2019年4月2日

レンゲつみ Picking flowers

お弁当を作って、making lunch together
近所で花見。誰もいない空き地いっぱいの桜。brought to the cherry blossom field in neighbour
バク!good!
枝が下がっていて、よく観察できるため、この後、スケッチすることに。Cherry Blossom bloomed in low brunches, so we decided to draw them
原稿を郵便局に持って行った帰り。レンゲ畑。On the way home after post office
お花たば作り She was happy to make flower brunch
勝手に自宅学習期間を2週間、設けてしまったため、
もう、長いこと、ナノカが家にいる。
春休みが、夏休みレベルのなってしまった。

学童にも行かせてないので、
横にいる状態で、仕事をしなくてはいけない。

私は、原画や原稿を仕上げてる時に、
話しかけられたり、見られたりするのが、苦手で、
昨日も、締め切り前の原稿を仕上げながら、ピリピリしてしまった。
それでも、ナノカは、私のいる部屋で、本を読みたがる。

午前中に、下書きが済んだので、罪ほろぼしに、
お弁当を作って、花見に行った。

満開の桜を見ているうちに、
「ママ、家に戻って、絵の道具持ってきて。
スケッチがしたい」
と言い出す。
自分で思いついた事、意欲的な事ではあるので、
絵の道具を持ってくると、一生懸命、描き始めた。

桜は、描きにくいものの代表みたいな花だ。
花を、「描かない」という描き方をする。

外は風が冷たく、今度は、ナノカが、ひざ掛けを取りに自宅に戻る。
その間に、突風で、水入れが倒れた。
敷物も道具も、水びたしに。

中止。

自宅に戻り、原稿を仕上げる。
そして、あわてて、郵便局に走る。
一人で留守番ができないので、ナノカを連れていく。

水路には湧き水が流れ、春の草花が咲き誇り、
当然、ナノカは、キョロキョロしながら、歩くので、遅い。
はやく、はやく、と叱りつけながら、歩く。

用事がなんとか、終わったので、道の駅でお茶を飲み、
帰ろうとすると、「こっちの道を行きたい」と主張する。
そこは、民家の真ん中に、レンゲ畑があるのだ。

畑に降りて、レンゲを摘んでいると、
「あら、何してるかと思えば」
と、知らないおばあちゃんが声をかけてきた。

レンゲ摘みをしてる子、久々に見たわ、
と言われる。
「都会には、レンゲ畑、ないものね。東彼杵はあるけどね。」
そして、白いレンゲがたまに、あること、
レンゲで花かんむりが作れること、
おばあちゃんは、小さいころ、レンゲ畑で、寝っ転がって遊んだこと、
を教えてくれた。

私が、最後にレンゲ摘みをしたのは、中学1年生の春だった。
下校中に摘んでいたら、こわーい先輩に、
「あいつ、バカじゃね?」
と言われてるよ、と近所のお姉さんに、言われた。
そこから、大人の世界に、少しずつ、巻き込まれて行ったのかな。

レンゲの花束ができて、
川の土手を、ノビルを引っこ抜きながら、帰る。
途中、ヒバリの鳴き声が聞こえたり、
水路に、ホタルのエサになる、カワニナがいるのを確認したり、
ここが、まだ、自然の楽園であることを、知る。

そんな自然が身近にあっても、
レンゲを摘む親子は、私たちだけだと聞いて、
きっと、この里にあっても、母は、働きに出て、忙しいのだな、と思った。
手元にある時間を、お金に還元しないと、いけない時代なのだ。

家に戻ると、万歩計が、1万歩を超えていた。
原稿を、郵便局に出しに行っただけなのに、、、
さすがに、グッタリ。

これは、大切だな、させてあげたい、
という気持ちと、
現代社会に生きて、経済活動に粛々と参加しなきゃいけない、
という事情のはざまで、
母は、ゆれ動く。

とりあえず、今日は、帰り際に見つけた、一面のレンゲ畑で
花かんむりを教えてあげる約束をしている。

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