2014年10月24日

To meet the knowledge かしこくなるかな?

先日、キャンプで満点の星空を見る。ナノカは、「どれが星?見えない」と言っていたが(お星さまとは、あの☆マークだと思ってたのだろうか)、みんなで寝転んで見てるうちに、理解できたようだ。We went camping and looked at the thousands stars in the sky. Nanoka ercoginised stars for the first time.
なるべく、実体験したタイミングで、そのトピックの絵本を読んであげたい。翌日の夜に、星の本を探したが、かこさとしの「宇宙」しか、なかった。ちょっと、難しそうだなあ、、、I tried to read the book of the topic right after each experiences. I only found difficult old book about outer space. Could be a bit difficult for her?
ちょっと、どころではなかった。どうやら、宇宙というものを理解させるために、身近なものから、物理的な説明(どうやったら、大気圏にロケットを飛ばせるか)をしていて、その辺りが苦手な私には、大人でも、眠くなる内容。ナノカは黙って聞いていたが、あまりの難しさに、「やめよっか?」と聞いたが、「読んで」と言い張る。 半分以上読んだ所で、ようやく「今日はもういい」と終わりにした。Soon I found it too difficult-it was diffiult even for me. I said, "shall we stop reading?" but she denied and asked me keep reading.
しかし、次の日も、同じ本を持ってくる。え〜、こんな難しいの、気に入ったの?Next day she brought me the same book. Really? You liked it?
つらつらと読み続けると、「もう、いい。寝る」と自分から、中断した。In the middle of the book, she said, "Mommy, I will sleep. Stop it." 
布団に入ると、悲しそうに、「ナノカ、宇宙のこと、わからなかった」と言う。2日間、わからないのに、この長文を聞き続けたのか。「知りたい」て気持ちで、がんばったのねー。Then she told me sadly, "I could not understand the cosmos." Of course, not. She wanted to understand and tried to understand very hard. 
毎回、講演会をする時には、必ず、自分の個人的な近況や、本に関するエピソードをイラストを交えた文章にして、レジュメと一緒に配る。人となりがわかってもらえるし、「お土産」的なものになればとの思いで、書き下ろしている。28日の保育士協会の講演会では、先日ブログにも書いた、宇宙エピソードを書くことにした。
絵本を読んでください、とお話をする時の中心は、「親子のふれあいの時間になるから」だ。私は、穴の大きな母親なので、それを穴埋めしてくれる、眠る前の絵本タイムには、とても助けられてきた。娘は、昼間にいろいろあっても、絵本さえ読んでもらえれば、「大好きなママ」「楽しい毎日」で終わることができる。魔法の時間だ。
しかし、絵本は、もちろん愛情云々、というだけの存在ではない。知性との出会いの場という面がある(もともと本は、そういう目的で作られてきた訳だし)。
普段から、家で「そういや、ブラックホールのことだけどさあ」と宇宙の話をするような家庭は、本当にまれだろう(宇宙工学博士同士のご夫婦なら、あるかも、だけど)。すると、こどもが宇宙と出会うのは、小学校にあがって、それもだいぶ後の話になる。専門的な話題のほとんどがそうだ。もちろん、早期教育の機関に通わせたりすれば、「知」との出会いは早くから始まるだろうけど、それでは裕福で、そこに通わせられる場所に住んでいる、ごくごく限られた家庭だけしか、できないことになる。
私は、将来、無理に勉強させて、学校の成績を上げろ、とは思わないし、他に好きなことがあるなら、それで身を立てるよう、必死でがんばるのが人生、と思うが、もし、能力があるのなら、ちゃんと伸ばしてやりたい、とも思う。おそらく、多くの親御さんが、そう思っていることだろう。特殊な教育機関に通わせなくても、知との出会いを演出してやりたい、、、私の偏った能力では、それをサポートしきれないので、絵本に助けてもらう。もちろん、全然、興味が出なくて、広がっていかない話題もあるのだけど、心をゆさぶる出会いもあるかもしれない。いろんな知と出会い、好きなもの、興味のあるもの、ものの成り立ちのロマンなど、を見つけて欲しいと思う。
絵本大好き、活字中毒幼児ナノカは、それほど興味のない昆虫の絵本「こまゆばち」「アラネア(クモの話)」ですら、くり返し読む。これだけ本に親しんでおいたら、後から、「勉強しなさい」て言わなくて済むし、労力の先行投資と思えば、現実派の親御さんたちも、絵本を読んであげたくはならないだろうか?

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