2016年9月24日

誕生日には、、、 On my birthday,,,

お誕生日に、ナノカがくれたもの。
戸尾市場の市場食堂アルマ。
食後に、二人で、スケッチし合った。
私の誕生日。
旦那が宿泊を伴う勤務日。
ナノカは、寝たふりをして、保育園を休んだ。

私が、誕生日にしたかったことは、静かに、ひとりで、
これから1年のこととか、考えたりすること、だったが、
朝から、なぜか、興奮気味のナノカに、追いまくられ、
ゆっくりすることすら、できなかった。

そこで、髪の毛を切りに行き、
前から気になっていた、戸尾の中にある食堂アルマに行ってみた。
中は、フランス風で、ゲンズブールとジェーンバーキンのポスターが貼ってあった。

「ナノカ産む時、この人の曲かけてたんだよ」と言うと、
「覚えてる」と言い張る。
「すこし、顔を出したら、こんな曲聞いてるから、
やだなあ、と思って、引っ込んだら、
頭を器械で挟まれて、引っ張り出されたんだよ」
だそうだ。
相変わらず、尾びれ背びれのついた、誕生にまつわるお話、
ありがとう。

フランスの食堂風の店内で、ナノカが、チョロチョロしてるのを
見ていたら、無性に、絵が描きたくなった。
そして、女の子のお話が書きたくなった。
これが、次のテーマなのかな、とスケッチをした。

1年間、仕事が立て込んだ。
ナノカには、負担がかかった。
空いた時間は、全部、子供のために使うべき、と思ったが、
実際には、 ただでさえ頭を使い切ってヘトヘトの所に、
休息ではなく、子供の「見て見て」 が来ると、辛くて、涙が出たこともある。
そんな時、受け入れきれない自分に、罪悪感を感じて、また、辛かった。

でも、この罪悪感ってなんなんだろう?

「子供はみんなアーティスト!」(ジュリア・キャメロン)という本がある。
いわゆる「子育てのヒント」をくれる本だが、
「アーティストの 」というところが、他の育児本と、根本的に、違う。
「自分のための時間をもつ」ことで、子供にやさしくなれる、と言う。
そして、「いつものじぶんから、すこし、はみだす」とか
「よい観客になる」「楽しい儀式を作る」などが、彼女のヒントだ。

はじめて、うまく、やれそうな気持ちになった。
いい母親にはなれないが、アーティストの母親になら、なれそうだ、と。

かなり曲者な、ナノカ。
でも、本当のところを言うと、その「曲者ぶり」が、親としては、
一番、誇らしい。それが、個性だから。
母である私が、「曲者ママ」なのも、仕方ない。

そんな、親子のいる物語を、書きたいな、と思った。

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