今年のクリスマスイブは、
三浦町教会のクリスマスミサに参加させてもらいました。
救い主の誕生を祝う、美しい歌声の中、
小さきものや弱き者を助け、隣人を愛するよう諭され、
心が安らかになりました。
信徒ではありませんが、
このような時間を家族で過ごせて、ありがたく思いました。
そして、その後、ぼんやりと、
宗教とは、人間にしかない営みで、
集団生活をする「人間」という動物が、
平和に生きるための「知恵」であったのではないか、と考えていました。
キリスト教に限らず、多くの宗教が、
「公共」を守る為、自分を律しろ、と言っているように思います。
誰かが欲に罹れ、必要以上を手にしようとすれば、
他の誰かの取り分がなくなり、
また、収穫物自体が根こそぎ、損なわれることもある。
すると、争いも絶えなくなるし、
その中で、人間は存続できなくなる。
だから、そんな教えが、各地で生まれたのではないかと。
今、上に立つ統治者は、弱きにも目を配り、
全体の利になるよう、自らの欲を、律してるのだろうか。
このクリスマスの日、
国を、集団を、治めるものが、
そのことを、互いに、同じように、振り返ってくれたのなら、
明日は、平和が訪れるのではないかと、
かすかな希望を、抱いてみたのでした。
でも、朝一番のニュースは、米中貿易戦争による株価暴落と、
日本の防衛費の最高値更新でした。
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