2019年7月25日

「その後」がだいじ Influence

次の日、引っ越してしまう仲間に、バッジをプレゼント Nanoka made presento budge for my friend who will move.
こちらは、バッジ交換をしました。左:なのか作 木 右:ママ作 鳥 We exchange the budges each other. Left: Tree by Nanoka  Right :Bird by Me
先日、家で、バッジづくりのリトルアーティストをしましたが、
なのかは、最初の30分ほどで1個作ると、
あとは、本を読んだり、遊んでいました。

彼女は、思いつきで、物を作るタイプなので、
最初の5分で、作るものを決めて、次の5分で、デザインして、
次の30分で、作品を仕上げてしまいます。

ほかの親御さんに、よく、
「もっと、じっくり、取り組んでほしい」とか
「なかなか、描き始められない」とか
お子さんの絵のことで、いろいろ、相談されることがありますが、
それぞれ、性格や、取り組み方が違うので、
制作態度も個性の一つとして、できるだけ尊重したいな、と思います。

うちの子のように、最初の「作りたい!」の気持ちで、
一気に仕上げるタイプの子にとって、「できた!」と思った後に、
あれこれ言われ、さらに続けるのは、けっこうな苦痛になります。

私自身が、しつこく、長時間、いくらでも絵を描いていた
タイプだったので、正直、自分の娘が、一瞬で絵を描いて、去っていくのは、
「えーーーーーーーーーーーーーーー」
と思いますが、幼少期から、変わらないので、持って生まれたものなのでしょう。

なのかは、とても、楽しそうな線で、一点の迷いもなく、描きます。
それは、私には、できないことで、
だから、これをよしとしたい。

リトルアーティストで、子ども達の制作する様子を見ていると、
アプローチも、千差万別で、個性だな、と思います。
そして、どれも、正解なんですよね。

海外の美大に行きましたが、その段階になると、技術的に優れた人間なんて
いくらでもいて、最後に必要なのは「個性」だと痛感しました。
子ども達のもつ、「癖」や「傾向」「ものの見方」なんかも
「個性」なのだと尊重したい。

できあがったものの完成度や、評価を、気にしてしまいがちですが、
あるいは、どれだけ、時間をかけたか、や、描き込み具合なんかも
気になってしまいがちですが、本当に大切なのは、
自分の中から出てきたものが、表現できたか、です。
そして、それに、失敗したって、大したことではないのです。
今回も、なにか、新しいことに挑戦した、ということだから。

なのかは、リトルアーティストが終わってから、
「もう一回バッジが作りたい」と言って、
アトリエで一人で、黙々と作業していました。
そして、次の日には、さらに、もう一個。

楽しい経験を通し、自分の次の課題を見つけ、
果敢にチャレンジしていく。

自発的に、何日後かに、描いてる姿、作ってる姿を見ると、
「あれ、よかったんだな」
と思います。
作品の出来を見て、決めることじゃないです。
本人の中で、なにか、エネルギーに変わるものが、残ったということです。

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