2021年5月31日
トゲオハウス Coumfortable home for caterpillar
The board said "I am not here right now" |
Yes, he was. We improved his house planting the plants in order to give him fresh glass all the time. |
2021年5月29日
トゲオくん Cute Caterpillar
Nanoka's new friend, Togeo |
feeding time |
「あ、保育園にいたヤツ!ママ、つかまえておいてね」
「え、エサは、何をあげればいいの?ふつう、つかまえた場所の植物が餌だけど」
「わかんない。 保育園では、よくパンジーのところにいたけど」
イカツい風貌だけど、毒はないツマグロヒョウモンの幼虫。調べてみると、スミレ科の植物を食べるらしく、まさに、パンジーは正解。わが家では、畑のスミレをあげることにした。
トゲオと命名。
保育園では、パンジーをしょっちゅう植え替えしていたけど、ツマグロヒョウモンがモリモリ食べちゃうからだったんだなあ、と思った。子ども達が、触っても大丈夫なイモムシが、身近で育っていることで、自然と、小さな生き物への興味と愛情を育んでくれてたんだなあ。
ちなみに、ニホンミツバチが、園庭の木に巣を作った時は、イジワルしなければ大丈夫だよ、とハチとの共存を選んだ。ナノカは、「なにもしなければ、大丈夫だよ」と、動物のことをよく弁護している。
理想論より、実体験。生き物への愛情を育てるには、生き物と触れることが大切。思いやりを学ぶには、思いやりに触れることが、大切。
2021年5月27日
リトルアーティスト、再開します Next Art Class schedule
6月から、リトルアーティストを再開します。
お休みさせていただいている間に、「中高生向けに、もうちょっと、踏み込んだものを」とか、場所に関しても、希望を聞くことがあったので、今後、すこし、探ってみようかな、と思っています。
また、わたし自身、学校や教育について、いろいろ考えさせられることもあり、これからは、自分なりの視点で、より多くの体験を実験していきたいな、と気持ちを新たにしました。
ということで、早速、サンプル作ったり、企画を出そうと思いましたが、まだ、絵本の制作作業に絡んでまして、しっかり時間が取れません。来週中には、案内できると思います。
でも、日程だけ、お知らせしておきます。
6月13日 西地区公民館 9:30−11:30
内容は、色に関するもので、絵の具とクレヨンで絵を描きます。
ペン画教室も、感染状況を見ながら、ゆいまーると相談して、もし難しいようなら、こちらも、公民館スタートで始めようかと思います。
オンラインの方も、再開への要望が、、、うれしい限りです。こちらも、同じ内容で、まずは、家にあるものだけで、気軽に参加できる、絵からスタートしようかな、と思っています。
長らく、ご心配、おかけして、すみませんでした。
ナノカは、元気に、みんなと一緒に参加できるようになりました。お会いできるのを、彼女も、楽しみにしています。
グルメ旅行 Gourmet Trip
my very last Gourmet trip to Goto last December |
今週は、文章の提出が続いている。 ナノカが、
「ママ、ストレスが溜まったからって、自殺しちゃダメだよ!」
と言う。いや、ストレスが溜まっても、ママは、自殺はしないんじゃないかなあ、と答えると、
「ママ、ストレスで、グルメ旅行とかに行っちゃダメだよ!」
と言う。グルメ旅行、、、
逃亡しちゃダメだよ、と言いたかったんだろうけど、グルメ旅行は、切迫感が0パーセントで、ストレスのにおいが、まったくしない。むしろ、人生を謳歌しようという、積極的な活力を感じる。
グルメ旅行って、どんなのなんだろう?食べ歩きってこと?いや、グルメって言ってるから、豪華だったり、食の本質を突くような、なんか素材や伝統料理を食べるってこと?虫食べたりするやつ?
「グルメ旅行、したいねえ。」
「もうー、ダメだって!」
キミの発想は、いつも、牧歌的で、気がぬける。
2021年5月25日
いきものがかり Plants and worm
学校から帰宅後、失敗続きの花の種(多分、芽を鳥が食べちゃってる)を、ポットに撒く作戦に出た。
Put the soil into pot and put the seeds |
water it |
Carry carefully |
several of them done |
dance for prey |
結局、神頼み。
ちなみに、こんな虫を育てている。
this worm is on the fig leaf. |
あきらかに、害虫。調べたところ、ヤガの一種かなあ、と思う。キクキンウワバ?
ナノカは、最初育てることに、同意してなかったが、ちょっと観察したら、お尻だと思ってた方が、頭だったことがわかり、急に、「かわいい!」と言い出した。
今日、膜を張り出した。もう、蛹になるつもりだろうか。
ナノカは、それを見て、仮説を立てた。
「イチジクの葉っぱにいるのは、この膜の材料が、あのネバネバの白い液と関係あるんじゃないかな」
へえー。なんだか、ゆるい仮説だが、「自由研究にしてみたら?」と、奨めてみた。
「いや、わたし、もう、やること、決めてるんで」
ほう。なんでしょう。
「えっとねえ、そうだ、それぞれのタネが、何日で出てくるか、調べるの」
それは、農家や園芸の人たちに、すぐに役立ちそうな研究だ。そこで、気温、天気などを一緒に記録することを、奨めてみた。なにやら、きれいに紙にまとめていた。たぶん、この、きれいにまとめる作業が、一番、好きなんだろう。
ナノカの探究心は、とってもアバウトで、幼虫の存在自体を、しばしば忘れる。 まあ、これぐらいもアリかな、と思いながら、見ている。
やっぱり「科学者」どうかなあ、と思うけど、絶対、言わない。
2021年5月24日
まもる I will be your shelter
2月に、娘が学校内のトラブルで、体調を崩し、退学。その時、わたしは、2つのことに、生活の全てを絞った。
1、娘の体と心を、守ること。
2、4年間、追いかけ続けてきた、かんころもちの絵本を、無事、完成させること。
戦うことではなく、逃げることを選んだ。家の中に、これ以上の病人を増やさない。最小限のダメージに抑えて、仕事もやり遂げる。
そう決心したものの、納得できないこと、憤りや悲しみに引き込まれそうになることが、しばしば、あった。
そんな中、ずっと寄り添ってくれていた友人が、ヨシタケさんの絵本を手渡してくれた。
ヨシタケさんの本には、「わけわからん人からは、にげる!」という鉄則が書いてあった。
そっか、すくなくても、悪い状況から、思いっきりのスピードで逃げて、娘を守りきることはできたんだ。そう思ったら、つーっと涙が落ちた。
娘は、2月の中間発表会は降板してしまったが、今、舞台の本公演に向けて、せっせと土日に稽古に通っている。ゴールデンウィーク後、回復、著しい。
今週末は、台本をもらって、配役も発表された。彼女の役は、すべての源、佐世保を作った神様の役だ。子どもが、国づくりをするのね。いいなあ。
わたしは、絵本の原稿を全て提出して、その足で相方に代理店に連れて行かれて、スマホに切り替えた。そして、昨日は、ボサボサになっていた髪の毛を切った。現状を回すために、大きく動けなかった自分と、その間に重く引きずっていた長い髪の毛が、重なってるような気がした。切り落としたら、楽になった。
そういえば、数年前、わたし自身が、俳優講座に参加したことがある。その時の講師、ハイバイの岩井さんは、日常で出会う人間や事象を観察して、脚本、舞台を作り上げる人だった。岩井さんは、出会う人が癖があって、変な人であればあるほど、お!これは、ネタになるぞ、と観察しているように見えた。
昨日、そのことを思い出して、相方と「岩井さんを見習って、不条理は、どっかで、作品にしてやろうと思えば、楽に、受け止められるのかな」と話した。いつか、消化して、よくよく発酵させて、どぎついエグミが消えた頃、それは、笑い飛ばして、涙がつーっと流れるような、物語になるのだろうか。
2021年5月20日
あなたは、何タイプ? which type of reader are you?
Nanoka made Q &A to lead the three type readers |
疲れたと言いながらも、夕食時、おしゃべりに花を咲かす。お風呂から出て、残りの宿題をして、さらに、寝るギリギリまで、なんかしていた。
学校に出かけてから、机を見ると、「あなたはどのタイプ?ぴったりの本は、これ!」という冊子が置いてあった。これを、作っていたのか。
どっから、その余力が出てきたんだろう。子ども、すげえな。
2021年5月17日
科学者 Scientist
バタフライピーのお茶で実験。先週のティータイムに遊ぶ。Harb tea's color changed with lemon and soda |
うれしそう。She looked very excited. |
最後の書き文字作業が、まさかのやり直しとなり、金曜日1日でガーッと仕上げたら、急性腱鞘炎になった。痛い、、、でも、本当に、本当に、作業は終了。
さて、ナノカさん。先日、「もっと勉強したい」「研究者になりたい」と夢を語ってくれたが、「なんの研究者?」と聞くと、「えっとねえ、科学者」と答えた。
まさかの、理系!?本当?あなた、さまざまな現象を、だいたい魔法で結論づけてますよね?
ちなみに、学校のクラブ活動で、「科学クラブ」を選んだとのこと。第一希望は、プログラミングだった。本当に、興味あるんだ。
以前、脳の番組で、建築科に行く女子の数の少なさが話題になってた時に、「現存の建築学は、数学的なアプローチが中心となり、どうしても女性にはとっつきにくい」という話をしていた。理系に進む女子が少ないのも、既存の「理系」に対する、苦手意識だ。でも、その番組では、女性には違った「建築」へのアプローチがあるはずで、そうなれば女性が建築に向いていない、という事実はなくなる、とも言っていた。アプローチの仕方で、建築そのものが、違ったものに変化していく可能性があるという。他の学問も、もともと男性が中心にベースを作ったものも多く、もしかしたら、今までの考え方、手法から離れることで開ける道が、先の先には、あるのかもしれない。
数学的センスに自信がない母は、自分によく似た娘を、理系だとは思わなかったが、そういう固定概念も、邪魔なだけだろうな、と思う。興味のあることは、とことんやって、好きになったり、嫌いになったり、あきらめたり、しつこく追求したり、自分で道を見つけていけばいい。
ちなみに、ナノカが今、興味があるのは、「絶滅した生物」。どちらかといえば、社会学的な話なのだろうか。
ここ数ヶ月間、わたしは締め切りに頭がいっぱいで、絶滅した生き物だけではなく、縄文時代の調理方法も、忍者の技も、興味が持てなかったが、また、ナノカと一緒に、実験したり、調べたり、遊びに行ったりしたいな、と思う。
2021年5月13日
モジモジ handwriting for the book
今日は、1日、描き文字を、描きまくりました。
絵本1冊分で、結構な量になりました。デザイナーさんの作業が、大変だ。
終わりに近づき、手が疲れてきて、ちょっと、心配しましたが、なんとか、終わりました。
ナノカが、公立小学校に戻ったので、毎日、漢字の練習をします。彼女は、「美しく、ノートを仕上げる」ということに、こだわりが強いので、ものすごく、時間がかかります。でも、できあがりは、とても、きれい。わが家では、彼女の漢字練習帳を、「写経」と呼んでいます。
彼女は、左利きなので、はねやはらいが不自然な軌跡を描き、習字も、硬筆も、本来の美文字に、なかなか、近づくことができません。でも、バランスのよい空間配置がなされていて、とても、心地よく感じます。
人間が、手で書いた文字は、パソコンの文字ほど、読みやすくはないかもしれませんが、とても、愛らしい。なんででしょうね。
今回の絵本に、たくさんの描き文字を入れることができて、とても、うれしいです。
2021年5月12日
カ・イ・ホ・ウ・カ・ン DONE
原画作業、終わりました。まだまだ、今週いっぱい、他作業がありますが、ホッとしました。大混乱の中、やり切ったこと、とりあえず、家族みんな、ほめ合いたいと思います。
体調を崩した娘のこと、そして、4年間追いかけてきた絵本の仕上げを、最優先にして、さまざまなことを、後回しにしてきました。
ご連絡できなかったり、説明できなかったり、参加できなかったり、整理できなかったり。いろいろ、ご迷惑、ご心配をおかけして、ごめんなさい。
昨日、絵本で描かせてもらったお家に、お電話をおかけしました。上五島もコロナで生活が一変してしまったようですが、
「山も海もあって、畑があって、わたしは、しあわせ者」
と、いつもの言葉が聞けました。初めてお会いした時と、同じ言葉です。潮風が、ふあーっと心を抜けていくような、気持ちになります。
芯を持って、まっすぐ生きる人は、 いつも、この風の中にいるのだと思います。
相方が、「あそこは、もともと、自粛しているような生活だからね」と失礼な言い方をしていましたが、自分の段々畑を耕しながら、小さな教会を守り、日々の生活に明け暮れる人々は、一人の時間を多く持ち、その中で、常に、自分と向き合って、生きているのだと感じます。
わたしも、個として、芯を持って、社会にありたいと思いました。だれが、どう思うかではなく、なにが、正なのかは、自分で決めたい。そのために、抵抗しなきゃいけない時は、一人っきりになっても、淡々と、抵抗していく。潜伏キリシタンの方々も、そうやって教えを守ったんだな、と思いました。
とはいえ、同じ思いを持つ人の存在を、離れていても感じるから、個は、それぞれ、がんばれるのでしょう。
今回、わたし達に、信号を送ってくださった方たちに、大きな感謝を込めたいと思います。