2013年4月1日

New School Year starts 新年度おめでとう

Science class about born-from MMJ spring issue 2013 科学の授業(MMJ 2013年春号より)
新年度だ。ナノカのクラス(0〜2歳)にも、新しく赤ちゃんが入ってくる。そもそも、ナノカの入園も、この時期を予想していた所、空きが出て早めの入園となったが、結果的に一人だけの新入りとして過ごせたのは、よかったと思う。先生が細やかに声をかけてくれ、時間をかけて、保育園の中で、自分の居場所を作る事ができた。おかげさまで、先日の仮病らしきものも数日でなくなり、甘ったれた気持ちと、頑張る気持ちが、順番に顔をだしながら、自分のペースで、通ってくれている。ありがたや、ありがたや。
一方、私はと言えば、自分に時間を費やせるようになった当初、なにから手を付けていいのか、気ばかり、焦っていた。ナノカを預けた時間なのだから、最大限に、ムダなく有効利用をしなくては、という気持ちが、かえって、空回りした。創作からのブランクも実感した。子供を産んでからも、隙間時間に仕事をしていたが、時間に追われて、考え方や頭の整理の仕方が違ったシステムで動くようになっていたようだ。まずは環境作りと資料作りと、作業をして1ヶ月程過ごしているうちに、しだいに、もとのように頭が働くようになった。しかしながら、朝6時半に見送った後、2時半に迎えに出るのだが、あっという間に時間はやって来る。お尻の決まっている時間というのは、なんと短く感じるのだろう(もともとは、エンドレスで創作してきたのだから)。
ナノカがいての仕事は、今までの創作人生とはまったく、違っている。昔、創作を始めると、時間もプライベートも忘れて、没頭した。アイデアは無限大に思えたし、常に、作品の事で頭がいっぱいだった。なにを犠牲にしても、誰にも文句を言われる事はなかったし、気もとがめなかった。
今は、時間には、はっきりした限りがある。子供といる時間は、創作の事は頭から離して、目の前のことを考えないといけない。迎えに行ってから、買い物→帰宅→ご飯→風呂→就寝→次の日の準備は、嵐のような時間だ。時間の自由だけでなく、心の自由だって、ないのかもしれない。
それでも今、仕事も創作も生活も、新鮮に見える。今までとは違う、やりたい事でいっぱいだ。自由を制限された事で、かえって、世の中が鮮明に見えるようになった気すらする。創作は、自分を表現するためのものから、変化した。主人公は、「わたし」から、「こども」になったのだろうか?どう違う、ともはっきり言えないし、いいんだか、悪いんだかも、わからない。ただ、変化したのは、確か。そして、出産前に、私は「自分の気持ちを、自分のために表現する事」に、すでに少し、飽きはじめていたように思う。今は、新しい視点が、なにを生み出すのか、自分でも、楽しみだ。久々に、これほどワクワクしている気がする。
春は花が咲き乱れ、ナノカは初めて見た(去年も見たはずだが、意識できなかった)桜や、チョウチョなど、ひとつひとつに感動して見せる。そのおかげで、私まで、初めて見たような、感動を一緒に感じる事ができた。もう30云年も、同じものを春がくる度に見て、いつしか、当たり前のように受け流していたものが、新鮮に飛び込んできたのだ。同様に、新鮮に感動しながら、ひとつひとつ仕事していけたら、と思う。私にとっては、新入学みたいなものなのかも、しれない。
This is the day when the new school year starts in Japan. Nanoka will meet new babies in her class. Almost three months passed after she started her nursery school and now she could get used to it. 
Right after she started the school, I was a little at lost how to use my hours for my work. I forgot how to work, how to use my brain even I worked as side of taking care of Nanoka before that. My brain works as a mother all the time and system of the life was totally different. Little by little I remembered the way to work and do art. Then I found the time flew so fast every day. It is just so different from the days before Nanoka's birth.
But even though I got the limited time and limited freedom, I got motivation more than before. Even the view of the world has changed. My voice used to be, "I think" but now "a girl think", well, I do not know if it is good or not, but anyway, I am just excited to myself, my life, and my new voice.
Spring has come and flowers came out and butterflies appear. Nanoka met them for the first time(last year, she could not recognise them) and showed her move each time. It made me feel I met those for the first time. I had been met them every spring for 30 something years and they were nothing new anymore recent year. How great to have new view since I got again meeting so many things for the first time! This spring will be my entering time to new view and new work.

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