原画作業、終わりました。まだまだ、今週いっぱい、他作業がありますが、ホッとしました。大混乱の中、やり切ったこと、とりあえず、家族みんな、ほめ合いたいと思います。
体調を崩した娘のこと、そして、4年間追いかけてきた絵本の仕上げを、最優先にして、さまざまなことを、後回しにしてきました。
ご連絡できなかったり、説明できなかったり、参加できなかったり、整理できなかったり。いろいろ、ご迷惑、ご心配をおかけして、ごめんなさい。
昨日、絵本で描かせてもらったお家に、お電話をおかけしました。上五島もコロナで生活が一変してしまったようですが、
「山も海もあって、畑があって、わたしは、しあわせ者」
と、いつもの言葉が聞けました。初めてお会いした時と、同じ言葉です。潮風が、ふあーっと心を抜けていくような、気持ちになります。
芯を持って、まっすぐ生きる人は、 いつも、この風の中にいるのだと思います。
相方が、「あそこは、もともと、自粛しているような生活だからね」と失礼な言い方をしていましたが、自分の段々畑を耕しながら、小さな教会を守り、日々の生活に明け暮れる人々は、一人の時間を多く持ち、その中で、常に、自分と向き合って、生きているのだと感じます。
わたしも、個として、芯を持って、社会にありたいと思いました。だれが、どう思うかではなく、なにが、正なのかは、自分で決めたい。そのために、抵抗しなきゃいけない時は、一人っきりになっても、淡々と、抵抗していく。潜伏キリシタンの方々も、そうやって教えを守ったんだな、と思いました。
とはいえ、同じ思いを持つ人の存在を、離れていても感じるから、個は、それぞれ、がんばれるのでしょう。
今回、わたし達に、信号を送ってくださった方たちに、大きな感謝を込めたいと思います。
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