2017年7月27日

こどものいない日 Kidless day

MMJ 4月号より
昨日から、夫婦二人だ。
新婚時期は、妊娠時期で、その頃、転職したての相方は、
研修で家を空けがちだったので、二人きりの生活は、記憶に遠い。

ナノカがいなくて、開放感よりも、空虚感が大きい。
いかん、いかん。

新しい経験と、達成感で、
キラキラして帰ってくるだろう娘に、負けてはいけない。
わたしも、なにか、チャレンジせねばと思う。

やりたいことを考えてみるが、すべて、ナノカとやりたいものばかりだ。
映画だって、美術館だって、科学館だって、ナノカと行きたい。
ダメだ、、、

ということで、とりあえず、髪の毛を切りに行った。
そして、爪を塗ってみた。
辛い料理を、作ってみた。
相方を外食に誘ってみた。

そうして、動いてみて、すこし、思い出した気がした。
自分のために、時間やお金を使うこと。

母親というのは、いつのまにか、
「こどものために」だけで出来上がってるんだと実感。
それが、窮屈だから、うんざりもしてるんだけど、
それでも、やっぱり、そこが基本中の基本。
子供を育てるのに、必要なのだろうけど、
その状態を、冷静に見つめる余裕すら、なかったんだなあ、と思った。

どっぷりだった自分を、意識した方が、逆に、
きもちよく、こどもと向き合えそうな気がする。

話を聞いてやらねば→この質問に答えたら、また、次の質問が来るぞ
→ああ、その質問にも答えるのか、面倒だなあ→(なんとなく、ぶっきらぼうになる)

という感じになってたかも。

相方と摂る食事は、わたしが一方的に話し、食卓が静かに感じた。
ナノカの話は、えんえんと続くけど、あれがないと、こうなるんだ、と愕然。

いろいろと、考える、不在の1日目でした。

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