鏡を見ながら、目、鼻、口などのパーツを 描いていきます。looking into the mirror and drew eyes, nose and mouth. |
まつ毛は、どこからはえてるかな?ちゃんと、口には歯が、鼻には穴が。Where are eyebrows? |
今度は、別の紙に、輪廓を。今日は、三つ編み。On another paper, drew the face line. |
さあ、二つを組み合わせれば、「ふくわらい」の完成。complete. |
ハハハ、、、We can play the game putting the parts with eyemask. |
実は、リアルに人を描こうとした時でも、案外、子供達の中には、固定概念が存在する。人を、小さな頃から描き続けた中で、「こんな風に描くと、それっぽいのが描ける」という経験を積み重ねているからだ。
しかし、顔のパーツひとつを、よくよく観察してみるとわかるが、ひだやら、まつ毛やら、非常に複雑。それ一つだけでも、1時間も、かけられるぐらい、奥が深い。今回は、それを、子供達に、自分の目で確かめてほしいと思う。
ということで、鏡を渡し、ナノカにもやってもらった。
ナノカには、まだ、「ものを見ながら、描く」ということが難しいようで、鏡が目の前にあっても、ほとんど、最初に覗き込んだきり、あとは、描くのみ。だが、見ていると、いつもはない、細かいまつ毛が描き込まれ、 (場所が変だが)鼻の穴があり、歯がたくさん描かれていた。彼女なりに、「観察し」て、反映させたのだろう。
「描く」というのは、「見る」ということだと思う。
これほど以上に、ものを詳しく見ることはないんじゃないだろうか、と思うぐらい、深く、そのことについて、観察する、考える。表面的な「ここに、影がある」ということと同時に、自分に向き合う、という内省的な動きにもなる。同じりんごを1日描いていると、そのりんごの背景にドラマを感じたり、愛情を感じたり、哀しみを感じたりすることすらある。 ましてや、自分の顔を描けば、その時の、自分と向き合うことにもなる。子供達が、それを意識するようになるのは、もっと先のことなのだろうけど。
今回は、いろいろな画家の描いたいろいろな「自画像」を集めて紹介する。「ふくわらい」を作った後は、バラバラになったパーツを生かして、ピカソ的な絵を描くのもいいし、自分のタッチで、自画像を描いてもいいかな、と思っている。
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