2010年5月21日

somebody somewhere 人伝に

先日、出版社に伺った所、編集さんが、「ああ、ものしり五郎丸、見たわよ〜。三越で平積みになってたわ。よかったわよ〜」と教えてくれた。私は、まだ、一度も平積みを見てないが、人づてに話を聞くと、広がりを感じて、うれしい。
On the other day, an editor told me, "I saw your new books stocking in front in a big department store bookshop. It was good book!" I did not see them in front, yet, but it was great to hear it from somebody.

前に、北海道で、母が「ねこのタマコでございます」を知人の娘さんにあげた所、遊びに来てた近所の子が、「あ、この本、なんでこのおうちに、あるの?図書館にあったやつだ。おもしろんだよー」と言ってた、と嬉しそうに報告してくれた事もある。すごい遠い地域で、知らない所で、誰かと私の本がつながってるんだなあ、と感動してしまった。
My mom had experienced that she gave a friend's daughter one of my books and neighbor boy came over and said, "I know the book. I like it!" My mom told me happily.

若干、暗い趣味だなあ、と思いつつ、「ものしり五郎丸」とgoogleで検索する。すると、日本中の図書館で、入れてくれた所の名前が出てくる。北海道から、九州、知らない地名、行った事のない県、聞いた事だけある土地、、、なんか、私の代わりに、私の本が、旅行をしてるような気持ちになる。自分と、読んだ人との繋がりがうまれる事は、まれ、である。でも、いろんな土地で、本は人の手に渡り、誰かのカバンに入り、誰かに読まれ、誰かの会話にのぼっているのかなあ、と思いをはせる。たった一冊の本だけど、私の手を離れて、旅に出て、そして、たまに、そのかすかなつながりの破片を私に見せてくれる。
I googled my new book sometime. I could see libralies all over Japan bought it. I have never been there, I only know the name, or I never even heard of it, but my book is there. It is in somebody's hands, in somebody's bag, and somebody is reading ir or somebody is talking on it. It is funny feeling. I rarely have connection to the reader, but once in a while, I saw the small link with the readers, somebody somewhere.

4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...
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Unknown さんのコメント...

お久しぶりです。水野 剛です。おめでとうございます?祝!!平積み!!
初めてかとかは、おいときたいのですが、何かそういう形になるって達成感がありますよね。自分の場合はそう思うのですが。

一度、以前勤めていたBarのお客さんに偶然会いまして、”もう一度、あのパスタ食べたい。ホント初めて感動した食べ物だった”と言ってくれたことがありました。こちらこそ本当に感動でした。

子供たちが、楽しいよ、美味しいよといってくれるものが本物だと思っとります。料理は形は残らないけど、誰かが”あぁ、あれ美味しかったな。今度、食べに行こうかな。”って残ってくれるものが作れたらいいなと思います。

取り合えず、残り5ヶ月のイタリア生活帰ったら、本読みたいです。失礼ながら教えてください。乱文失礼します。

にしむらかえ Kae Nishimura さんのコメント...

剛さん、

ありがとうございます♪
週末に、自分の目でとうとう、平積みを見てきました。平積み、と言う程ではなかったのですが(3冊ぐらいだったので)、にやにやしてしまいました。

お仕事だから、褒めてもらう事が目的でもないし、反応を期待しちゃいけないのだと思いますが、「楽しい」とか「おいしい」ていう率直な感動を目にしたりすると、その後しばらくの原動力になりますよね。基本は、「人の喜び」「感動」を演出する仕事。やっぱり、なにも反応がない所に向かってがんばり続けるのは難しいです。励みって、大事ですよねえ。そう思うと、自分も、「おいしいね」「楽しいね」て、素直に感動しながら生活したいな、て思います。
あと5ヶ月ですか!がんばって下さいね。そのうち、おいしいもの、食べさしてもらうチャンスもあるかな?

Unknown さんのコメント...

そうですよね。褒めてもらう事を求めてやってるつもりはないのですが、率直なポロっと言ってくれる一言。うれしいですよね。
以外に、それを求めて仕事してたりして、と、思いました。

空間、時間を演出する仕事って、つかみ所がなくてどこに向かっていけばいいのか難しくて、ちょっとした誰かの些細な一言とか、日常の些細な出来事をちゃんと汲み取れるようにならないといけないな~、としみじみ思ってしますます。ほんとに同感なんですが、素直に感動して、表現できるように生活したいですね。Ai Mikiさんみたいに☆

そのうちありますよ。っていうか場所があれば、作ります。いくらでも。余り物の掃除でも何でもします。バーベキューみたいな野外料理も出来ますよん♪