2020年7月6日

リトルアーティスト「キュビズムフルーツ」Cubism Fruits

今日は、静物画の歴史を見てから、キュビズムの紹介をしました。
さあ、持ってきた、好きなフルーツを、いろんな方向から、見てみよう。
上から、横から、そして周りに見えてるものまで。
外の模様、切った中身。どれも、おもしろい!
そのまま、仕上げる子も。
さまざまな方向から観察した、一個のリンゴを、1枚に収める。
しっかり、観察したものを、相談しながら、作品にしていく。
スイカの模様を観察してるうちに、おもしろい顔が見えてきました。黒のクレパスで自由に描いたスイカジャングルの背景に、スイカのフォルムの緑の山がこんもり。
2枚目では、真ん中に、スイカの川がながれている、スイカジャングル。種の雨が降っています。ピカソのように、パッションで、スイカジャングルシリーズ、量産!
オレンジを、花瓶に入った花で表現しました。美しい断面が、花のようだと思ったんだね。堂々と真ん中に、一番興味のある断面を置き、丁寧に弾いた線の重なりが、とても心地よい。しっかり描き込んであるので、背景の白も生きています。
パッションフルーツ。よく見ると、外側は、ただの紫ではなく、濃淡の紫で細かい水玉が描かれています。細胞の顕微鏡写真のような、ちょっと、不思議な静物画。配置も、白の余白が効果的で、いいです。
大きな紙に、堂々と一個のリンゴがさまざまな方向から描かれています。清潔で、シンプルで、バランスもよく、気持ちが明るくなる作品です。
フルーツ大好きな女の子の、シャインマスカット。フルーツパーティーみたいな絵になりました。にぎやかなクレーの水彩画みたい。音楽が聞こえてきそうですね。マスカットが混み合って、くっついてる様子も、伝わってきます。
これは、とてもクレバーなスイカの絵です。
長い時間、スイカの模様や、中身を観察して、いろいろな発見、おもしろさを見つけた後に、上の絵にまで持って行きました。自分の視点でスケッチを繰り返し、シンプルな1枚に持っていく。かっこいいですね!
パイナップル。外の緑と、中の明るい黄色の対比。そして、外側の模様の面白さが、シンプルな色と、しっかりしたラインで描かれています。そして、とってもかわいい1枚になりました。このままカバンにしたい
こちはら、9枚に分けたコマに、いろいろな角度からスケッチを描いているうちに、周りのものが気になり始めて、描き込んでいったもの。コマからはみ出して、関わり合っている、それぞれのイメージが楽しい!
桃。左が外側。真ん中が、種のある断面図。1度、色を塗る時に作った、パレットいっぱいの紫。どれも、きれいだったけど、気に入らず、1からやり直し。次は、ほんのちょっとだけ緑の混じった黄色に塗るところから、色を重ねて行きました。自分の色のイメージを大切にして、描いた作品です。堂々とした構図もいいですね。
ビッグさんの作品。リンゴを、1枚の紙の上に、いろいろな方向から配置して、時に模様を散らしたり、自由に描きました。横から見た「普通のリンゴ」から逸脱して描くのは、とても、難しい。それを、楽しんでいるのが伝わってきます。
「リアルに描くことが、すごい」は、美術に対して、どうしてもある固定概念です。
技術的には、もちろん、すごいことの1つではあるのですが、そこへ、みんなで揃って、進んで行く必要は、ないわけです。

キュビズムが生まれた背景も、「そのまんま描くことって、そんな、いいことか?」と思い始めた画家が、「絵を描くこと」の本質を探し求めていった結果。
なので、キュビズムっぽい絵を描くこと、が今回のテーマではなく、観察することで、描く対象に対して、自分で方向性を見つけてもらえたら、と思いました。

細かく見始めると、対象物から、無限に見えるものが出てくる。
どこまで描いていいのか、なにを描いたらいいのか、悩む子もいました。
でも、その悩み自体が、「新しい」「自分の」絵を描くためのエネルギーです。

ただ横から見て、上手にフルーツを描こうとした時には描けなかったおいしそうな絵だったり、逆に、フルーツには見えないような、模様のおもしろさを幾何学的に捉えた絵だったりが、生まれました。

なにより、フルーツというテーマ。
部屋には、いい匂いと、 しあわせな色と形があふれました。

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