2017年6月12日

早岐茶市 Old Market at Haiki

今年は、茶市に、行けず、
梅市に、ようやく、梅を買いに行った。

安土桃山から続く、古い古い、早岐茶市。
「針生のおばちゃんが、そろそろ梅を持ってくるはず」
「あの、大きな鯖と鯵の干物が欲しい」
「新茶の時期にしかない、玉茶を買っておこう」 
など、毎年恒例の、「あれ」を目指して、買い物に行く。
特に、約束してるわけでもないけれど、
行けば、今年も同じ顔があり、いつもの物が並ぶ。

今、1年を通して、あちこちで、
物産展、マルシェ的な地域おこしイベントが、行われている。
それはそれで、楽しいし、物によっては、コンセプトやニーズが
うまく行って、軌道に乗っているものもあるのだろう。
でも、乱立している感は否めないし、
10年後も、このイベント、あるのかな、と感じることもある。

ちょうど、「本物」ってなんでしょうね、という話を、知人としていた。

カウンセラーをしている友人がいる。
大学、大学院で心理学を学び、国家資格を取り、
そして、現場で働きながら、学会に出席し、論文も発表し、
学生時代から、20年以上、その分野に携わっている。

一方で、◯◯カウンセラー、◯◯アドバイザー、と名乗る人、増えたなあ、と感じる。
その中には、数回の講座を受け、なんらかの資格を取ると、
いろんなアドバイスを、することができるものも、多い。

後者が一方的にダメだ、という訳ではない。
その方が、誰かのニーズには応えている時もあるかもしれない。
気軽さや、値段の安さなど、本物より、本物に近い物、が売れることもある。
でも、そうなれば、そもそもの、本物は、衰退していく。 
それも、時代の流れなのだよ、と言われれば、そうなのかもしれない。

こういう状況が、世の中に、あふれていて、
モノだけではなく、情報まで乱立している様子に
薄めた文化を消費しているような、気分になることがある。

早岐茶市に行くと、「本物」感がある。
これは、時の流れを生き延びて、できあがったものなのか。
なんだか、しんみり、考えてしまった。

自分は、ちゃんと、「本物」なのだろうか?
梅4キロは、2キロずつ、梅シロップと梅干しを仕込んだ。
梅と砂糖、梅と塩、が混じり合う姿は、混じり気なしの、本物。
質実剛健だなあ、と眺めていると、なんか、ホッとする。
梅市に参戦。I went to buy 4kg prums and 4 big half-dried fish etc.
朝一番に行ったので、のんびり、市の人たちの様子を見物。牛とか、ゴザとか、歴史を感じる。I listened to the chatting of market people and felt their long history-They came to here carried by cow in childhood etc.
近所の子供が、市のおばちゃんに質問したり、おしゃべりしたりしていた。Local kids came for field study and interviewed people about prum etc. Very sweet.
梅仕事。家族は、非協力的ですが、、、only I am working on prums at night,,,

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