2019年5月9日

こうばる探検隊 春の巻 Nature study at dam planned place

5月6日、
「こうばる探検隊 春の巻 野原の虫とも、河原の虫とも、なかよくなっちゃおう」
を開催しました。

前回の、こうばる探検隊は、冬で、虫が少なかったため、
「薪拾って、焚き火、焼き芋」という、イベントを加えましたが、
今回は、虫の活動の季節まっさかり。
昆虫博士の、西澤先生と、たっぷり、陸の虫と、水中の虫を
観察しまくる1日となりました。
地図を見て、今日、まわる場所を確認。
野原で、みんなで輪になって、真ん中に虫を集めるよ。
特別ゲスト 巻さんと、歌う。
河原に向かう
西澤先生が、川の虫集めを見せてくれる。
さあ、みんなで、川の生き物を集めてこよう
ヤゴ、トビゲラの幼虫、ドロ虫、ドンコ、カワムツ、ミズトンボ、カニ、カエル。
 西澤先生は、
「虫は、小さくて、弱い。
つかんだり、乱暴にあつかう奴は、弱虫だ。
強い奴は、やさしくできるはずだ。」
と、虫に対する、接し方を、子どもにわかりやすく、話してくれました。

最後には、
「こんな風に、たくさんの生き物が住める、自然が、
ぼくは、大好きだ。みんなも、いっぱい、遊んで欲しい。
こういう自然は、とっても、少なくなっている。
たいせつにしなくちゃいけない。
今日から、君たちにできることもある。
水を大切にすること。
だから、これ以上、水はいらないよ、て言うこと。」
と、子どもたちに、メッセージをいただきました。

今回、自然観察会をした「こうばる」地区は、
50年以上前に計画された「石木ダム」の予定地で、
今も、13世帯の方が、暮らしています。
ダムの主な目的は、佐世保市の水の確保と、川棚川の治水です。

ただし、近年の人口減、節水の発達などで、水がこれ以上必要なのか、
また、水の貯めてあるダムでは、治水をまかなうことができないのではないか、
多額の建設・管理費用が、水道料金あるいは税金として、次世代に残されていくのでは、等
今でも、その計画が必要であるのか、議論の必要があると思います。
 賛成とか、反対とか、ではなく、
一人一人が、自分の関わる問題だと、感じて欲しい。

この里山の豊かな自然の中で、楽しく遊ぶ。
自然を好きになってもらう。
どう感じるか、これからどうするかは、
訪れた人、それぞれに判断をゆだねたい。

それほど、自然派だった訳でもない娘も、
通う度に、生き物や自然が、好きになってると感じます。
(デコボコのカエルを、かわいいと言って、つかまえてました)
そして、すこしずつ、まわりや、自然や、社会のことに、
気がつくようになってると感じます。


こうばる探検隊は、これからも、まだ、続いていきそう。
子ども達の目を通して、私も、いっしょに、考えていけたらな、と思います。

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