Nanoka's summer project last year-plastic on the beach. |
海水浴に行った海で、ゴミを拾い、プラスチックごみの多さを体感した。
この研究は、1日だけ体育館の壁に貼られて、そのまま、返ってきた。
特にコメントもなく、「こんな風に、次は取り組んでみたら?」のアドバイスもなく、
ただ、ふつうに返却されて、終わった。
たくさんの児童がいて、それぞれにコメントをするのも
大変だし、当時は、「そんなものだよね」と思ったけれど、
「もう少し、子どもの熱意や気持ちを、
受け止めて、方向付けして欲しいな」とも、思ったのが正直なところ。
子どもの、研究心や、正義感、疑問、
といったものの行き先が、ないように感じた。
(各ご家庭で、やってね、て事なんでしょうが)
よく、大人から聞くのは、
「そんな事を、学校に求めるのは、甘え」
「自分たちの時代なんて、なにも、なかった」
「教師に、叩かれたけど、立派に育った」
というような、「昔より、マシ」だから「変化、不要」論だ。
でも、昔がもっとひどかったからって、
今、変わらなくていい理由になるのかな。
求められるものも、生き方も変わっていくのに、
世界で、子どもがさまざまな発言をしているが、
「真実をついている」
ことが、多いと思う。
それに対し、
大人は、「変われない」と言うのみ。
でも、どの話も、言い訳ばかりに感じる。
子どもの「変えたい」気持ちは、尊重してやってほしい。
未熟かもしれない。粗もあるだろう。
でも、頭ごなしに、批判して、何になる?
知恵や、知識や、技術を持っている大人が、
力を合わせて、次の世代のサポートをしてあげたら、
「変わる」かもしれない。
ニューヨークにいた時、
カフェでたまたま隣に座ったおば様と仲良くなり、
お話ししてたら、「うちね、あそこの公園の掃除を、
毎週、土曜日の朝にしてるのよ」と教えてくれた。
おば様は、夫婦で、思いつきで掃除をし始めたのだけど、
そうしたら、声をかけてきた若者が、加わり、
次々と人が集まり、今では、結構な集まりになってる、
と言っていた。
そして「楽しいのよ」と、笑った。
行動は、一人の思いつきから生まれ、
その変化がよいと感じる人につながり、
素直に反応が広がり、世界は変わっていく。
ニューヨークの子達は、大人のその姿を見て、
「行動するって、いい事なんだ」と育ったんだな、て思った。
うちの子も、そう、育って欲しい。
すべての子にも、そう、信じさせてあげたい。
君が疑問に思って、調べたことは、価値がある。
その姿勢は、とても、尊い。
ずっと、その気持ちを持って、社会を作っていってね。
学校は、そう言ってあげられる場所で、あって欲しい。
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