お弁当を作って、making lunch together |
近所で花見。誰もいない空き地いっぱいの桜。brought to the cherry blossom field in neighbour |
バク!good! |
枝が下がっていて、よく観察できるため、この後、スケッチすることに。Cherry Blossom bloomed in low brunches, so we decided to draw them |
原稿を郵便局に持って行った帰り。レンゲ畑。On the way home after post office |
お花たば作り She was happy to make flower brunch |
もう、長いこと、ナノカが家にいる。
春休みが、夏休みレベルのなってしまった。
学童にも行かせてないので、
横にいる状態で、仕事をしなくてはいけない。
私は、原画や原稿を仕上げてる時に、
話しかけられたり、見られたりするのが、苦手で、
昨日も、締め切り前の原稿を仕上げながら、ピリピリしてしまった。
それでも、ナノカは、私のいる部屋で、本を読みたがる。
午前中に、下書きが済んだので、罪ほろぼしに、
お弁当を作って、花見に行った。
満開の桜を見ているうちに、
「ママ、家に戻って、絵の道具持ってきて。
スケッチがしたい」
と言い出す。
自分で思いついた事、意欲的な事ではあるので、
絵の道具を持ってくると、一生懸命、描き始めた。
桜は、描きにくいものの代表みたいな花だ。
花を、「描かない」という描き方をする。
外は風が冷たく、今度は、ナノカが、ひざ掛けを取りに自宅に戻る。
その間に、突風で、水入れが倒れた。
敷物も道具も、水びたしに。
中止。
自宅に戻り、原稿を仕上げる。
そして、あわてて、郵便局に走る。
一人で留守番ができないので、ナノカを連れていく。
水路には湧き水が流れ、春の草花が咲き誇り、
当然、ナノカは、キョロキョロしながら、歩くので、遅い。
はやく、はやく、と叱りつけながら、歩く。
用事がなんとか、終わったので、道の駅でお茶を飲み、
帰ろうとすると、「こっちの道を行きたい」と主張する。
そこは、民家の真ん中に、レンゲ畑があるのだ。
畑に降りて、レンゲを摘んでいると、
「あら、何してるかと思えば」
と、知らないおばあちゃんが声をかけてきた。
レンゲ摘みをしてる子、久々に見たわ、
と言われる。
「都会には、レンゲ畑、ないものね。東彼杵はあるけどね。」
そして、白いレンゲがたまに、あること、
レンゲで花かんむりが作れること、
おばあちゃんは、小さいころ、レンゲ畑で、寝っ転がって遊んだこと、
を教えてくれた。
私が、最後にレンゲ摘みをしたのは、中学1年生の春だった。
下校中に摘んでいたら、こわーい先輩に、
「あいつ、バカじゃね?」
と言われてるよ、と近所のお姉さんに、言われた。
そこから、大人の世界に、少しずつ、巻き込まれて行ったのかな。
レンゲの花束ができて、
川の土手を、ノビルを引っこ抜きながら、帰る。
途中、ヒバリの鳴き声が聞こえたり、
水路に、ホタルのエサになる、カワニナがいるのを確認したり、
ここが、まだ、自然の楽園であることを、知る。
そんな自然が身近にあっても、
レンゲを摘む親子は、私たちだけだと聞いて、
きっと、この里にあっても、母は、働きに出て、忙しいのだな、と思った。
手元にある時間を、お金に還元しないと、いけない時代なのだ。
家に戻ると、万歩計が、1万歩を超えていた。
原稿を、郵便局に出しに行っただけなのに、、、
さすがに、グッタリ。
これは、大切だな、させてあげたい、
という気持ちと、
現代社会に生きて、経済活動に粛々と参加しなきゃいけない、
という事情のはざまで、
母は、ゆれ動く。
とりあえず、今日は、帰り際に見つけた、一面のレンゲ畑で
花かんむりを教えてあげる約束をしている。
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