ヒメハルゼミのぬけがら発見 shell of small cicada |
タマゴダケ。根元部分が卵の殻に似ている。Amanita Hemibapha. |
リョウガワシダ。表と裏がほぼ同じ柄。both side fern. |
ミヤマアカネ。自然の会では、保護のため、無農薬の棚田を自ら管理している。Endanger species-Miyama Akane. This organization built organic terraced rice field for preservation. |
県で一番のスダジイに登り、ご満悦。She was thrilled to climb the biggest tree in prefecture. |
自然体感会というものが行われている。
前回は、大潮の日の磯の観察会に参加したが、
昨日、「世知原、大木めぐり」というものに、家族で参加してきた。
世知原は、佐世保市の中でも、水源地帯で、里山になる。
しかし、そういう地域だからこそ、環境の変化は、大きく感じられる。
(街では、虫が減った、植物相が変わった、などは、感じにくいだろう)
大人ばかりの中に、混じって、「疲れた」と言いながら、歩き続けたナノカ。
ノコギリクワガタも、「ちら」と見ただけ。
カマキリの捕まえ方を教えてもらっても、遠巻きに見てるだけ。
いかにも、「わたしは、虫が苦手な、都会っこです」という態度だったが、
「さるなし」「カキ」「フユイチゴ」「むかご」など、山の幸を口にしたり、
ミズヒキの由来を教えてもらったり、と山の恵みを感じ取っていた。
そして、農薬により、トンボの数が激減しているという大人の話を聞いていたようで、
「昆虫にも、やさしく、せんば、いかんのよ」と言っていた。
頭でっかちに、本の知識で、「環境問題」の話をしてしまいがちだが、
こんな風に、自然の恵みを感じながら、1日、歩くことで、
感じ取れることが、どれほど、大きいか、実感した。
願わくば、これから生きて行く、さまざまな仕事に就くであろう子供たちに、
そういう体験をしてもらいたい。
科学者になる人、役人になる人、農家になる人、政治家になる人、
みんなに、目の前にある予算のつじつま合わせや、
今年の収入、自分たちのグループの成果、だけでなく、
「昆虫にも、やさしく、せんば、いかんのよ」の気持ちを、どこかで
持ち続けて欲しい、と思う。
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