2016年8月4日

こどもの度胸 Little one has a big heart

間違ってる箇所をどう乗り切るかと心配する私をよそに、大声で歌いながら、難なく、弾いた。
終了後、ちょっとした興奮状態で、「発表会って、たのしいねー」と言うナノカ。思ったより、強かった、、、
がんばってます!
前日まで、ドードミーソーのところを、ドーードミソーと弾いていて、
機嫌を損ねないように、修正するのに、毎日、苦心していた。

間違えると、シューンとなって、そのまま、落ちていくこともあり、
舞台の上で、泣き出すかも、、、とも覚悟もしていた。

そして、発表会が来た。
客席で見守る私の心配をよそに
なんと、首をフリフリ、ノリノリで、歌いながら弾くナノカ。
(家でも、あまりしないぐらいの、ノリノリ)
危険箇所もなんなく弾ききり、ゆっくりとお辞儀して、
舞台から降りてきた。

わたしの前では、甘えたり、機嫌を損ねて、こじれたり、
緊張して(ると言い張り)、人に挨拶もできない事も多いので、
まさかの、舞台上での勇姿に、びっくり。

終わった後、「あー、ドキドキしたけど、
それも、たのしかったー」と発表会のことを話してる姿に、
親の手を離し、ちゃんと、一人で歩き始めていること、実感。

こんなに小さな人に、ピアノの発表会もなあ〜、と思ったけれど、
コツコツ努力して、一発勝負に出るということを、
この歳にして経験できるなんて、貴重だったなあ、と思う。

ちなみに、お姉さんが弾いていたドビュッシーのアラベスクを聴き、
「ナノカも、これが弾きたいな」とビッグマウス。
あえて、目標を、こんなに遠いところの設定するかあ。
でも、努力の先にある姿を見て、「来年は、、、」と思う機会が
あることは、いいことだなあ、と思った。
毎日、やっている練習の意味も感じられ、
自然と努力できるようになる子もいるんだろうな。

舞台から降りると、おともだちが花をくれるし、主演女優のように、大きなバルーンが届くし、ドレスはピンクのヒラヒラ(スカートが3重な所が、お気に入り!)を譲ってもらえるし、周りの人の愛情を感じ、幸せな1日でした。

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