先日、キャンプで満点の星空を見る。ナノカは、「どれが星?見えない」と言っていたが(お星さまとは、あの☆マークだと思ってたのだろうか)、みんなで寝転んで見てるうちに、理解できたようだ。We went camping and looked at the thousands stars in the sky. Nanoka ercoginised stars for the first time. |
しかし、次の日も、同じ本を持ってくる。え〜、こんな難しいの、気に入ったの?Next day she brought me the same book. Really? You liked it? |
つらつらと読み続けると、「もう、いい。寝る」と自分から、中断した。In the middle of the book, she said, "Mommy, I will sleep. Stop it." |
絵本を読んでください、とお話をする時の中心は、「親子のふれあいの時間になるから」だ。私は、穴の大きな母親なので、それを穴埋めしてくれる、眠る前の絵本タイムには、とても助けられてきた。娘は、昼間にいろいろあっても、絵本さえ読んでもらえれば、「大好きなママ」「楽しい毎日」で終わることができる。魔法の時間だ。
しかし、絵本は、もちろん愛情云々、というだけの存在ではない。知性との出会いの場という面がある(もともと本は、そういう目的で作られてきた訳だし)。
普段から、家で「そういや、ブラックホールのことだけどさあ」と宇宙の話をするような家庭は、本当にまれだろう(宇宙工学博士同士のご夫婦なら、あるかも、だけど)。すると、こどもが宇宙と出会うのは、小学校にあがって、それもだいぶ後の話になる。専門的な話題のほとんどがそうだ。もちろん、早期教育の機関に通わせたりすれば、「知」との出会いは早くから始まるだろうけど、それでは裕福で、そこに通わせられる場所に住んでいる、ごくごく限られた家庭だけしか、できないことになる。
私は、将来、無理に勉強させて、学校の成績を上げろ、とは思わないし、他に好きなことがあるなら、それで身を立てるよう、必死でがんばるのが人生、と思うが、もし、能力があるのなら、ちゃんと伸ばしてやりたい、とも思う。おそらく、多くの親御さんが、そう思っていることだろう。特殊な教育機関に通わせなくても、知との出会いを演出してやりたい、、、私の偏った能力では、それをサポートしきれないので、絵本に助けてもらう。もちろん、全然、興味が出なくて、広がっていかない話題もあるのだけど、心をゆさぶる出会いもあるかもしれない。いろんな知と出会い、好きなもの、興味のあるもの、ものの成り立ちのロマンなど、を見つけて欲しいと思う。
絵本大好き、活字中毒幼児ナノカは、それほど興味のない昆虫の絵本「こまゆばち」「アラネア(クモの話)」ですら、くり返し読む。これだけ本に親しんでおいたら、後から、「勉強しなさい」て言わなくて済むし、労力の先行投資と思えば、現実派の親御さんたちも、絵本を読んであげたくはならないだろうか?
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