「性格の不一致」。イマイチ、理解の出来ない言葉だなあ、と思っていた。だいたい、性格なんて、それぞれ千差万別で、一致するはずがないし、性格が同じ男女って、逆にしんどそう。私は、自分の男版がいたら、絶対好きになれない。で、考えたのが、これって、「価値観の不一致」って意味なんじゃないかなあ、ということ。
In the relationship, I did not recognise the importance of the sense of value.
友人Mの知人男性で、「ホントはさー、見かけよりも、知的で話の合う女性がいい、て言った方が、かっこいいってわかってるんだよー。でも、俺は、アホでもいいから、見かけがいい女が好きだな。」と、はっきり言い切ってる人がいたそうだ。確かに、大人のアメリカ人にとって、おおっぴらに言うのがはばかられる意見。でも、何が優先順位なのかわかっている、正直な「価値観」だと思う。この場合、相手の女性も、他の価値観で彼が揺らぐことがないと思えば「私が顔がいいから、惚れてるのね」と、自信満々に思っていればいいのだし、「見かけを磨く」ことがなにより大事な女性なら、二人は合うだろう。なんだか、シンプル。
しかし、実際に、「何が一番優先順位か」という価値観を把握している人は、少ない気がする。
A man said to my friend, "I know that people think it is cool to say,"I like the smarter girl rather than just good-looking" but I prefer good-looking stupid girl." Generally, it is not easy for American mature men to say this opinion in the public. But this was really honest
and he knows what he wants. His girlfriend should be good-looking, but she does not have to worry about other things so much. To care about the appearance is good thing in their relationship. It is so simple!
But there is not so many people know what they want..
アメリカにいた時、「個性の国」と言われる割には、案外、ステレオタイプの喜ばれる女性像、というのが存在する事を知った。例えば、金曜日の夜のデートスタイル-スリップドレス(あるいは、それに近い露出の高い服)に、ハイヒールに、香水。この格好で、パーティーや社交の場に出かけるのだ。
In America, I noticed that there is the custom to wear sexy dress to go out on Friday night. It is almost duty of the girls.
しかし、ニューヨークの冬は寒い。下手をするとマイナス10℃以下になるのだ。そして私は、地下鉄移動。夜中になれば、電車は平気で駅で1時間待ちとかになる。
But NY was super cold in winter. And I went out by subway. In the nighttime, it rarely came, and I had to wait for hours at the freezing station.
寒さに勝てないし、そもそもその「スリップドレスを着ておけば、ファッショナブル」とも思えなかった、私は、タイツをはいて、文学少女系ファッションに逃げた。私なりに、おしゃれだったつもり。何より、自分らしい格好だと思った。しかしながら、これは相手の男性に大不評で、おばさん、呼ばわりまでされた。そう言えば、「プラダを着た悪魔」で、アンハサウェイが、メリルストリープに、「I do not care about fashion」スタイルね、とか、おばあちゃんのタンスにあったセーターをちょっと着てるだけなの、て感じ、とけちょんけちょんに言われてた、青色セーターのファッションに似てたかもしれない、、、
I did not agree "slip dress and heal is fashionable" and I could not bear cold weather. I wore tights and checked skirt and sweater-intelligent girl's fashion I thought. But it was not appreciated by the man. It could look similar to the fashion that Ann Hathaway wore at the beginning of "Devil in Prada" and Merill Streap called "I do not care about fashion"style.
私の母は、小さな頃から、とにかく、「体を冷やす」事にとても、うるさかった。「女の子は、体を冷やしちゃいけない」が口癖で、ニューヨークに行く時も、一そろいの防寒下着を持たされた。「うるさいなあ、、、」と言いながらも、それは私の身になっていたようで、冬場に生足を出すなんて、「バカらしい」考えでもあった。しかし、一方で、アメリカのドラマを見ていてもわかるが、「冬でもパーティーはスリップドレス」は、もはや女の義務なのでは、と言わんばかりに浸透していて、「期待されても、仕方のない」格好でもあったのだ。
My mom has told me "the women should keep themselves warm." Naturally I became to think highly of it. So I thought, "to wear like summer in winter is so silly." But "Do as Roman in Rome." Looking at American drama, it is so poplar to wear "slip dress in winter" almost like duty of the women and the fashion is expected.
郷に入っては郷に従え、か、、、喜んでもらえるのなら、とがんばって、極寒のニューヨークで編みタイツにピラピラのワンピースも着てもみた。が、寒い、、、体調も悪いし、結局、がんばり切れず。ピンヒールで、生地200グラム、みたいな服装の女性を、「えらいなあ、、、」と眺め、自分は根性なしの、ダメな女だとすら思った。
I tried. But I caught a cold. I felt bad. I respected the girls with 200g clothing. I ashamed my self since I had no patience about that.
しかし、なにも、ニューヨーカー全部が、ピラピラの薄着で根性入れて暮らしてるわけじゃない。自分達らしい格好で、楽しそうにしてるカップルもいた。私は笑い話と思って、「自分のピラピラ服失敗談」をした所、アーティスト仲間に「その格好の君が好きだ」て言ってくれる相手を見つける方が大事、と言われてしまった。そんな深刻な話じゃないんだけど、、、とその時は思ったが、そういえば、「プラダを着た悪魔」のラストも、「やっぱり、もともとの、私らしい私を好きでいてくれる彼の元へ」ていう結論だったっけ。
今思うと、たかがファッション、されどファッション、なのだ。表面を覆う一枚の布の問題ではなく、「個性についての価値観」「金銭感覚」「見かけと他の価値観とのバランス感覚」など、重要な問題が見え隠れしている。
In the reality, not all New Yorkers wore like that. My friends wore what they want, and they are happy couple. They said, "what you have to do is to find the man who loved what you wear." I did not take it seriously at that time. But the conclusion of "the Devil in Prada." is "the girl returned to the man who liked what she originally wore and who she originally was." It is not "just fashion" but "sense of value."
決して、「見かけがいいのが好き」が悪い価値観な訳でも、「贅沢が好き」が間違ってるわけでもない。どの「価値観」もそれぞれの人間にへばりついたものだし、それぞれにとって、自然な考え方の一つだ。価値観全部が一致してなければ一緒にいられない訳でもない。ただ、優先順位の高い価値観がすれ違っている、ということは、相手を常に「間違っている」と感じてしまうことでもある。頭でわかっていても、心で許せないのだ。
Any sense of value is not bad thing-even "I love only good-looking girl" or "I only believe money." It is natural for each person. It does not have to be all same in the partnership. But if they do not share the most important sense of value, they would become to think "the other is wrong."
「見かけのいい女が一番」の彼が、その価値観を把握しないで、世の中にしたがって「知的な話の合う女」とつき合っていても、次第に「なんで、格好に構わないんだ」とか、あげくは、「君の寝顔を見てるとムカムカする」ぐらいのひどい苦情を唱えて、相手を傷つけるし、自分も混乱をする。そうなると、雰囲気も険悪になり、「性格が合わないんだな」という結論に至る。それが、世に言う「性格の不一致」と言われるもんじゃないのかな、なんて思う。
I know what I want は、大事なんだな、と思う。
If the man, "Good-looking girl is the most valuable," got together with "smarter, sense of humor girl," he would gradually complain, "why don't you care more about your appearance" and at the end,"I feel irritated when see your face in the bed." then both would be so hurt. To know what they want, is very important.
0 件のコメント:
コメントを投稿