I bought bracelet from the vender in the park. She told me that stone made me happy.
翡翠のブレスレットを路地売りさんから買った。日本語習いたての売り子さん曰く、「シアワセになれるイシね」だそうだ。
左手首には、以前は、銀の鎖のブレスレットをしていた。当時の彼に(ねだり下手な私が)ねだって買ってもらった唯一の物品だ。左手首をつかんでもらってるような感触が欲しかったのだ。そうしていると、一人で外に出て、交渉したり、契約したり、ふっかけたり、大人な態度でうなづいたり、失礼なことを言われてもにっこりしたり、しても平気な気分になれた。随分、支えてもらったような気がする。
でも、別れた男にいつまでも手首をつかまれていては、どこへも行けない。逆に、この鎖は二度とつけられないな、と思った。以後、手首は完全に無防備にあきっぱなしになっていた。
そこに、「シアワセになれるイシ」とくれば、いわんや。つけてみると、なんともしっくり来た。売り子のお姉さん曰く、「あなたのそれ(手の甲の血管のみどり)にも似合うね」変なの。でも、本当になじんだ。即断。お買い上げ。
私は路上で買ったアクセサリーには、必要以上に思い入れを持ってしまう。昔、ニューヨークで3ドルぐらいのガラスの指輪を買った時も、それを一緒にいた年配のおばさまが「かえ、それ、魔法の指輪よ」と言ったのを真に受けて、なにか大きな交渉ごとの前とかには、「Kiss the ring」て、指輪にキスをしてた。
しばらくは、この幸運の神様に手首をつかんでもらって、がんばって東京に慣れていきたいな、と思う。
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