2017年6月4日

リトルアーティスト「はまべでアート」Little Artist "Beach Art"

「おしろを、作る」と決めて、
兄弟、親子で、協力して、城壁と、たくさんの建物を建てる。白い砂をかけて、旗を立て、
完成!モロッコとか、城壁都市みたい。建物が2重になっていて、立体感も出ました。
みんなが砂を盛り上げて、作っている中、一人だけ、「彫り込んで」チョウチョを作りました。発想に脱帽!
こちらは、「プレゼント」中に、豚皮など、いろんなものが入っています。中身や内容にこだわって、制作していました。
「顔を作る」とはじめて、口のところで、貝殻で歯を作ることを思いつき、
苦労して、20本集めて、完成させました。
海藻や、石など、形や、色、質感にこだわって、仕上げてあります。
こちらは、中に乗れる電車を、作ってたんですが、途中で、破壊の方に目覚めてしまいました。
こちらは、素材探しにほとんどの時間を費やしていました。牡蠣の殻を使った、椅子とテーブルがかっこいい「家」です。
いろいろな材料を使い、島を黙々と、作っていきます。
海藻の種類や色で、森を表現し、地面の部分には、裂いた木や、貝などをしきつめて、二つの海も周りに作ります。
のぞきこむと、さまざまな素材を使い分けているのが、わかります。見飽きないですね。
こちらは、海から、つながってるんだそうです。
そして、魔女の世界。クラゲバーベキューなど、独特の世界観を、お話をたっぷりこめて、作りました。
大好きな恐竜スピノサウルスと海!
背中のトゲトゲを、いろんな材料で、表現しました。
無人島を作っていたのですが、
最後に、白い砂の上に水をかけて、完成させました。自然にできた模様が美しいですね。時間が経つと、消えていってしまう美しさ。まさに、今回のテーマです。
白浜海岸に集合して、「環境アート」と呼ばれる、
自然を使った、彫刻にチャレンジしました。

そもそも、彫刻自体、接点が少ないかと思い、
彫刻の歴史の話から、始めました。
大理石や銅像から始まり、布やビニール、 陶器など
いろんなものを使って、作られている現代の彫刻まで、紹介しました。

その中でも、自然の中で、自然のものを使って作られる「環境アート」。
自然の中で、太陽の光を受けて、印象が変化したり、
風雨にうたれて、形が変化していくことも、アートの一環になります。
いつかは、消えてしまう、その「無常感」も、
何億という値段がついていく、美術館のアートとは、違います。

自然素材って、なんだろう?て事を、考える機会にもなれば、と
麻紐や、麻袋、綿の糸、和紙、豚皮、などを持って行きました。
(一部、作品に使っている子供達もいました)

消えてしまうアートなので、
製作後、みんなで、「鑑賞ツアー」をしました。
ひとりひとり、堂々と、発表してくれました。
全く違う、発想で作ったものを、鑑賞することができて、
お互い、刺激にもなりました。

立体も、小さなうちから、いろいろ、チャレンジさせてあげたいな、と
思いつつ、どうしても、技術的、時間的、材料的、場所的な問題があって、
触れる機会が少なくなりがちですが、
自由自在に形が変化する砂を材料にすれば、結構、大きな作品も作れます。
(残らない、というのも、親的には、助かりますしね)

これから、海や山にキャンプに行ったりすると思います。
材料も時間もいっぱいあるし、また、クリエイティブな気持ちになって、
消えてしまうけれど、かっこいいものを、いっぱい作って、
発想を広げていってほしいな、と思います。

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