2016年6月21日

5歳の母の誓い 

絵本→読み物 になったこと
年をまたいだあたりから、ナノカの本への執着心が、急激に強くなった。
遊びの相手が面倒になった相方が、読み物を読み始めたのがきっかけだったが、そのうち、「読み物の方が、いつまでも、続く」という喜びを覚え、だんだん、ハマっていった。
字が読めるようになると、ものかげで、一人で絵本を眺めていることも増えた。
生まれた時、「本が好きになってほしい」と思い、絵本を読みきかせてきたが、
ふと、気づけば、自分の子供時代そっくりに、本に執着してる。
これは、私が、思い通りにしてしまったこと?
パーティー準備に、「飾るお花を選ぼう」と言うと、カーネーションを選択。
自分の好みがある事、それを、しっかり伝えられる事、
その頑固さ、気の強さに、ぶつかることもあるけれど、
ぶつけてきてくれて、 ありがたいです。
おじいちゃんおばあちゃんから、鳥の図鑑が届きました。
 「親がいいと思うもの」に、どうしても囲まれる、幼少期。
我慢させていないか、ちょっと浮いてるのは、親のせいか、考えてしまうことも。
でも、うれしそうに、シロハラクイナを調べ、
電話で、「ありがとう!」と話している姿に、ホッとしました。
夜は、「側にいてー」です。
5年前の今日、生まれたナノカ。
こんなに大きなお嬢さんになりました。
5年が経ちました。
少しずつ、芽生えてきた「なのか」の個性。
それが、ここのところ、ぐーっと、強くなってきました。
もはや、人間と人間の付き合い、女同士の話し合い、です。

私も悩むことが増えました。
マナーのこと、口うるさくなってしまうこと、叱り方、
そして、彼女の希望、私たちの教育方針、人との関わり方、などなど。

もっと、いい母親になれるはず。
今、余裕がなくて、してしまったことは、子供を傷つけてしまったのでは。
落ち込んだり、関わりあい方に迷いが出たり。

それでも、ナノカは、私の手を求め、
握りしめて、自分を見て!話を聞いて!を繰り返します。
たとえ、間違っていても、 母親を必要としているのでしょう。

立派な母にはなれないけれど、
これからも、人として、向き合って、
一緒に楽しい時間を過ごし、
一緒に成長を続けていけたら、と思います。

ちなみに、ナノカの5歳の目標は、「おてつだい」と「刺繍」だそうです。

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