2016年6月30日

5 year old photographer 5歳の写真家

今、小さなデジカメしか持ってない。
そのカメラを、ナノカに「触らせて」とねだられて、
取り合いになる始末。
そこで、5歳の誕生日プレゼントは、デジカメにすることにした。

衝撃に強く、防水加工があるが、
おもちゃではなく、ちゃんとしたデジカメだ。

プレゼントは大当たり。
狂喜乱舞して、パー子のように、シャッターを押しまくるナノカ。
しかし、写真は、ブレブレで、わからないものばかり。

そこで、佐々木みきさんの初心者用写真教室に参加させてもらった。
ナノカは、講義はそれなりに聞いてるものの、
大人向けなので、よくわかってなさそう。
実践が始まっても、遊具で遊んでいて、カメラを触らない。
やっぱり、ちょっと早かったかなあ〜、と思っていたが、、、

他の人の撮った写真を見て、急に、ちゃんと被写体を狙うようになり、
帰ってきてからは、ぶれないように、
必死でキープしながらシャッターを切るように。
まだまだ、ピンボケしてない写真を撮るだけでも、確率の低い状態だけど、
すこーし、カメラの使い方、写真、というものが、わかったみたいだ。

一緒に、講座を受けていて、ニューヨークのデザイン学校時代に、
写真科の生徒に混じって、授業を受けていた当時を思い出した。暗室にこもって、白黒写真の現像もしていたのだ。
でも、制作に、子育てに、で大きなカメラを持ち歩くのも大変だろう、と
ナノカが生まれる直前に、小さなデジカメを買った。
このカメラは、5年間、よく働いてくれた。

講義を聞いて、みんなのカメラを見ていると、
マニュアルのカメラが欲しくなった。
しかし、ちょっとした値段だしなあ、、、

迷いなく、カシャカシャ撮りまくります。
ナノカが撮ってくれた、わたしの写真
今度、どこかで、写真の展覧会をねらって、見に行きたいなあ、と思う。
まあ、なかなか、地方では、いつも、見られるものではないのですが。

ハルベアーブローチ Bear

園帰り、ハルミさんの、テディベアの展覧会に行きました。
ブローチのワークショップに挑戦!
こんなステキなのが、できました。
私も、作っちゃいましたー。
いつも、私の独断と偏見の世界でしか、ものづくりをしてないナノカに、
専門のちがう世界の、手仕事を体験させてもらうことができ、
(それも、園の帰りのわずかな時間で!)
大満足!
とっても個性的な、ステキなテディベアも見せていただき、
ナノカも、「かわいい!」「作ってみたい!」と大喜びでした。

いつも、ナノカと物を作ると、その決断力の速さと
迷いのなさに、感服します。
大人は、どうしても、ああでもない、こうでもない、て考えちゃいますね。

島瀬美術センターにて、明日、金曜日までの開催です。

2016年6月29日

七夕かざり Decolation for Tanabata


今年も来ました、七夕、切り紙の季節。making cut out paper
スプレーのりで、色画用紙に貼り付ける。paste on the color paper
ナノカは、左利き。
箸や鉛筆は、矯正はしていないが、
ハサミ業界の人が、「ハサミだけは、右に矯正したほうがいい」
と言っていたのを目にして、
半年ほど前に、右利き用のものを新たに買い与えた。

しかし、時に遅し。
左利きのハサミで、かなり器用に切り取れるようになっていたナノカは、
思うように動かせず、シクシクと泣いた。
私も、気の毒になり、左利き用を返却。

今回、切り紙をするのに、鋭利なハサミでないと切れず、
仕方なく、右手用を手にするナノカ。私と一緒に握り、
きれいなサクラを切り取ることができた。
急に、自信が出てきて、
「この左手用、赤ちゃんのだから、しまっといて」と言う。

裏側に、雑誌を切り抜いて、貼っていく paste magazines on the other side
雑誌は色が鮮やかなので、おもしろい効果が出る
さらに、切り取る。今日は、一人で、右手で切ってます。cut into the flower shape
裏も表も、コーティングを塗る。put the coat on both sides
アジアンな仕上がりに。Done. A bit Asian style.
とうとう、後半の「プリンセスセサミ」の制作が、始まった。
また、引きこもりの、ガリガリ・ピリピリ生活が始まる。
追い込まれていく恐怖感を感じつつ、
生活水準が下がっていくことで、ナノカの不満がたまっていくことも心配だ。

以前、編集さんが、
「反抗期の娘が、 不満をぶちまけた時に、
『そりゃ、絵本を読んでくれたことは、感謝してるけど、、、』
と言われた」
という話をしていた。
多忙の中、かろうじて、読んでいた絵本が、
ちゃんと愛情を伝えていたんだ、いう話だったが、
子供に、「なにで、愛情を伝えるか」は、それぞれだなあ、と思う。

栄養を考え抜いた、 手の込んだ料理を、食卓に並べる人もいれば、
手作りの洋服を作る人もいる。
子供と共に、毎日、しっかりと過ごす人もいれば、
休日に、思いっきり、体も心も使って遊ぶ人もいる。
また、家族のために、働き、稼ぐことだって、愛情なのだ。

ある人は、残業続きで、ヘトヘトの中、
お料理は、できあいのお惣菜にしてでも、子供と本を読み、
おしゃべりをする。
ある人は、毎日、愛を込めて、お弁当を作り続ける。
お惣菜だから、愛がないのではなく、
なにが、その家族にとって大切なのかだ。

すべてをこなすことなんて、できない。
限りある時間を、どうするか。
 うちの場合、それは、工作なんだろうと思う。

七夕の切り紙細工は、毎年の恒例行事。 
「工作、楽しい!明日もやる!」
と、うれしそうに言うナノカ。 
私に余裕がなくなるほど、この時間が、大切になっていく気がする。

2016年6月25日

お皿 Dishes

ナノカの皿は、思ったより、つぶれませんでした。Nanoka's 5 year old memorial dish.
相方のは、なんだか、東欧風?Daddy's is a kind of Polish or Checo style?
描き込みすぎたか?でも、描いた通りに、きれいに出ました。Mine is too much? But it came as I draw.
お皿ができあがったとの連絡があり、有田まで、取りに行ってきました。
おお〜。
みんな、満足のいく、出来でした。
(こういうのって、できたら、ガッカリ、ということが、割と多いのですが)

2016年6月23日

ドレス屋さん Dress

頂き物のひらひらワンピース She got the fancy dress for her birthday.
お誕生日当日に、園に着て行ったが、散歩に行くと汗をかいて、着替えになるのが嫌で、散歩拒否したらしい。She denied to go for a walk since she would change the dress after that in the school.
「特別な日だから、着替えなくていいよ」と説得されて、散歩に行ったそうです。Teacher asked her that she would not change the dress on this special day and she went.
先生が作ってくださった誕生日カードには、こんな夢が。On her birthday card from school, she said her dream is becoming "dress maker"
私も、人形のお洋服作り、手伝ってあげないとなーと思いました。I will help her to make dress for her doll.
ここ数週間、プリンセスセサミの制作がお休みだったので、
休めると張り切ったが(張り切ったのが、間違いか)
結局、東京行くための準備とか、誕生日の手配とか、片付けとか、病院とか
移動も入れて、いっぺんにこなしたら、
頭が混乱して、定期券と手帳と麦わら帽をなくしました。
そして、疲れが出たのか、体調がイマイチ、、、

それでも、日常はまったなし。
頭を整理し直し、体調を整えながら、一個ずつ、進み始めます。

ナノカが、なりたいものに、「ドレス屋さん」と言っていたのは、
彼女の「ヒラヒラ」欲を、少しは、汲み取って、大事にしてやれたかな、と思い
うれしかったです。

印象派ランチバックをつくろう! Impressionest's Lunch bag

お野菜を描いてみました veggies
プリンセスセサミ、印象派風 Princess Sesame
出ました、「私も、やりたい!」娘 Line drawing
点々で、塗っていきます。Dots dots dots
できあがったら、子供の絵には、勝てない Lovely
アーティストのバッグみたいになった Nice design!

私は、図書館も側にないような、小さな住宅街で育ちましたが、
街育ちの母が、子供にも絵を見せてやりたいと、
名古屋の美術館に、連れて行ってくれました。
その時に見た、モネの「印象、日の出」を、今でも、画像として覚えています。
子供にとっては、たった1枚の絵との出会いが、そんな風に心に残るのです。

島瀬美術センターに、夏休み、印象派の絵がやってきます。
日頃、忙しくて、長崎や福岡まで、子供を美術館に連れて行けない親御さんも多いと
思います。
中高生でも、美術に興味があっても、なかなか、触れることはできなかったり。
ぜひ、この機会に、生の絵に触れて欲しいな、と思います。

 で、私も、ちょっとお手伝い。
期間中に、ワークショップをやらせてもらいます。
印象派風のランチバッグを作ります。
薄手のエコバッグではなく、厚手のキャンバス地の、よいバッグですので、
1000円の参加費は、とーっても、お得だと思います。
予約制になっていますので、島瀬美術センターに問い合わせてくださいね。

2016年6月21日

5歳の母の誓い 

絵本→読み物 になったこと
年をまたいだあたりから、ナノカの本への執着心が、急激に強くなった。
遊びの相手が面倒になった相方が、読み物を読み始めたのがきっかけだったが、そのうち、「読み物の方が、いつまでも、続く」という喜びを覚え、だんだん、ハマっていった。
字が読めるようになると、ものかげで、一人で絵本を眺めていることも増えた。
生まれた時、「本が好きになってほしい」と思い、絵本を読みきかせてきたが、
ふと、気づけば、自分の子供時代そっくりに、本に執着してる。
これは、私が、思い通りにしてしまったこと?
パーティー準備に、「飾るお花を選ぼう」と言うと、カーネーションを選択。
自分の好みがある事、それを、しっかり伝えられる事、
その頑固さ、気の強さに、ぶつかることもあるけれど、
ぶつけてきてくれて、 ありがたいです。
おじいちゃんおばあちゃんから、鳥の図鑑が届きました。
 「親がいいと思うもの」に、どうしても囲まれる、幼少期。
我慢させていないか、ちょっと浮いてるのは、親のせいか、考えてしまうことも。
でも、うれしそうに、シロハラクイナを調べ、
電話で、「ありがとう!」と話している姿に、ホッとしました。
夜は、「側にいてー」です。
5年前の今日、生まれたナノカ。
こんなに大きなお嬢さんになりました。
5年が経ちました。
少しずつ、芽生えてきた「なのか」の個性。
それが、ここのところ、ぐーっと、強くなってきました。
もはや、人間と人間の付き合い、女同士の話し合い、です。

私も悩むことが増えました。
マナーのこと、口うるさくなってしまうこと、叱り方、
そして、彼女の希望、私たちの教育方針、人との関わり方、などなど。

もっと、いい母親になれるはず。
今、余裕がなくて、してしまったことは、子供を傷つけてしまったのでは。
落ち込んだり、関わりあい方に迷いが出たり。

それでも、ナノカは、私の手を求め、
握りしめて、自分を見て!話を聞いて!を繰り返します。
たとえ、間違っていても、 母親を必要としているのでしょう。

立派な母にはなれないけれど、
これからも、人として、向き合って、
一緒に楽しい時間を過ごし、
一緒に成長を続けていけたら、と思います。

ちなみに、ナノカの5歳の目標は、「おてつだい」と「刺繍」だそうです。

2016年6月20日

5歳のお誕生日 5year old birthday

しん窯青花さんで、皿に絵付け。
5歳の誕生日の記念に、みんなでお皿に絵付けをしたい。
有田、三川内、波佐見と、陶磁器の産地が並ぶこの地では、
絵付け体験をできる場所は、数多くあるけれど、
絵の具形式のもので、絵付けしたものは、完成度があまりよくないので、
あえて、コバルトの一色で絵付けしてる窯元さんを選択。
行く道中、揺れる車の中で、絵を考える。ナノカが蝶々の方を押すので、
蝶々。はたして、焼いた後、どうなることか。
相方作。失敗はしないぞ、という意気込みが感じられる。
ナノカ作。太い筆で、細い線を描くことに、かなり苦戦。でも、焼いたら、かっこよくなるかも。
そして、日曜日は、パーティー。
普段は、食べさせてもらえない「チョコレート」のケーキ。
私からは、お裁縫セット。
パパからは、絵本とレターセット。
そして、家族からは、デジカメ!
パー子なみに、撮りまくってます。
東京から戻って、すぐの誕生日パーティー。
正直、準備できるか、心配でしたが、いない間に、相方が掃除を大方
済ませておいてくれたこと、そして、早めに、準備を進めていたことが
功を奏して、無事、終わらせることができました。

「夜の間に飾り付け、できてるのかなあ」とか、
「パパは、いつも、絵本だもん」とか、
ややネタバレ的な、本人の予測もありましたが、それも、
毎年のイベントが楽しかった思い出になってるからだと思えば、
やってあげてきて、よかったんだなあ、と感じます。

さっそく、パパにもらったレターセットに、
「おたんじょうび、たのしかったよ。ままへ。ナノカより」
という手紙をもらいました。

無事、すくすくと、女子に育ってきたこと。
ありがたく、私たちも感謝しながら、明日、5歳の誕生日を迎えます。

第3回リトルアーティスト「人の型」 

B全紙の上でいろいろポーズ。
まず、最初に、マティスのダンス、クリムトの装飾的な全身像、そして、ファッション写真のポーズなどを見た後、紙の上で、大きくなったり小さくなったりして、最後にポーズを決めます。
決まったら、フチドリしてもらいます。ファッション写真をいっぱい見てから、考えたかっこいいポーズ。
型ができた!
中に塗る装飾のヒントとして、世界の刺繍、レントゲン写真、虫の切り絵、バイオアートなど、いろんな資料を見た後、いよいよ、自由にスタート!
2歳の女の子。紙が大きく見えますね。ちゃんと、やることを理解して、柄をつけていきます。
好きな色、好きな模様で、どんどん、塗ってしまおう。虹。ピンク。
真ん中の渦巻きが、魂の源みたいね!
刺繍にヒントを得て、2色の連続模様から、スタート。
こちらは、躍動的なポーズに、顔は残して、柄を足していく手法。虫のディテールがきれい!
大胆に、虫を描き込んでいく。好きなモチーフが決まり、集中して、どんどん埋めていきます。
行き詰まったら、周りを塗ると、フィギアが浮き上がってきて、また、加筆しやすくなります。今回は、小さな子が多かったので、色をブルーで統一しました。
塗った後で、切り紙や、スタンプなどで、盛り上がる一家。呪術的な雰囲気です。
最初の繰り返し模様に変化をつけたあと、こちらの用意した色ではなく、夕焼けのような色を選択。幻想的な雰囲気になっていきます。
こちらは、大胆にバックを塗り分け。グラデーションがとても、活きています。虫の配置と、配色。大胆ですね!
こちらは、大きな紙を使い慣れている、という事で、型取り以外に描きたいものがあったようで、おもしろい車を絶妙な色使いで描いていきます。
2歳の女の子、完成!自分で、完成のタイミングを、ちゃんと決めていました。かわいらしさの中に、大胆さのある、素敵な色使いです。この年齢で、紙全体が見えていることが、すばらしいです。
動きがあって、リアルな人と、虫のモチーフのつなげ方が、おもしろいです。少年らしい、ユーモアのある作品で、絵本の主人公にしたいですね。
ずーっと画用紙に向かって、仕上げ続けた集中力が、すごかった。原色の虫のモチーフが、ていねいに塗られたバックに、とても映えています。東京オリンピックのポスターに応募したいね。
中は、かわいいモチーフ。外側は幻想的なマーブル模様。でも、しっかり、一枚の絵として、まとまっています。最初から、最後まで、自分のやりたい方向性を、一つずつ決めて、ていねいに仕上げ、個性的な作品にしました。
不思議なのは、顔が描いてあるわけじゃないのに、なんとなく、描いた子に似ていること。少女らしい、ロマンチックな雰囲気がよく出ています。
ネイティブカナディアンのモチーフをふんだんに取り入れた作品。このまま、造花とか、電飾とか、骨とかで、飾り付けたら、なんか、力が湧いてきそう?色が、とても、きれいです。
黙々と、時間をたっぷり使って、フィギアを描きあげました。写真では、わかりにくいけれど、ひとつひとつに世界観があり、おしゃれな作品です。このまま、お洋服にしたいですね。
原生生物を思わせる、かわいらしいフィギア。見ているだけで、元気が出そうです。このまま、布に印刷して、貼り合わせて、人形にしたいぐらいです。
確信を持って、自分の作品を仕上げていました。中間色の使い分けと、塗りと点々の所のデザインの仕方が、とても、おもしろく、センスある作品です。楽しみですね。
とても作業が早かったです。既成のモチーフに引きずられず、大きく紙を見て、装飾していました。作品はミロを思わせます。色紙も、大胆すぎる切りっぷりだと思いましたが、貼ってみると、絶妙なバランスで、バックとフィギアをまとめています。
 今回は、たくさんの人が参加してくれ、多くの作品が見られました。
大きな紙と、べっとり絵の具を使ったため、結構、汚れてしまった子もいましたが、
体よりも大きな作品に、達成感を感じられたのではないでしょうか。
終わってから、集中力を使い切って、ヘトヘトになったんじゃないかと思います。

同じ材料、同じ資料、同じ手順で描き始めても、それぞれ、
まったく違った作品を作っていく様は、いつも、感動させられます。
今回は、特に、小さな人もたくさん参加してくれたのですが、
その体と心を、総動員している様子は、頼もしく感じます。

このワークショップの後、そのまま飛行機に乗って、東京に行きました。
(東京でふと、足の裏を見たら、真っ青で、ビックリしました)
出版社に、リトルアーティストの活動ファイルも見せる機会があったのですが、
非常に興味深く、見てもらうことができました。
子供の感性、個性、発想力、大胆さ、など、作品から、ほとぼしるものが
伝わったのかな、と思いました。

今しばらく、仕事が多忙な状態が続きますが、がんばって、
リトルアーティストは続けていけたら、と思います。