MMJ 4月号より |
新婚時期は、妊娠時期で、その頃、転職したての相方は、
研修で家を空けがちだったので、二人きりの生活は、記憶に遠い。
ナノカがいなくて、開放感よりも、空虚感が大きい。
いかん、いかん。
新しい経験と、達成感で、
キラキラして帰ってくるだろう娘に、負けてはいけない。
わたしも、なにか、チャレンジせねばと思う。
やりたいことを考えてみるが、すべて、ナノカとやりたいものばかりだ。
映画だって、美術館だって、科学館だって、ナノカと行きたい。
ダメだ、、、
ということで、とりあえず、髪の毛を切りに行った。
そして、爪を塗ってみた。
辛い料理を、作ってみた。
相方を外食に誘ってみた。
そうして、動いてみて、すこし、思い出した気がした。
自分のために、時間やお金を使うこと。
母親というのは、いつのまにか、
「こどものために」だけで出来上がってるんだと実感。
それが、窮屈だから、うんざりもしてるんだけど、
それでも、やっぱり、そこが基本中の基本。
子供を育てるのに、必要なのだろうけど、
その状態を、冷静に見つめる余裕すら、なかったんだなあ、と思った。
どっぷりだった自分を、意識した方が、逆に、
きもちよく、こどもと向き合えそうな気がする。
話を聞いてやらねば→この質問に答えたら、また、次の質問が来るぞ
→ああ、その質問にも答えるのか、面倒だなあ→(なんとなく、ぶっきらぼうになる)
という感じになってたかも。
相方と摂る食事は、わたしが一方的に話し、食卓が静かに感じた。
ナノカの話は、えんえんと続くけど、あれがないと、こうなるんだ、と愕然。
いろいろと、考える、不在の1日目でした。
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