2020年1月16日

ナノカファーストのこの頃 Nanoka1st recently

 年末年始の帰省に、ナノカは祖母(私の母)と叔母(私の姉)をターゲットに、バッジを持っていった。4個とも売れて、ナノカは純利益一個あたり250円×4=1000円を手にした。
 前回の売り上げの後、ルービックキューブ購入した残り610円と合わせて、1610円となった。すると、「首まくらが欲しい」と言い、ネット上で1599円のネックピローを見つけ、即購入してしまった。
 残金は、正月早々、11円となった。
お正月に売れた4点 She sold 4 budges and got 1000yen as her income. She had 1610yen in her wallet.
そして、ネックピローを手に入れた。She bought neck pillow for 1599yen. She only had 11yen left.
そして、次の商品を作った。Her next products.
子どもに、お金の体験を、早くからさせたら、どうなるだろう?

アメリカや他の国で、子どもがお金を使う様子を見ていて、ずっと思っていた事だ。

経済学の入門書「レモンをお金に変える方法」という絵本がある。
私も幼少期に読んだ本だが、「子どもでも、経済活動ができる」という発想に、ワクワクした記憶がある。

実際、アメリカでは、「雪かきをして回って、お小遣い稼ぎをする」「ベークセールをして、部活の遠征費用を稼ぐ」など、子どももお金を自分の手で動かす。お金は、ただ貯めて好きなものを買うもの、ではないのだ。
さらに、時代は、学生時代に起業する人が増えて行く。早いうちに接点を持った方が、いいのではないか。

実験材料のような感覚で、4歳のナノカにお金を使わせてみた。お金の残酷さと魅力は、幼児には強烈であったと思う。
その後も、本人の意欲を尊重しながら、順に、稼がせたり、使わせたりしてきた。

結果、ナノカの独特の金銭感覚が、明らかになってきた。
まず、人にお金を使うことを、ためらわない。私もいろいろ買ってもらったことがある。靴下とかポップコーンとか。
いいと思ったら、有り金全部使う。使い切ることへの罪悪感が全くない。
一方で、お金の扱いはクリーン。1円でも10円でも、お釣りがあれば、きちんと返してくる。

正直、ちょっと金遣いが荒く、お金に対する執着が弱くて、将来好きな男に貢いじゃうんじゃないか?と心配になる面もある。
でも、 「自分で稼げる」という自信に裏打ちされた余裕なのかな、とも思う。

昔、日本の子どもも経済活動をしてたのだろうと思う。
クズになる鉄を拾ってお金に変えた子もいただろうし、親戚の家の手伝いをして小銭を稼いだ子もいた。もっとお金にしたくて、工夫をしたり、発明をしたり、、、きっかけは、自由になるお金を求めたのかもしれないけど、商品を開発したり、会社を起こしたりしていく人もいた。そうした人は、子どもながらに、社会を動かしていくことを、実感したのだろう。

 ナノカファーストの儲けは、生活するには程遠い小銭稼ぎだけど、重ねることで、世の中の現実を把握できないだろうか。例えば、「お金持ちって何?」とか「儲かる仕事って何?」みたいなのとか。←大人でも「お金になりそうだから、弁護士になったら」とか、イメージだけで、子どもの将来にアドバイスしてるような・・・
社会問題は、経済問題なことが多い。次世代には、社会をうまく回す方法を、ぜひ、作り上げて欲しい。もちろん、私たちもがんばらなければ、ですが・・・(お小遣いもらって、使い方を制限されて育った私達には、経済観念が焦げついちゃってる部分があると思います)。

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