2018年3月21日

リトルアーティスト「世界に一つだけの花」 Little Artist Original flower

今回は、世界で一つだけの、オリジナルの植物を描いてもらうことにしました。
「自由」に「想像力」を働かして、のびのび、描いてもらう。
でも、「自由」に描くと、意外に、いつも同じものを描いてしまったり、
わりと、似たような方向性に行ってしまったりしませんか?

自由な表現は、「ものごとを、知る」という探究心によって、より豊かになります。
今回は、最初に、現実の花を、スケッチしてもらいました。花びら、めしべ、おしべ、葉っぱ、などの構造を、理解してもらうためです。
左 さくら 右 図鑑の芥子 姉弟のスケッチ とてもきれいな線画スケッチです
ガーベラ ものすごく細かく、見ています
新種の彼岸花 見たままを感じるままに描いたスケッチ。斬新。
バラ。 葉っぱの方が気になったよう。触感があって、おもしろい。
今日は、特殊な縦長の紙に描くので、若冲の襖絵からスタート。ジョージアオキーフ、ウィリアムモリス、鈴木マサル。それから、いろんな植物を見ました。食虫植物、寄生植物、高山植物、、、そして、電子顕微鏡画面など。さあ、どんな植物を考えて、作っても、いいよ!
葉っぱは手。あと、茎に毛を生やそうかなあ、、、
絵に入り込んで、描き入れます。
パフォーマンスアートみたいに、勢いよく描いたラインが、書道みたい。
ハートのみで描いた花の花びらの一枚が、虹色。とても、ポップでかわいい花です。
毎回、とても、かわいらしい持ち味を持つ、男子の作品。中間色の根などが、とても、やさしい。
4歳児さんの作品。鉛筆の塗りつぶしが、絵の具の下から見えて、効果的です。何色も使って、集中して、仕上げました。
百合の切断図に触発を受けて、描いた作品。堂々とした花が、真ん中にあって、気持ちのいい作品です。
これは、「土を食べる」植物なのだそう。キノコ類とかに、いそうですね。植物にいるかも、と思わせつつ、すこし、不思議感もあって、楽しい作品です。
大胆な太いラインで描いた、迫力ある植物。サボテン?色も、非常にパワフルです。
この大きな画面に、実に、効果的に、余白を作りました。小さな小さな生き物への愛にあふれた、やさしい作品です。
見たことのない、きれいだけど、ちょっと毒気もある、不思議な植物を描きました。周りにいる虫が、とても、小さいけれど、効果的に、画面を白紙に感じさせません。心に響きました。
かすれを、わざと、使って、花のタワーを描きました。寄生植物の上に寄生植物が乗ってるのです。あえて、花に黒を使ってるので、本当に、墨絵みたい。
緑の花という、難しい植物を、いろいろな緑で塗り、さらに、背景に複雑なトーンや中間色を入れながら、画面構成をしています。意欲作のため、時間切れになってしまいましたが、完成が楽しみです

細長い紙。
植物の特徴を、知る事。

そこに、10のさまざまな植物が描かれ、笑顔とともに、
みんな、帰って行きました。

描き手が、ワクワクするような、制限を作る。
それが、逆に、自由を、満喫して、
個性を発揮することにも、つながるのかと思いました。

0 件のコメント: