上五島行きのフェリー On the ship towards Kamigoto |
山添さんに、絵本のご挨拶に行き、ご馳走になってしまった「生姜の漬物」「カマスの桜干し」「大根菜の和え物」釣るところから、育てるところ、加工するところまで、自家製。どれも、美味。ginger pickles, dried flavored fish, boiled green salad, everything is handmade, farmed and fished by her. |
これまた、ご挨拶に行った先で、ふささん自家製のドーナッツと、さつきさんの畑で採れたサツマイモのふかし芋をご馳走になる。Donuts and steamed sweet potato by Fusa and Satsuki. |
えんの子ヤギ。ナノカ、メロメロ。 |
小串のお祭り準備。In the morning, the villagers set for the autumn festival. |
見よう見まねでお手伝い。She helped to clean. |
お神輿の掃除。cleaning the shrine. |
お餅を丸める。Rounding the mochi. |
山本さん宅で、今季、初カンコロ切り。She peeled the potato to make dried boiled sweet potato. |
先週、一週間、学校が休みだった。中間休みだ。
すると、ナノカが「休みの間に、上五島に行きたい」と言いだした。
出発の日、荒れ模様な天気だったが、
「船が揺れても、雨が降っててもいいから、上五島に行きたい」
と言うので、決行した。
船は思ったほどは揺れず、着いたら、次第に、天気は回復していった。
むしろ、雨が降っていたおかげで、芋掘りができず、
みんなが家にいて、会うことができた。
去年、サツマイモは壊滅的な不作だったけれど、
今年は、まずまずな感触で、みんな、機嫌がよかった。
私も、うれしくなってしまった。
私は、絵本のことや、芋のこと、12月にあるイベントのことを話し込んで、
ナノカは、退屈な場面も、あっただろうと思うが、
それでも、いつも、上五島に行きたがる。
ここは、ナノカに、
理解しやすい場所なのだと、思う。
登場人物は少なく、
社会は、一人一人の力で回っているのが、わかり、
そして、言葉は、心のままに現され、率直。
安心するのだろう。
今回、お祭りの日に当たった。
(残念ながら、お祭りそのものが、始まる前に出発になったけど)
人がわーっと出てきて、
神社は、一気に、お祭りの準備が整っていった。
大都会には人がいっぱいいるが故に、
自分の担当することは、社会の限られた場面だ。
一方、島では、何かがあれば、必ず、自分にも役割が回ってくる。
島では、人が減り、社会を回すのも、どんどん、大変になっていく。
そんな中でも、残そう、伝えよう、と
人は、日々を、つなげている。
みな、当たり前に、それぞれが、働くのだ。
社会の中での、自分の役割、親の役割、祖父母の役割、
どこに属して、なにをしたら、社会が回るのか、
子どもにも、理解しやすい。
そして、それを、実感することは、
じつは、大切なことなんじゃないだろうかと、最近思うようになった。
写真を見ると、ナノカは、ずいぶん、大きくなった。
手伝う姿は、子どもの遊び、ではなく、
次の担い手としての勉強、に見えるようになった。
(実際に、役立つかは、まだまだ、これからですが)
こうして、このタイミングで、また、一緒に行くことができて、
本当によかった。
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