カンコロの島紀行8月26日掲載分です。
こじこじぱんは、小値賀町の大人気パン屋さんですが、
それは、おいしくて、大人気、というだけでなく、
この島が好きで、
この島と生きていくためには、どうするべきか、
この島は、何を望んでいるのか、
と考えて起業した、
若い移住者の試みと努力が、伝わるからなのかな、
と思いました。
カンコロ餅との関係からいくと、
「サツマイモ」が主食に練り込まれてる、
という所で注目しました。
現代人は、おいしいものを選んで食べられるようになり、
伝統食は消えていく。
その流れは、当たり前だけど、「ダメ」と言って、
止められるものではありません。
ただ、何がその土地で、自然に採れるのか、など
まったく無関係でいいのかと言えば、
無理な栽培による農薬や化学肥料の問題や、
輸送にかかる燃料、ポスタハーベストの危険性、
自然への負担、健康へのリスク、社会の構造の問題など
いろいろ、つながってもいます。
ある人の「食べる」は、いろんなところで、
いろんな人の人生に、地球環境に、大きく関わっていく。
食べるたびに、そのことを意識するのは、ムリだけど、
こんな風に、自然に取り込まれていたら、
とても、いいことだな、と思いました。
楽しく、おいしく、それでいて、土地にやさしい。
小値賀に行かなきゃ食べられないのですが、
こじこじぱんが、食べたくなります。
0 件のコメント:
コメントを投稿