2019年9月11日

カンコロの島紀行8月Goto Article August

カンコロの島紀行8月26日掲載分です。

こじこじぱんは、小値賀町の大人気パン屋さんですが、
それは、おいしくて、大人気、というだけでなく、
この島が好きで、
この島と生きていくためには、どうするべきか、
この島は、何を望んでいるのか、
と考えて起業した、
若い移住者の試みと努力が、伝わるからなのかな、
と思いました。

カンコロ餅との関係からいくと、
「サツマイモ」が主食に練り込まれてる、
という所で注目しました。

現代人は、おいしいものを選んで食べられるようになり、
伝統食は消えていく。
その流れは、当たり前だけど、「ダメ」と言って、
止められるものではありません。

ただ、何がその土地で、自然に採れるのか、など
まったく無関係でいいのかと言えば、
無理な栽培による農薬や化学肥料の問題や、
輸送にかかる燃料、ポスタハーベストの危険性、
自然への負担、健康へのリスク、社会の構造の問題など
いろいろ、つながってもいます。

ある人の「食べる」は、いろんなところで、
いろんな人の人生に、地球環境に、大きく関わっていく。
食べるたびに、そのことを意識するのは、ムリだけど、
こんな風に、自然に取り込まれていたら、
とても、いいことだな、と思いました。

楽しく、おいしく、それでいて、土地にやさしい。
小値賀に行かなきゃ食べられないのですが、
こじこじぱんが、食べたくなります。

0 件のコメント: