倉敷の町並みをスケッチしてるらしい She was sketching the town scenery of Kurashiki |
橋でも At the bridge |
お正月の寅さんみたいなの、見つけた!口上を述べるフリのナノカと、笑う観客役の相方。She was trying to sell the fortune telling as Tora-san did in his movie. |
大原美術館だけで、半日。Oohara Museum for three hours. |
途中の倉敷で一泊、休むことにした。
というわけで、半日だけ、倉敷を見て回る時間ができた。
初「大原美術館」。
メトロポリタン美術館やMoMAなどに比べれば、
そのコレクションの規模は、小さいのかもしれない。
でも、商売で得た富で、真摯に、芸術とそれに携わる人々を
支えてきた、文化的な豊かさが、心に、響いた。
繊維業で、ここまでのコレクションをする事ができたなんて、
今では、想像できない。
一時期の隆盛後は、そこにある文化自体が、
他の支援者を引きつけ、今は、多くの人に支えられている。
敬意を持って、倉敷デニムの布を1メートル、購入してみた。
ナノカの抱えていたノートを覗き見ると、
画家の名前が、いくつも、書き写してあった。
ミュージアムショップでは、「西洋美術のみかた」という本を欲しがった。
人が、好奇心を持ち、
学び、知性を育てていく。
それは、きっと、教え込むことでも、強制することでもない。
ただ、そこに、静かに、あればいい。
たぶん、光の中で、人は、それと、出会う。
「ただ、そこに、ある」は、
余裕がないと、できない姿勢だ。
今の余裕のない世の中で、それは、
どれほど、許されてるんだろう。
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