Miki, the woman who run the business making fish source. |
She did everything all by herself. |
全国的に、地方から、都市部に人が集まっていく中、その逆のベクトルで
地方に移住する人も一定数、存在します。
どうしたら、その流れをうまく掴むことができるか。
地方の生き残りの一つの解決法になり得るでしょう。
吉岡美紀さんは、飾り気のない女性で、
ビジネスウーマンとしてバリバリ、営業して回るタイプではありません。
どちらかといえば、職人さんのような気質です。
生産している、魚醤に馴染みがなかった私も、料理にバンバン使えるほど、
使いやすく、混じり気もない、良質の商品ですが、
ビジネスは、やや苦戦しているかな、という印象です。
考えてみれば、離島が人口減になっていく理由には、
それだけ、不利な条件があるわけです。
商品の輸送コスト、時間、そして、商売をする相手の数。
現代人の生活は、とても便利で、コンビニに、ありとあらゆる商品が並び、
その時の気分で、予算に合った商品を、比べて、購入する事ができます。
その流れに入ることができれば、お客さんはメガで存在して、
商品もメガで流通します。
一方、みきさんの五島の魚醤は、
船に乗せてもらい、余り魚を譲り受け、それを一人で捌いて、
一人で塩漬けにして、一人でパッキングして、一人で出荷する。
そして、一人で営業する。離島から、できる範囲で。
この魚醤を求める人は、都市部にも多くいるだろうな、と思います。
でも、同時に、これだけの苦労やリスクに対して、
「持ってきて、並べてくれたら、 購入するよ」
というスタンスだけでは、地方の個人起業家の多くを、支えきれないのではないか
とも感じました。
社会の中で、地方と都市部の人が、どう支えあっていくことができるのか。
それが、かんころ餅が残っていくかどうか、と同じ問題だと思うのです。
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