2019年11月13日

真の本好きとは She was addicted to books

図書館で排籍になった本。よい本が、もらえた。books library gave away.
「読み聞かせ」の素晴らしさを、伝えて欲しいと依頼され、
何度か、講演をしたことがあるが、
実は、自分の娘への、読み聞かせは、もう辞めてしまった。

とにかく、ナノカが、「貪り食う」ように、本を読むので、
読み聞かせる必要性がなくなってしまったのだ。

図書館に連れて行くと、相方や私の権利を使って、約20冊ほど手に入れるが、
1週間も経たないうちに、食い尽くしてしまう。
いつも、本に飢えていて、ハイエナのようにウロウロしている。
下手をすると、私が借りてきた「変えよう、学校のシステム」とかを覗いている。
(さすがに、新書や、実用書は、読みにくいようだ)

東彼杵図書館で「持って行ってください。一人2冊まで」の張り紙を見て、
たまには、1話ずつ読んであげようと、分厚い本をもらってみた。

でも、私が読む隙もなく、勝手にボリボリと読み進み、
終わった瞬間に
「終わっちゃった、、、」
と悲しげに言った。おもしろかったようだ。

勢いのあるうちに、ロシア文学とか、明治の文豪とか、
ヘビーなやつを、読ませちゃおうか。

ちなみに、私は、中学生の夏休み、
トルストイの「戦争と平和」を手にしたが、
戦闘シーンと、やたら気絶する女性と、似たような名前の登場人物に
手こずって、睡魔に襲われ、気づくと、ページだけ進んでいる、
を繰り返して、断念した過去がある。

本当の、活字好きは、入り組んでいれば、いるほど、
長ければ、長いほど、
難解であれば、難解であるほど、
喜んで、読むのかもしれない。
さて、ナノちゃんは、どのあたりの、本好きでしょうか。
ようやく、かんころ餅の本の構想に入りましたI started to work on books on Kankoro mochi.
さて、今日は、ナノカが、学校に宿泊で、帰ってきません。
この「夕方になって、お迎えの時間を気にしなくていい」は、
意外と、大きいものです。
後ろを気にせず、作業ができます。

かんころ餅を1冊の本に収めるのは、なかなか、難しい。
なにを書いて、なにを書かずにいるか。
40ページもあるけど、読むのは、子ども。
一本の線のように、つながった、一つの物語ではありたい。
結構、悩みます。

ビジュアルで、瞬時に情報を伝えることができるようになった昨今。
少々デジタルに拒否反応がある私でも、Youtubeや、画像で世界中に発信することの
影響力を、感じずには、いられません。

そんな中で、3年程かけて取材して、40ページに収めて、
さらに2、3年をかけて、制作していく、アナログ形式な文化が、
今後、どれほど、残っていくのか、考えてしまいます。

文字は、抽象的なことを表す、記号。
読書には、記号の羅列を、読み取って、
頭の中で、世界を再構築するという作業があります。
それを、読み手に、負担させるのが、書籍という媒体。

その負担を、面倒だと感じる人は、これから、増えていくでしょう。
これから、どう、文化は変化していくんだろう。

ガラケーのように、ガラパゴスな発達をしているナノカの
将来を、ちょっと、危ぶむ母でした。
いや、私のせいなのだろうけど、、、

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