2019年10月28日

上五島日記 Visit Kamigoto with Nanoka

上五島行きのフェリー On the ship towards Kamigoto
山添さんに、絵本のご挨拶に行き、ご馳走になってしまった「生姜の漬物」「カマスの桜干し」「大根菜の和え物」釣るところから、育てるところ、加工するところまで、自家製。どれも、美味。ginger pickles, dried flavored fish, boiled green salad, everything is handmade, farmed and fished by her. 
これまた、ご挨拶に行った先で、ふささん自家製のドーナッツと、さつきさんの畑で採れたサツマイモのふかし芋をご馳走になる。Donuts and steamed sweet potato by Fusa and Satsuki.
えんの子ヤギ。ナノカ、メロメロ。
小串のお祭り準備。In the morning, the villagers set for the autumn festival.
見よう見まねでお手伝い。She helped to clean.
お神輿の掃除。cleaning the shrine.
お餅を丸める。Rounding the mochi.
山本さん宅で、今季、初カンコロ切り。She peeled the potato to make dried boiled sweet potato.
ナノカの学校は、宿題もなく、机に座る時間も短いのに、
先週、一週間、学校が休みだった。中間休みだ。
すると、ナノカが「休みの間に、上五島に行きたい」と言いだした。

出発の日、荒れ模様な天気だったが、
「船が揺れても、雨が降っててもいいから、上五島に行きたい」
と言うので、決行した。
船は思ったほどは揺れず、着いたら、次第に、天気は回復していった。
むしろ、雨が降っていたおかげで、芋掘りができず、
みんなが家にいて、会うことができた。

去年、サツマイモは壊滅的な不作だったけれど、
今年は、まずまずな感触で、みんな、機嫌がよかった。
私も、うれしくなってしまった。

私は、絵本のことや、芋のこと、12月にあるイベントのことを話し込んで、
ナノカは、退屈な場面も、あっただろうと思うが、
それでも、いつも、上五島に行きたがる。

ここは、ナノカに、
理解しやすい場所なのだと、思う。
登場人物は少なく、
社会は、一人一人の力で回っているのが、わかり、
そして、言葉は、心のままに現され、率直。
安心するのだろう。

今回、お祭りの日に当たった。
(残念ながら、お祭りそのものが、始まる前に出発になったけど)
人がわーっと出てきて、
神社は、一気に、お祭りの準備が整っていった。

大都会には人がいっぱいいるが故に、
自分の担当することは、社会の限られた場面だ。
一方、島では、何かがあれば、必ず、自分にも役割が回ってくる。
島では、人が減り、社会を回すのも、どんどん、大変になっていく。
そんな中でも、残そう、伝えよう、と
人は、日々を、つなげている。

みな、当たり前に、それぞれが、働くのだ。

社会の中での、自分の役割、親の役割、祖父母の役割、
どこに属して、なにをしたら、社会が回るのか、
子どもにも、理解しやすい。
そして、それを、実感することは、
じつは、大切なことなんじゃないだろうかと、最近思うようになった。

写真を見ると、ナノカは、ずいぶん、大きくなった。
手伝う姿は、子どもの遊び、ではなく、
次の担い手としての勉強、に見えるようになった。
(実際に、役立つかは、まだまだ、これからですが)

こうして、このタイミングで、また、一緒に行くことができて、
本当によかった。

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