2019年5月19日

手づくり Hand Made

ナノカの新しい上靴に、ハクビシンと I decorated Nanoka's shoes
アカハライモリをデコってみた
ナノカは、子ども劇場のプレゼントの刺繍を担当 Nanoka embroidery
がんばりました as a present for the actors of puppets play next week.
先日、子ども同士で、パーティーの
ビンゴの景品について、話し合っていて、
ナノカが、
「(予算がかからない)手づくりのものにしたら、どうだろう?」
と提案したら、
「手づくりする時間がもったいない」
と却下されたと言っていた。

実際、手づくりが、非効率で、不合理な時代になったなあ、と
思う。

100均で、雑巾だって、なんだって、手軽に買えるし、
使い捨てできる、さまざまな商品があるし、
それらは、どれも、それなりの見栄えがする。

一方、手づくりって、1時間から、下手すると、半日ぐらい時間を取り(もっと?)
それでいて、必ずしも、見場のいいものができるとも限らない。
普通に労働したら、1時間1000円近く稼げたりするし、
よっぽど、買ってしまった方が、効率的だ。

大人が、そう思いながら、生活してるので、
社会慣れしてきたら、子どもだって、
それぐらいの計算は、するだろう。

私は、
「手づくり」が、生業で、喜びで、
そして、愛情表現で、誇りなので、
随分、非効率な時空間で、子育てしてきた気がする。

そこで犠牲になった時間が、
今、いろんなところで、シワシワに、しわ寄せて、
問題を起こしてるのかもしれない。

でも、そのおかげで、娘は、前近代的な、この作業を、
「めんどうだ」とは、感じないようだ。
劇団の人のため、チクチクと、縫っていく。

時短、時短、と効率化が求められる、世の中で、
こうして、差し出せる時間を持つことは、
逆に、とても、贅沢なのかな、と思った。

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