2015年6月5日

おてがみ Letter

届きました!
人形劇を見た数日後、「また、観たい」と言うので、
「そうねえ、しばらく、来れないって」と言った後、「あ、でも、手紙が届くかもよ〜」と、ややネタばらし的なことをしてしまってた私。
ところが、
「こないよ」と、ナノカ。
「だって、わたし、一度も、てがみもらったことないんだ」と、くらい顔。
え?劇になりきってる?
(お手紙をもらったことあるし、演技)

Eメールが主流の昨今、アメリカの絵本業界では、普通の手紙のことを、
「Snail Mail」(かたつむりメール)と呼んでいた。
Eメールは無料で、一斉送信で、一瞬で届くが、
手紙は、82円で、一つ一つ宛て名を書き、少なくても1日、時間がかかる。

アナログなものは、お金、手間、時間、すべてで非効率なので、すたれていくのも、わかる。
でも、子供には、この非効率なスピードと、そこに生まれる間と、そこから得られる忍耐力も、必要だと思う。
毎日、便利で、時短で、効率的で、ボタン一つで、すぐさま解決していては、人生は味気ないと思うから。

それから、1週間後、ガマ君とカエル君から、手紙が届いた。
「うわ〜」と喜ぶナノカ。
見るからに、私の絵だけど、気づいてるんだか、気づいてないんだか。

0 件のコメント: