2017年7月5日

耳をすませば whisper of the heart

耳をすませば、を借りてきた。We watched Whisper of the Heart.
あまずっぱいシーンに、ナノカの反応が気になる。It was such a sweet first love story. I felt it was too early for Nanoka.
思春期のあれやこれやを、ただ、凝視するナノカ。She kept quiet watching.
内容は理解できたけど、甘酸っぱさは、よく、わかってませんでした。She seemed to understand the story, but did not get the feeling of bitter-sweetness of young lovers. OK, she is still kid!
「だれと、結婚しようか、考えている」と、言い放ち、
 シンデレラの絵本を、くり返し、読み続けるナノカ。
バレンタインは、自分で、あげる相手を決めて、
だれそれが好きだとか、かっこいいとか、
女子女子した話が多いので、ませてると言われること多し。

パパが、耳をすませば、を見るというので、
「早すぎないですか」と思った。
告白とか、「ずっと、気になってたんだ」とか、
「つきあってるヤツとか、いるの?」とか、
年長児に、どうなのさ。

さわがしい母を横目に、
淡々と見る娘。
そして、気づきました。
まだまだ、子どもなんだって(当たり前か)

私にしてみれば、中学生が、
朝日を、「お前に見せたかった」
「いつか、結婚してくれるか?」とかは、
キャーっという感じだが、
ナノカは、「けっこんしてくれ、だって」と、普通に報告。
「ゾロリ、宝くじ、あたったんだって」ぐらいの反応。
なんか、ホッとした。

なんで、この映画が、こうも甘ずっぱいのかといえば、
「ちょうど、これぐらい」が、リアルだからかと思う。
主人公の家庭環境(共働き、団地住まい、2段ベットを大学生姉と共有)
状況(本が好きなだけの、普通の女の子)
特別ではないけど、その一人一人にとっては、特別な時間。
その、日常の中で、「特別になれた」瞬間を切り抜かれると、
ドキドキしてしまうのだ。

丘の街の風景も、佐世保人には、なじみ深い。
本がひたすら好きな少女、になるであろうナノカは、
きっと、こんな感じに、なるのかな。

大学院に戻って論文を書いている母親と
協力する家族ってのも、庶民だけど、かがやいていて、
きっと、日本中で、こんな風に、がんばってる家族がいるんだろうな、
と、勇気を感じる。

本当は、どの家庭も、どの子も、主人公になれる。
そのことを、忘れないで、生きていきたい。

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