で反応や作品となっていく瞬間が見られる訳です。それも、何通りも。
リトルアーティストに元気をもらって、わたしも、また、自分の創作に、戻っていくのです。
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