2015年4月20日

第7回「くうきを かく」 draw the air

今日のテーマは、「風景画」。空に注目して、風景作品を見る。中世の細密画から、マティスやゴッホ、ダリなど。雨で、窓からの風景を描くので、窓を描いた作品も紹介。Introduce landscape. especially watching the sky, air.
曇った空は、ほとんど白。とても、難しい、、、It was rainy day and stay inside watching through the window. The sky is almost white. Very tough to catch the color.
最初に、小さな「計画図」を描く。ここで、構図と、色のトーンをしっかり決める。First, small sketch to make plan about the tones.
本番の紙に、うすく、アタリをとる。今日は、なるべく、線に頼らない。Then move to watercolor paper.
そして、最初に決めておいたトーンに合わせて、色を作っては、塗っていきます make the colors that fit the tone of sketches.
水の量で、「白に見えるけど、白とも言えない、空」を。上の紙は、色を混ぜて、自然界に近い中間色を、いっぱい作ってみた「努力の証」。Try to make "almost white" gray with lots of water. Making lots of natural color by mixing paints.
イギリスの水彩画のように、濡れて、優しい色使いの作品。曇天で、色の使い方が難しかったけど、かえって、色が限られたことによって、灰色の豊かさを使い分けられた。Looking like British water color. Rich gray works.
木が、真ん中を突っ切る、大胆な構図。最初の計画通り、屋根と木の枝のトーンに力を入れて、他のトーンを落として、大胆な印象に。日本画か、油絵で、それぞれのパーツを塗り込んでいったら、雰囲気が出そう。Interesting composition. She follow the sketch to paint the tone. It would be great if put more texture to each parts.
おまけ。一応、ナノカも、窓を一個占領して、右「計画図」左「絵の具で作品」を描いた。Nanoka did same sketch and paint coping elders.
小学生にもなると、授業でも、夏休みの宿題でも、写生がある。
屋外に出され、「さあ、描きなさい」と、真っ白な紙を渡される。いいかな、と思う場所を見つけ、線を引いてみるが、途中で、どこを描いているのかわからなくなったり、描きたい場所が入らなくて、やり直したり、、、また、一生懸命描いて、途中まで気に入っていたのに、最後に、空を塗ったら、全部、つぶれてしまった、、、なんて具合に、思ったように描けない経験も、あるのでは?
風景画を描くには、とにも、かくにも、トーンのコントロールである。
空は、屋根より濃いのか、葉っぱは、どうなのか?メモ程度でもいいので、構図と、おおまかな色の濃淡を、鉛筆で、最初に決めておく。白黒のスケッチを描いていると、「何が描きたいのか」が自分でもわかってくる。すると、「ここ、ちょっと、派手めに、目立たせたいな」とか、「ここらへん、ごちゃごちゃしてるから、省略」などの、アレンジも、しやすく、色を塗る時に、迷わずに済む。
この基本を押さえておけば、色を同じトーンの全然違う色に変えてみたり、 ちょっと幾何学模様風に描いてみたり、など、自由自在に絵を動かせる。
「うまく見せる」コツを覚えるより、絵全体をコントロールすることを覚えて、個性や感性を自由自在に表現していって欲しい。中間色を作ることも、同時にやったので、とても、難しかったと思うが、次の写生に生かしてもらえたら、うれしい。

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