2020年1月20日

将来の夢 Her Dream

One day evening, Nanoka was writing something asking me not to see.
Then she told me what she had written. It was parody of Cinderella. Very original and funny. 
Then she mentioned her future dream for the first time. She wants to be playwright.
この子は、いったい、大きくなったら何になるのかな。

親だったら、だれもが自分の子の未来を想像して、ワクワクしたり、
不安になったりするものだろう。

今まで、ナノカが夢を語る時は、思い付き感が漂っていた。
「バレリーナ」「ピアニスト」「絵本作家」
身近にあるものや、憧れがそのまま、口に出ている感じだ。
そして、最近は成長して、将来に現実味が出てきたのか、慎重になり、
「まだ、決めてない」が答えになっていた。

そんな中で、「劇のお話を書く人」は、久々の具体的な夢である。
山のように本を読み、小さな頃から舞台を見て育ち、
演じる側にも挑戦し始めた。
初めて、現実に降りてきた夢の話を聞いた気がした。

ナノカの作ったパロディは、発想がものすごく斬新で、
(亡くなるのは父親。そして、シンデレラは甘やかされて、ワガママ)
また、文章が、簡潔で美しい。 文のセンスがあるな、と思う。

だが、思い付きで書いているので、きれいにまとめられず、
途中で行き詰ってしまった。
お話の矛盾を私が指摘すると、泣き出した。
まだまだ、先は長く、険しい。

親というのは、アホで心配性な生き物だ。
文系不遇の時代、私そっくりで、文系の濃縮シロップみたいなナノカの将来を
色々と案じていたのだが、ナノカ自身が、文系の権化みたいな夢を
見つけてくると、「その手があったか!」と、うれしくなった。

将来の夢なんて、あっちにいったり、こっちにいったり、
迷ったり、挫折したり、変遷していくのだろう。
でも、この人が「よい」と思う仕事が、今、この世に存在しているという事に
希望を感じた。

ちなみに、ナノカは国語に苦手意識が強い。
それは、漢字に対する苦手意識から来ている。
1年生で⚪︎×がつくのが、漢字のテストしかなかったので、
そこでの評価を国語の評価として感じているのだ。

本来、読解力や文章力こそが国語力なのだと思うが、
それが、問われるのは、何年生からだろう。
その能力を発揮する前に、国語に対する苦手意識が、漢字の書き取りだけで
できあがってしまっているとしたら、もったいないなと感じる。

私は、「学校では評価もれ」しそうな能力に
出会ったなら、それを、しっかり評価したい。
いつか花開くかもしれないから。

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