2019年11月13日

青い鳥 Blue Bird

栽培した落花生を、煎る。roasted the peanuts from our farm
できた!Done!
栽培したサツマイモを干し芋に。Dried sweet potate and apple under the sun
干し芋+干しリンゴ+カマンベールチーズ Dried potato and apple and cheese.
毎朝、毎夕、ナノカを駅まで、送迎している。
徒歩20分強。

自転車を買ったので、引いて送っていき、帰りは、
ビューと乗って帰るようになった。

送迎の帰り道、住宅の間を、蛍がいるような水路が流れている。
そこを、飛んでいく鳥の、青い羽を時々見ることがあって、
「カワセミ?」とは思っていたが、
先日、へりに留まっている所を見つけた。
ちゃんと、カワセミのシルエットだった。

最近、地方なのか、都会なのか、みたいな議論を、
ラジオでも、巷でも、よく聞く。
地方は、住宅費は安いが、交通コストなどが意外にかかる。
計算すると、 それほど、生活費に、差は出ないらしい。

美術展やコンサート、ワークショップなどの選択肢は狭いし、
映画館もない、大学もない、たまに来るのは、回覧板。
(そして、その回覧板は、数時間内に、次に回さないといけない)

私自身の仕事の範囲も制限される。
ゆえに、子どもに必要な費用(教育費など)を用意しようとすると、
地方は、非常に頭がいたい。

でも、カワセミの青い羽を見ると、無条件に、
「子ども時代は、ここで、よかったなあ」と思ってしまう。
日々の生活で、自然が放つ、さまざまな現象が、
深く、大きいものを、意識させてくれるからだ。

遠くで、薪を燃やしていると、においで気づく。

野花の蜜を吸う子ども達。
かすかな甘みを、味わう。

昨日は、満月で大潮。
河口付近の川の水位が、ぐっと下がっていた。

音、におい、色、手ざわり、味。

それは、身体中、心中に、染みついて、
深い深い、色合いとなって、人を、作っていく。

「感じる心」や、「ひろがった視野」を、
評価する術は、ない。
学歴、IQ、偏差値、年収、社会的地位、のように
わかりやすくないので、結局、
振り返られることがないのかもしれない。

でも、しゃべると、わかる。
立派な肩書きでも、ちっとも、楽しくない、相手がいる。
逆に、無名のおばちゃんでも、深くて、おもしろい人がいる。

測りにくい価値をも、大切にできたら、
人生に余裕を取り戻し、
人に寛容になれ、
しあわせな人も増えるんじゃないか。

子ども時代を満喫する娘を見ると、
これを、わざわざ、奪ってしまうのは、もったいないと思う。
しあわせは、本当に、小さくて、身近なものに、宿る。

0 件のコメント: