2019年1月24日

トカイへ In a big city

ナノカが、「バレエ」貯金をして、買った、
ワガノワバレエのくるみ割り人形 チケット。
福岡まで、観に行きました。
インターミッションでジュースを飲む

夢のような世界で、感動しました。
さらに、お年玉で、アリスの懐中時計を買いました。
福岡は、やはり、大都市(と言っても、関東圏、関西圏ほどでもないが)。
いかに、佐世保が小さいか、実感しました。

佐世保は、コンパクトで便利な街。
子育てしたり、生活する分には、ちょうどいいぐらい。

でも、個性的なお商売したり、システムを構築するには、不十分な母数。
たくさんの、「結構、がんばってるな」というお店が、次々に閉店していきます。
すこしニッチな仕事や、ターゲットを絞ったサービスなどが成り立つのは、
大都市ならではなんだな、としみじみ、感じました。

大都会の人が語る、「目の付け所」は、地方では成り立たない。
それがいい、悪い、の話ではなく、違うんだ、ということ。

去年、長崎県の離島に取材に行った直後に、
東京に打ち合わせに行ったら、ギャップで頭が混乱したことがありました。

若い世代がただただ不足する島の事情。
ほんの数家族が移住するだけで、ぐっと解決する問題が、いっぱいあります。

一方、湾岸地域で見たタワーマンションの駐輪場には、100台単位の
ママチャリが並んでいて、ひしめくファミリー層に圧倒されました。

離島が抱える問題と、大都市のストレスが、同じ世界のものと思えず、
ただ「都会と田舎は違うね」では、受け止めきれないものを感じました。

母数が大きな方が、リターンも大きく、
ビジネスチャンスであることは間違いないのですが、
小さい規模のものを切り捨てていくことで、文化が疲弊しているなとも感じます。

いろんな小さな事象に出会い、「感じる。」
私自身も、小さな存在ではありますが、
ちっぽけな人間の頭に、細かな情報をていねいに入れていき、
「感じる」事で、結果、できあがってくるものが、いったい、なんなのか。
やはり、ビッグビジネスには、つながらないのかもしれませんが。

ナノカも、私と一緒に、あっちへこっちへと行き、
人や虫や自然や現象と出会い、
小さな頭を感じさせて、価値観や、意見を、育ててることでしょう。

都会にも行き、地方に暮らし、島にも行く。
それに、なんか、特別な意味があるように感じながら、
今日も原稿を書いております。

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