2010年3月19日

thirty-something girls

先日、約2年ぶりぐらいに、大学時代の友人と会った。

2年分の近況報告をした所、(彼女はとても仕事のできる人なので)いくつかの私のこれからすべき仕事を考えてくれた。

1、ダメンズウォーカー的な感じの、恋愛話本
2、吉祥寺の暮らしぶりのエッセイ
3、こどもを産んで、子育て日記で稼ぐ

 友情に満ちた、ありがたいアドバイスであるのだが、私の話が、彼女にしてみると、ダメンズウォーカー(渡り歩いてはいないぞ)みたいな話なんだな、とおどろいた。早々と結婚して、真面目な勤め人の、すっかり落ち着いた彼女にしてみれば、「いまだ現役」でバタバタしてる事自体、想像がつかないのかもしれない。
私の夢は、おばあちゃんになった時に、孫とひ孫を並べて、「ばあちゃんのロマンス」みたいな武勇伝を、ある事ない事、尾びれに背びれをつけて、おもしろおかしく話す事なので(孫たちは、若干、うさんくさげにしている)、今も、多少の誇張癖はあるのかもしれないが。

 Sex and the City が、Thirty-something girls(30代の女性)の私生活をあつかって、大うけしたのは、30代以降の(特に都会の)女性がおおいに共感したからだ。あれもはた目には、「大変そうなドタバタ劇」だが、女性陣(オカマ含む)に言わせると、「あるある~」なのである。つまり、現実も、「ドタバタ」が多いということだろう。

 そういえば、恋多き友人M嬢は、「この世で一番、恋愛が好き」と断言している強者だが、それでも、「30代に入ってから、自分がボロボロに傷つかない恋の仕方を覚えた。」と言う。でも、「なんか、不完全燃焼。本当は、バカな程、誰かを好きになりたい。」とも言う。まわりのthirty something girlsの迷いや、強さ、 弱さ、素直さ、頑固さ、自由、愛情を見ていると、複雑だな、とは思うけど、「味わい深い」とも思う。「若さ」という守りを失ったのと同時に、自分の持ち物が見えてくるのもあると思う。30代だからこそ、経験できる世界があり、感受性があり、共感があると思えば、これもまた、よかったなあと思う今日この頃だ。

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