その時の、様子を思い出して、後から描いたのが、このスケッチ。が、雉ってこんなんだったっけ?図鑑で調べなおした。
すると、実際には、これが正しい姿。
私が、イラストの仕事で、「ここに、雉を一匹」と言われたら、上の雉はもちろん、アウトである。絵を描く仕事をしていたって、いろんなものの正しい姿が頭に入ってることなんてない。なので、その時その時、仕事のたびに、資料を使うことが多い。ニューヨークのデザイン学校時代でも、「資料の集め方」というのは、カリキュラムにきちんと組み込まれていた。コミュニケーションデザイン、と呼ばれるように、イラストは、ビジュアルを通して、コミュニケーションをすることだ。なので、人に理解されるよう描くことは、必要不可欠な要素なのだ。
が、上の雉も、なんとなく捨てがたい。それは、「派手な鳥だなあ」「なんか、まぬけだなあ」「かわいいなあ」という、私の出会ったときの感動が表現できてるからかもしれない。テーマが、「こんな変な鳥がいたよ!」だったら、上の雉はオッケーになるんだろう。そういう仕事の仕方もしていきたいな、と思う。
2 件のコメント:
私はかえちゃんの雉がすっごい好きーー!
ふふふ。どうも、ありがとー。
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