2018年12月25日

かんころの島紀行15「クリスマスの喜び」Goto Artice



今年のクリスマスイブは、
三浦町教会のクリスマスミサに参加させてもらいました。

救い主の誕生を祝う、美しい歌声の中、
小さきものや弱き者を助け、隣人を愛するよう諭され、
心が安らかになりました。

信徒ではありませんが、
このような時間を家族で過ごせて、ありがたく思いました。

そして、その後、ぼんやりと、
宗教とは、人間にしかない営みで、
集団生活をする「人間」という動物が、
平和に生きるための「知恵」であったのではないか、と考えていました。

キリスト教に限らず、多くの宗教が、
「公共」を守る為、自分を律しろ、と言っているように思います。

誰かが欲に罹れ、必要以上を手にしようとすれば、
他の誰かの取り分がなくなり、
また、収穫物自体が根こそぎ、損なわれることもある。
すると、争いも絶えなくなるし、
その中で、人間は存続できなくなる。

だから、そんな教えが、各地で生まれたのではないかと。

今、上に立つ統治者は、弱きにも目を配り、
全体の利になるよう、自らの欲を、律してるのだろうか。

このクリスマスの日、
国を、集団を、治めるものが、
そのことを、互いに、同じように、振り返ってくれたのなら、
明日は、平和が訪れるのではないかと、
かすかな希望を、抱いてみたのでした。

でも、朝一番のニュースは、米中貿易戦争による株価暴落と、
日本の防衛費の最高値更新でした。

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