2020年10月12日

リトルアーティスト「がくに、ひそむもの」 Art Class

今回は、あっち側の世界との窓になっているという設定にしました。

世界観が決まってる子は、集中して、黙々と作り続けます。

バックを水色にして、白いウサギを浮き立たせました。茶色いのは箒だそう。水色が何色か使ったので、リッチな色合いが出ていて、いいですね。

黒猫ちゃん。こちらは、一番「飛び出し」感がある作品になりました。シンプルだからこそ、難しい構図だったけど、スケッチ通りに最後まで、ねばって制作。色も白と黒のシンプルなところに、青、ピンクがほんの少しという、素敵な組み合わせです。

とても、シンプルに、きちっとベースを仕上げていった後、遊び心をいっぱい発揮して、アフリカンのような、南米のような、おもしろい顔に仕立てました。ていねいな仕事と遊び心の組み合わせが、爽快な気持ちにさせてくれます。色もとても、効果的な組み合わせです。

その隣で、かなり感覚的な感じで制作していた弟くん。ボリューミーなベースでしたが、なんとも、おもしろく仕上げました。ベースの黄色のような、茶色のような、微妙な色は、こだわって彩色していました。もう何個か、作ってもらいたい!なんか、新境地が出てきそう。

こちらも、愛らしい猫ちゃん。とても美しいグレーを、自分で作り、黙々と塗っていました。お鼻のピンク、目の黄色、ブルーアイ、どれも、やさしい色使いで、心に残ります。最後に縁取りに使った、黄色の毛糸が、またとても効果的。あたたかいアップリケのような印象になりました。

こわめの犬(オオカミ)を想定して作り始めたけれど、結果的に、本人のかわいらしさがにじみ出た、たれ目のワンちゃんになりました。しっかりとボリュームのある半立体を、うまくうめこんで、壁からぬっと顔を出している雰囲気が、とてもうまく、出ています。そして、なんだかわからないけど、印象に残りますね。純粋な顔をしているからこそ、ちょっとこわい?

こちらは、化石か標本のようなものを、最初に作り上げ、その周りに、好きなものを貼り付けて、かわいい額縁を作りました。色が、砂糖菓子みたいで、ガーリーで、いいですね。飾って、幸せな気持ちになれそうな作品です。ひとつひとつの手作業も、とても、上手でした。

ナノカの作品。鳥人間だそうです。ちょっと強烈で、なんとコメントすべきか、私も悩みました。スポンジボブのプランクトンのキャラに似てる?つけまつげとアイラインのインパクトがまた、すごい。

なんとも、いい表情のお月さま。鼻の穴とかまでしっかりあって、いいやつ感に溢れていて、見るたびに癒されそうです。和紙に着色することで、深い効果のある闇夜が作れました。黄色と青の色の対比も、いいですね。ていねいな手仕事で、お月さまの丸が美しいです。

最年少3歳の女の子の作品。猫ちゃんです。ちゃんと、作りたいもの、塗りたい色、しっかりと表現してくれました。やさしいピンクに、青いヒゲ(下に伸びているのは、おひげなのです)が、とてもきれいな組み合わせですね!最後まで、仕上げる集中力も、すばらしいです。

額のアートは、半立体になります。

完全な立体では、現実の世界にあるように、球はまんまるに作ればいいのですが、半立体では、どう立体に見せながら、平面に近づけるか、考えないといけません。

その中での表現。制限があるからこそ、豊かになる部分もある。おもしろい作品ばかりで、わたしも、楽しかったです。

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