2019年4月25日

リトルアーティストサンプル作り Little Artist Sample

昨日は、リトルアーティストのサンプル作りをした。次回は、カサだ。




 私が、画材のチェックをするために、サンプルを作ったのだが、
ナノカも楽しそうに、手伝ってくれた。
本番は、自分のデザインで作るが楽しみのよう。
真っ平らで、四角い紙以外に、絵を描くのは、難しいけど、
楽しい体験です。
子どもだけじゃなく、大人もオッケーです。

2019年4月24日

春日のかんころ餅 New Production of Kasuga Village

We toasted the new production of Kasuga Village. Kankoromochi made from Sticky rice of Kasuga.
We demonstrated pounding Kankoromochi. Tourist participated and enjoyed.
Wow, we could phtograph the products with real stair rice field behind.
平戸の春日集落で、4月19日、新しい商品が発売された。
昔ながらの製法で作られた、新しい「かんころ餅」だ。

春日は、キリシタン集落の中では珍しい米どころ。
美しい棚田が、高台まで続き、安満岳からの湧き水が、米作りを支える。
その貴重なお米を使って、かんころ餅を作った。

このかんころ餅は、あえて、カンコロの食感を残すため、
機械でミンチにする工程を省いている。また、砂糖の量も控えめ。
カンコロ本来の味を、味わえるようになっている。

世界遺産になったものの、観光客のお金が現地に落ちず、
受け入れの負担だけが増える、という話は、よく聞く。
人が少ない地域で、もともと観光地でもなければ、
売るものがない、というのは、多くの世界遺産資産に見られることだろう。

でも、世界遺産登録は、チャンスでもある。
人がやってくる。現地の物を売り、雇用を生み出し、
次の世代を地域に残し、文化を継承していくチャンスだ。

地域によっては、焦って、よそから持ってきた商品を並べたり、
ラベルだけ、張り替えたもの(◯◯サブレ、◯◯まんじゅうの類)を
売ったりするが、そんなものは、観光客も喜ばないし、
実際、それで、現地に落ちるお金はわずかだ。

そんな中、春日では、主な生産物である棚田米を使い商品を作った。
棚田の維持にもつながり、
また、文化的背景もしっかりあり、
旅行者が、後々まで、思い出すような商品でもある。

新発売のこの日、私は、試食を焼く網の前に立ち、お手伝いをしていた所、
フランスのテレビ局が偶然、立ち寄った。
プロデューサーは、景色を主に、撮影して回ってきたが、
かんころ餅を食べて、おいしい!と言ってくれた。
私は、うれしくなって、かんころ餅の背景を説明すると、
「これこそ、ここの文化」と、撮影していった。
フランスで、かんころ餅が放送される!
とても、うれしかった。

今まで、日本の全国の人にも、その文化を知ってもらいたいと
去年は東京に行き、話をしてみたけれど、
都会の生活からかけ離れているからなのか、
紹介してもらえる媒体は、見つからなかった。
もしかして、海外メディアの方が、興味を持ってくれるのだろうか。

棚田に水が入り、谷を渡る風が、水面を波立たせる。
さっそく、カエルが泣き声をあげる中、
希望を感じる、さわやかな、発売日だった。
「いい風が吹いてますね」と、声をかけると、
春日の人たちも、笑顔で、はい、と答えた。

2019年4月18日

カンコロ会議に出る I went to Goto for meeting

今回は気づいたら、写真をほとんど撮っておらず。去年、訪れた時の写真。En, the school for life-they produced the sea salt and accept kids to stay a year to go to local school.
8ヶ月ぶりに、上五島に上陸。

去年、さらに激減してしまった上五島のカンコロを、
なんとしても、応援したいと、立ち上がった企画の会議に出席した。

むかうフェリーで、農業指導をしている山本さんに出会う。
怪我をされて、通院している帰りだったが、
おかげで、会議に誘うことができて、貴重な人材が企画に加わった。

帰るフェリーに乗ると、今度は、
江袋集落の勇さんとふささんに、ばったり会った。
ご親戚のお見舞いに、佐世保に向かう所だった。

港から片道1時間程かかる江袋まで会いに行く時間がなかったのに、
フェリーの中で、2時間半、ずっと、おしゃべりすることができた。

自宅に、新興宗教の布教者がやってきた時のお話が、おもしろかった。
熱心なカトリック信者しかいない集落にまで、新興宗教の方は訪ねてくることは
驚きだったが、それに、まともに対応しているなんて。

「お金と、知恵と、どちらが、大切か」と、布教者に問われて、
どっちかなあ、と悩んで、
「考えておきます」と答えた、ふささん。
その夜、勇さんと、お嫁さんのさつきさんと、
「どっちかな」と議論したそうだ。
「お金も大切ぞ」と勇さん。
でも、知恵がなければ、パチンコでもして、使ってしまう。
上手に使うためには、知恵もいる。
「知恵も、お金も、大切ぞ」が結論だった。

その新興宗教の人の意見は、「 知恵こそ」だったらしいが、
きっと、その宗教の勧誘のためのマニュアルなのだろう。
私なら、門前でお断りしてしまう、お話を受け入れ、
さらに、家族で、話題にして、自分の心で答えを導くことができてしまうのが、
深い信仰心で学び生きる人にだけできる、本物の問答のような気がした。

笑いあり、涙ありの、ふささんのお話で、短く感じたフェリーの旅。
  
上五島に行くたびに、偶然、絶好のタイミングで
大切な人や場所に出会い、不思議な感覚に陥る。

カンコロの記事を書き始め、カンコロのリーフレットを作り、
潜伏キリシタンのリーフレットを作り、そして、今年はカンコロの企画が始まった
わたしの上五島通い。

私は、特定の信仰のない人間だが、
この島や、信仰を守るために、必要な人間を、
島が呼んでいるのでは、と感じることがある。

そういう、ミラクルパワー的な話をすると、ややもすれば、怪しく思われがちだが、
私としては、もし、大きな力が、私を必要として、働かせているのだとすれば、
それも、またよしかな、と思うのである。

カンコロの企画に悪戦苦闘する人々を、今度は、読み物にしたい。
それが、流れの中で思う、「わたしの次のおしごと」です。
By chance, I met Isamu and Fusa, the old Christian couple
in the ship on way back to Sasebo.
I visited them several times
and wrote about their history, their belief and life.
They lived in the northern part of Kamigoto island
and hardly to visit in a short trip, then I could not visit them this time,
but I got chane two and half hours to talk with them.

Fusa was alway very charming speaker.
She told me the story when Jehovah's Witnesses visited her house
and discuss with her. (I was just surprised at why they visitied
such a enthusiastic Cathoric area)
They asked Fusa, "Which is importance do you think, Money or Wisdom?"
Fusa thought for a while, they she was not sure, so she said to them,
"I will think about it"
On that night, she discuss it with her husband Isamu and daughter in law Satsuki.
"Money is also important." Isamu said.
but they thought they used it up such as gambling if they do not have wisdom.
then they ended up "Both money and wisdom is important."

Jehovah's Witnesses visitor said "wisdom is important"
that might be one part of manual missionary work.
But Fusa and Isamu were deeply religious that
they did not care about discussing anything with other people.
They are religion itself.

I love to talk with people there.
They were ordinary honest people,
but that made them so special.
I never had such a fun time in the conversation
with people in Tokyo(I am sorry) even they do big business
or very successful.

This time I visited Kamigoto to participate in the meeting
to establish the contest for Kankoromochi.
I believe that support production of sun dried potate
that was almost vanishing tradition.

For three years I had been visited Kamigoto
and met so many people.
Sometimes I felt like some big power made me
work for this Island and their faith.
But if so, I accept as it is.


2019年4月14日

リトルアーティスト「おおきなかみ ひとのえ」

おおきな全判の紙に、めいいっぱい、体を使って、絵を描きました。
めっちゃ汚れるし、めっちゃ疲れるのですが、
でも、無になって、大きな紙に体をうずめて、絵を描く姿は、いつも、感動します。
そして、これだけのバリエーション!
これだけで、展覧会を開きたい。それぐらい、迫力のある作品が並びました。
最初は、いつも、アーティストの作品を紹介。いろんな作家がフィギュアにどんな模様をつけているか、見せました。
さあ、型取りして、絵を描いていこう!
淡くて、美しい、水彩のフィギュア。
だいぶ、みんな進んできました。それぞれ、カラフル!
最後まで、水彩のみで、この大判の絵を仕上げました。優しい色で、彼らしい、春の風を感じるような作品。
大胆なツートンのフィギュアを、しっかり塗り上げました。ファンシーなミドリムシみたい?かわいい微生物の姿になごみます。
4歳児さんの作品。本人の、かわいらしい感じが、そのまま、作品に出ていて、感激です。軽やかに、春の中を走ってるみたいですね。色使いも、体の中の白の残し方が、とっても、バランス良く、心地よいです。
初めてのおおきな紙に、最初はワクワク、ゴリラ系のフィギュアを描いてくれ、楽しんでました。途中で、ちょっと疲れちゃったけど、塗り残し方や、落書きっぽさが、一番、バスキアっぽかったですね。1億円で売れるかな?
前回に引き続き参加。今回は、白のニュアンスのあるバックと、やさしい青緑系のフィギュアが、また、新鮮な作品になりました。たくさん色を使っても、ハーモニーがあって、とても、ステキです。
こちらは、サッカー少年の作品。フィギュアには、花やうずまきなど、とても、たくさん描き込まれています。バックの緑の上に、さらに、すこし、色を乗せているのも、また、深みが出ていて、かっこいいですね。
今回、あまり、気持ちが乗らなかったようですが、作品は、シンプルで、かえって、迫力が出ました。サッカー日本代表のポスターみたい。白も、残すのではなく、白を塗ると、かっこよくなります。
こちらも、2度目の参加。アリスをテーマに仕上げました。まるで、アリスの劇のポスターみたいに、雰囲気が出ています。色を絞ったけど、どれも、生き生きしているし、小さなコラージュをしていますが、小さいにもかかわらず、全体の雰囲気を演出できています。がんばったね!
これは、ハートの半分のポーズになります。同じポーズを左側に立ってするとハートになります。中にもハートをいっぱい描き入れて、ポップな色分けで、ていねいに塗り進めていきました。バックの強烈な赤が、引き締めてくれて、個性的な作品になりました。
こちらも、4歳さんの作品。ものすごい集中力で、仕上げました。前回、覚えた、混色を使って、たくさん、色を作り、体を塗り分けて行きました。まわりは、手形、足形で、模様をつけました。

2019年4月10日

あたらしい学校 New School Starts

くす玉わり Really Fun days would start!
硬い表情のナノカ Nourvous Nanoka
ナノカのあたらしい学校が、はじまった。

学校には、寮があり、何人かは寮生活だ。

それを見て、刺激を受けたのか、
開校式の日、ナノカは、自分の部屋で、一人で寝ると宣言した。

私は、隣の部屋で、冷えたお布団に入って、とても、さびしかった。
これが、子離れ、というやつか、、、

学校初日。
この学校には、ふつうの授業がない。宿題もない。テストも成績表もない。
いったい、どんな顔をして、帰ってくるだろうか。

帰ってきたナノカは、「話し合いばっかりだった」とグッタリだった。
「会議疲れ」という感じだろうか。
それなのに、帰ってくると、自分の部屋にこもって、勉強し始めた。
プリントのようなものを、している。(去年の残り)
あまりに、ふつうと違うから、ふつうが懐かしくなったのか。
(宿題が嫌いだったはずなのに、自主的に宿題してる!)

どうやら、毎日は、一筋縄では行かないようだが、
変化を、乗り越えようと、心をいっぱい開いてるうちに、
あっという間に、成長しちゃいそうだ。

そんな風に、一抹のさびしさを感じた。

親は、
今のしあわせな時代を、とどめておきたい、と思うけれど、
寝返りができた時のように、
ひとつひとつの自立を、喜んであげなきゃいけない。

また、めんどうな「毎日の送迎」というのが、始まったが、
これも、カウントダウンの中の、大切な1ページだと思って、
がんばることにした。

2019年4月6日

裏リトルアーティスト Special Outside Workshop

外で絵を描く練習を、リトルアーティストの子達としました。
中学生のお姉さんは、デザインに使えるような、情報を集めるためのスケッチにチャレンジ。
川を描くために、水を茶色に、そして、石の色をおもしろく描きました。
手前にしっかりと菜の花を描き、後ろに川を描きました。川が水色ではない、ということに、気づきました。花の背景を描くことは、非常に難しい。その経験も、大切です。
こちらも、春の小川を、実際に見える、茶色で描くことにチャレンジ。あたたかい茶系で、やさしい小川になりました。
親子で製作中
ポピーには毛が生え、石は、いろいろな色がある。描くことで、発見があったみたい。そして、素朴で、かわいい。
いつもカラフルな、新年長さん。今回は、目の前に実物がいたので、やさしい中間色で描かれてます。菜の花の背景に小川があって、魚もいて、とても、素敵な構図ですね。
自然に触発されて、とても、熱中して描いてました。まだまだ、描きたそうでした。自然への愛が感じられます。好きなものを描く、大切さを教えられました。
全員で13人がひしめく、小さな小川と、あたらしい、わが家。

学校で、図工・美術の時間に、写生をすることも、ほとんどなくなったそうで、
外で絵を描くのが、初めての子も、多かったです。

佐世保にいた時には、外で絵を描くプロジェクトをやりたくても、
なかなか、最適な場所と、休憩場所、雨の時の代替案などが組めず、
やらず仕舞いでしたが、引っ越し先が、あまりにいい環境だったので、
「遠いかな?」と思いつつ、やってみました。

外で絵を描く、ということの歴史、意味、などを説明して、
あとは、個別で、まわりながら、それぞれのチャレンジをしてもらいました。
それぞれに発見や、喜びがあったのが見れました。
 (一人で対応してたので、写真が全員分、撮れてなくて、残念!)

魅力的な小川があるのに、だれも、魚とりや、虫とりに脱線して行かず、
写生に熱中してました。

イギリスでは、インテリな趣味として、
バードウォッチングや、ガーデニングなどと共に、写生があります。
私も、アイルランド時代、防寒して、小雨に濡れながら、
温かいミルクティで体を温めながら、自然の中に身を置いて、
絵を描いた思い出があります。

自然の中で、人の小ささを感じながら、どっぷりと絵を描くことは、
現代的で、実務的な、日々の生活を、是正して、あまりある気がします。
これは、大人にも(大人にこそ)必要な、時間かもしれません。

2019年4月4日

春の小川に、腰までザブン First Wet Pants

近所の子どもの声に、飛び込んでいったナノカ。仲間に入れてもらいました。
が、どしょっぱなから、胸の深さまである、川を行くことに。
無事、通り切ったけど、いくらなんでも、まだ、水浴びは、早いよ。
見た目よりも、ずっと自然が豊かで、
コミュニティも濃密で、
ワンダーランドな毎日を過ごす、ナノカ。

親には、ショックなことが起きて、
夜も安眠できず、
解決策も見つからないままですが、
君のエネルギッシュな笑顔に救われます。

2019年4月3日

かんころの島紀行18「平戸・春日」Goto Article

Mainichi Times Article"Visit Kasuga to meet Old ladies"

今回は、平戸の春日集落のお話です。
This time the story is about Kasuga village in Hirado.

平戸は、今でこそ、橋がつながり、車で渡れますが、立派な「島」。
その西海岸は、陸路だと、平戸の奥地になり、
人口減少の波を受けていますが、
海が交通の主な手段だった時代は、
こちら側にこそ、活気がありました。
Now it was other side of main town since the bridge was built
and we could access by car, but it was other root by ships.

「祈りをつないだ ひとびと 潜伏キリシタン」
のリーフレットを作成するにあたって、一通り、勉強して
初めて、理解できたのですが、
長崎の潜伏キリシタンには、平戸藩系列と、大村藩の外海系列があります。
ややこしいのは、藩の政策でキリシタンに改宗した、
平戸藩の領地でも、その後の迫害で一度、信仰が途絶え、
その後に、外海から、違う潜伏キリシタンが移住してきた、
という場所が、結構、多いのです。
When I wrote the leaflet about the Hidden Christian,
I stdied throgh the history and finally I understood.
The history of Nagasaki was really complicated.

そんな中、この春日は、平戸藩の政策で、初期の布教で改宗し、
その教えをずっと、守ってきた場所です。
Kasuga is the place when the most first place
they changed to the christian by Lord
and kept their faith even after the Lord had gone
and the Government prohibited it.

春日集落は、禁教が解けた後も、それまでの信仰と文化をそのまま継承してきました。
時代の流れの中で、信仰も儀式も、今はほとんど、されていません。
おばあさん達は、カクレキリシタン信仰の洗礼儀式を受けた、最後の世代になります。
There old ladies are the last generations that the Hidden Christian's buptism.

そのおばあさん達が、お漬物を漬けて、お茶を出して、
おもてなしをせっせとしてくれる、かたりな。
それが、集落に人を呼び、次の世代に、残る場所になっていく。
そんな、希望を、感じさせてくれました。
The old ladies served the tea and handmade pickles
to welcome the tourist believing if the village became poplar,
kids and grandkids can got jobs here and stayed.

春日集落の米を使い、上五島のかんころと作った、かんころ餅も、
もうすぐ、発売になるようです。
しかし、かんころが、いよいよ、なくなってきている、上五島。
来月号では、上五島で、かんころを復活させるための試みを取材します。
Soon, Kankoromochi will be on sale that rice produced in Kasuga
was used.
In the next article, I will report the Kamigoto where the kankoro
was radically reduced and they tried to plan the event
to support kankoro production.

おかあさんの すきなもの Mommy's Favorite!

Chicky wanted to give present for Mother's day and asked mom what's her favorite. She answered, "I love fruffy,,,
Chicky collected fruffy things:cotton candy, towel, futon, cloud, etc. Mom said, "I love fruffy, warm,,,
Chicky ran to collect Hot chocolate, bruncket, soxes, etc. Mommy said, "I love fruffy, warm, yellow,,,
Chicky ran to collect, Yellow butterfly, Yellow hat, Yellow moon etc. Mommy said, "Listen, chicky. Mommy's favorite is Fruffy, warm and yellow,,,
Chicky, you, certainly!" She hugged her tight in her wings.
おはなしワンダーの、おはなしコーナーの絵を担当しました。
お話は、村中弘美さんです。

おはなしワンダーのお仕事は何度かさせていただいているのですが、
印刷される紙が、丈夫な厚紙にコーティングがされたもので、
なかなか、この印刷に合うスタイルを見つけられずにきました。

今回、線を排除したところ、
水彩の色合いが、よく出たように思い、ホッとしました。

親子のかわいいお話なので、おうちで、ほっこり
見てもらえたら、うれしいな。

2019年4月2日

ヨモギあんぱん レンゲ 

ヨモギあんぱんは、大成功でした!
包んで、
丸めて、焼きました。
以前、東京育ちの人に、ヨモギもちを作った話をしたら、
「ヨモギって、普通に生えてる草が、食べられるの?」
と言われたことがある。いや、よもぎ餅って、書いてあるでしょう、
と言いたいところだが、
確かに、東京で、ヨモギ摘みをしてる人はいない。

寅さんのオープニングで、さくらとオバちゃんが、荒川の土手で
ヨモギ摘みをしているシーンがあるので、 つい50年前には、
普通に和菓子屋さんが、摘んで、使っていたのだろう。

今は、田舎の和菓子屋さんだって、ヨモギ粉を買ってる。
生えてる草をとって、処理して、材料にする、というのは、
消えつつある文化なのかもしれない。

ナノカは、気前のいい子で、ヨモギあんぱんが
あんまりきれいに出来上がったので、
大家さんに、あげたいと、包んで持って行った。

大家さん曰く、「以前は、ヨモギを摘む人も居たんだけどね、、、」
と、この習慣が、消えつつあることを、知った。

額田王とか、天智天皇とかの時代、
天皇も、妃などの、やんごとない人さえ、若菜摘みをしている。
だから、あの和歌があるわけだ。

春の野に出でて、若菜を摘むと、
春の芽吹いてきた、喜びを、身体中で感じることができる。
1000年前も、同じ喜びに、人は、身を委ねてたんだ。
ナノちゃん、念願の、レンゲ畑で寝っころがる、の巻
私もしてみました。視線が低くなると、レンゲ畑は、こう見えます。
レンゲ畑を、端から端っこまで、走る、もやってました。

夕方には、河原で、シロツメクサのかんむり作りもしました。
以前は、山や野原に連れて行っても、反応がイマイチだったのに、
引っ越してみると、あれも、これも、やりたいことで、
たいそう、意欲的な日々だ。
土に近いって、すごい。

母は、この五感に訴えてくる刺激に加え、
毎日、万歩を超える、歩きで、夕方ぐらいに、クタクタになる。
全細胞が、活動して、お疲れだ。

体も心も、同じようにバランス良く、疲れて、
夜に眠くなるというのは、いわゆる、健康、ていうやつなんだろう。

明日も、ナノカは、意欲的なのかな。