2018年1月28日

リトルアーティスト「すすむおじさんをかこう:感情とポーズ」Little Artist Figure drawing

最初に、私の学生時代のスケッチブック、ルネサンスのデッサン、ドーミエ、ドガ、ピカソのドローイングを見る
体の全体を、描けるようにするために、いくつかのエクササイズをします
今年、すすむさんは、パントマイムの本まで読んで、モデルスキルをアップさせてきました。
塊で、人間を捉えることで、ポーズをしっかりつかめるようになりました。
30分ポーズで、作品を仕上げます。繊細なドローイングですが、全体を見て、重要な場所を強めに描いています。
2年目。去年は、後ろは白抜きでしたが、背景にトーンを置き、全体を見ています。横向きの構図はおもしろいですね!
最後、みんな、床で製作しています。
非常に、かわいいドローイングで、キュンときました。線に、表情があって、雰囲気のある作品です。
木炭の濃淡で、楽しく、遊べました。色がなくても、こんなに、いろんな表現ができます。
今日は、塊で描くことで、発見があったよう。たくさん、同じポーズを、いろんな場所から、描いてみました。
立体を感じさせ、体のバランスも、しっかり、つかんでいます。彫刻家タイプかもしれませんね。
ポーズをしっかり、つかんで、バランスもよく、見えています。イスを描き入れて、安定感のある作品です。
もう3回目。今まで、小さく、かわいらしく、描いてきましたが、今年は、大きく描いて、構図も体を切って描く、意欲作になりました。年々、成長が見られて、感動します。
毎年、1月は、フィギアドローイングと決めています。
本当は、毎月でもやりたいぐらい、すべての基礎が学べます。
画家だけではなく、彫刻家、デザイナー、アニメーター、建築家に至るまで、
みんな、フィギアドローイングをします。

実際、今日も、
たった2時間の間に、ああでもない、こうでもない、と
いろんなことに四苦八苦して、チャレンジして、
見方、感じ方、描き方に、新しい視点を見つけてくれました。

フィギアドローイングは、目の前に、モデルがいるので、
正しい答えがあるように、思いますが、そうでもないです。
実は、ピカソとドガが、目の前に踊り子を置いた時、
全然、違う、絵を描きます。
それぞれ、同じものを見た時、感じ方、見方が違うので、
ドローイングも、大きく、違ってくるのです。

でも、体の構造を感じながら、ボディを描き、
周りとの関係を見ながら、トーンを決め、
どこに重心があるかを見極めて、一番大切なラインを引く。
そういう、学ぶべき視点、というのは、あります。

ちいさな人には、集中力を持たせるだけでもキツい、
タフな時間だったかもしれないけれど、
チャレンジして、一生懸命引いてくれた線を見て、
とても、うれしく、感じました。
味のある、今しか描けない、美しいラインです。

この経験が、ちょこっとでも、物を見るときや、絵を描くとき、
生きるといいな、と思います。

そして、また、来年、チャレンジしましょうね。

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