2016年9月23日

世知原 大木めぐり Nature walk

ヒメハルゼミのぬけがら発見 shell of small cicada
タマゴダケ。根元部分が卵の殻に似ている。Amanita Hemibapha.
リョウガワシダ。表と裏がほぼ同じ柄。both side fern.
ミヤマアカネ。自然の会では、保護のため、無農薬の棚田を自ら管理している。Endanger species-Miyama Akane. This organization built organic terraced rice field for preservation.
県で一番のスダジイに登り、ご満悦。She was thrilled to climb the biggest tree in prefecture.
佐世保市に「ふるさと自然の会」というものがあり、
自然体感会というものが行われている。
前回は、大潮の日の磯の観察会に参加したが、
昨日、「世知原、大木めぐり」というものに、家族で参加してきた。

世知原は、佐世保市の中でも、水源地帯で、里山になる。
しかし、そういう地域だからこそ、環境の変化は、大きく感じられる。
(街では、虫が減った、植物相が変わった、などは、感じにくいだろう)

大人ばかりの中に、混じって、「疲れた」と言いながら、歩き続けたナノカ。
ノコギリクワガタも、「ちら」と見ただけ。
カマキリの捕まえ方を教えてもらっても、遠巻きに見てるだけ。
いかにも、「わたしは、虫が苦手な、都会っこです」という態度だったが、
「さるなし」「カキ」「フユイチゴ」「むかご」など、山の幸を口にしたり、
ミズヒキの由来を教えてもらったり、と山の恵みを感じ取っていた。
そして、農薬により、トンボの数が激減しているという大人の話を聞いていたようで、
「昆虫にも、やさしく、せんば、いかんのよ」と言っていた。

頭でっかちに、本の知識で、「環境問題」の話をしてしまいがちだが、
こんな風に、自然の恵みを感じながら、1日、歩くことで、
感じ取れることが、どれほど、大きいか、実感した。
願わくば、これから生きて行く、さまざまな仕事に就くであろう子供たちに、
そういう体験をしてもらいたい。

科学者になる人、役人になる人、農家になる人、政治家になる人、
みんなに、目の前にある予算のつじつま合わせや、
今年の収入、自分たちのグループの成果、だけでなく、
「昆虫にも、やさしく、せんば、いかんのよ」の気持ちを、どこかで
持ち続けて欲しい、と思う。

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