2010年3月25日

手帳買う buying new schedule book

そろそろ桜の時期。今週末、私も花見である。予定を書き入れようとして、次のページがない事に気付く。そうそう、私は4月スタートの手帳を使っているのだ。「手帳買う」は年末の季語だったと思うが(いや、日記買う、だったかな?)、ある年、お正月に3冊の締切りを抱えて家から出られず、手帳を買いにいける時期になったら、4月スタートしか売ってなかった事から、今に至っている。
It will be soon cherry blossoms season. I am supposed to have picnic under cherry blossoms this weekend. I tried to put the memo on my schedule and noticed it is the last page. My schedule book started from last April(Japanese business calender).

花見にティラミスを持って行く予定なので、材料の買い出しと一緒に、手帳も探す事にした。寒い、、、そして、結構、手帳探しも難航。
I went to buy new schedule book to the town in the rain. It was cold,,,

ようやく、パルコの地下のリブロで手帳を見つけた。私は、能率手帳、というしぶーい、かたーい、手帳を愛用している(母も愛用している)。最近、カバンのサイズを小さくしたので、手帳の大きさも一個小さくしてみた。今年は黒で行きます。
This is my favorite schedule book called noritsu-techo. It is simple, very old fashion, functional book. I bought one size smaller than last one since I change my handbag smaller.

家に帰って、古い方の手帳を眺めてみた。ちょうど、4月の花見から始まっている。当時、私はまだ、アメリカに移るつもりで、その前に挨拶回りのつもりで、花見がてら上京していた。すでに彼と不穏な空気が続き、不安なまま、渡米の挨拶をするしかなかった。そんなこともあって、花見の途中で、不動産屋の賃貸物件の値段をチェックして、「ここなら、暮らせるかも、、、」と、前向きではない上京をシュミレーションしていた。
はっきりしたのは、4月23日。アメリカ行きのチケットをすぐキャンセルして、その週末に仕事をこなし、次の週には東京で部屋探しをして、契約している。あまりの突発的な行動に、「すごい行動力ですねえ」と感心されたが、あまりのショックで、何かしていた方が、気がまぎれて楽だったのだ。
引っ越しが終わった後は、使い物にならない壊れた機械みたいに、新しいアパートの床に転がっていた。そこから、少しずつ、再生していき、新しい人生を歩いて行く様子が、1ページごと、きれいにデータのように残されている。手帳一冊が、まるで、小説のように、起承転結があって(女が床に転がっていた、、、から始まってる)きれいに一冊に仕上がってるのだ。我ながら、ちょっと感心してしまった。
I looked over the old book. It started from last April cherry blossoms picnic and meetings in Tokyo. It was supposed to the meeting right before going back to USA. However, the relationship between my ex-boyfriend and I was already not great, and I was so unsure how to explain my condition to my clients and friends. On the way to the cherry blossom walk, I checked the real estate poster and prices of the area to prepare for the worst ending.
Soon I got the real ending, and I canceled the ticket and finished illustration job over the weekend and very next week I went to Tokyo for apartment hunting and I signed for the room in two days. They said that I was very active, but in fact, I just avoid thinking by concentrating on doing something.
After moving, I laid on the floor of almost empty room. It was like usuless broken machine. From there, gradually I recovered. My last schedule book was the complete data of my new life starting from the "a girl laid on the cold floore." It was almost like a novel and I myself found it very amazing.

2010年3月24日

くやしい、、、

実家に帰省していた時、ハルトはじいじとお留守番をしていて、最初2回は自分でトイレに行く事ができたのに(ほめられた)、最後の1回が間に合わず、惜しい所で失敗してしまった。その時、ハルトは、「くやしい、、、」と言ったのだそうだ。それを聞いて、「くやしい」て、いろいろなプライドや自我が育ってきて初めて感じる感情なんだな、成長したんだな、と感慨深かった。

今日、私はちょっと「くやしい」気分になった。同時に、「腹を立てる自分の方がいけないんだ。」とその感情を押さえ込もうとしてみて、ふと、ハルトの「くやしい」を思い出してみた。「くやしい」は悪い感情なのだろうか?そして、ニューヨークではみんな、間違ってると思った事には、「間違ってるよ」と堂々と怒っていた事を思い出した。「こうした方がいいのに」と感じる事は、誰にも同じように与えられていて、部下が上司に感じたり、一人の人間が国に感じても、いい。そこに人間としての誇りさえある気がする。怒らないでおこうと思うと、矛先を収めるために原因探しをして自分を責める事になり、自分のジャッジに自信が持てなくなる。自分ばかり責めて、ちっちゃくなってるのも、楽しくない気がした。気分よく怒って、前向きに対応しよう。

ニューヨークにいた時、図書館や本屋さんによく顔を出した。どこでも、大概、作家というのは歓迎されて(本を扱う施設なのだから、作家と協力関係だから)、私も、自分にできる地域活動にできるだけ参加して、子供の文化活動に貢献したい、という気持ちになったものだ。

ということで、近所の図書館に、「新しい絵本が出るので、よろしくおねがいします」と言いに行ったら、本も見ずに、「寄贈本の扱い」の説明をされてしまった。「自作の本もリサイクル本と同様に引き受けている」という説明。リサイクル本と、作家本人の本を同様に説明する事自体、普通に考えても失礼じゃないか?とムッとしながら、「地元の作家なので、地域の図書館の活動と協力したいと思ってるのですが、、、」と言ったら、「今の説明のとおりです」とのご回答。作家て、全然、歓迎されないんだな、と、ガッカリした。

この図書館が特別なのでもなく、担当者さんが悪い訳でもない。前にも、別の地域で全く同じ対応を受けた事がある。そういう規定になっていて、図書館自体の役割が限られてるから、こう対応するしかないんだと思う。ただ、「豊かな図書体験を育てる場作りに積極的」であるとは思えないし、「図書活動に協力的な作家を育てる意志がある」訳でもない。全然、好きになれない。ニューヨークの、自由で、強くて、元気な、あたたかい図書館が恋しくなった。でも、場所が違う以上、私のアプローチの仕方も変えないといけないのだろう。ハルトと同様、「くやしい」をバネに、頑張るしかないかな。

2010年3月19日

thirty-something girls

先日、約2年ぶりぐらいに、大学時代の友人と会った。

2年分の近況報告をした所、(彼女はとても仕事のできる人なので)いくつかの私のこれからすべき仕事を考えてくれた。

1、ダメンズウォーカー的な感じの、恋愛話本
2、吉祥寺の暮らしぶりのエッセイ
3、こどもを産んで、子育て日記で稼ぐ

 友情に満ちた、ありがたいアドバイスであるのだが、私の話が、彼女にしてみると、ダメンズウォーカー(渡り歩いてはいないぞ)みたいな話なんだな、とおどろいた。早々と結婚して、真面目な勤め人の、すっかり落ち着いた彼女にしてみれば、「いまだ現役」でバタバタしてる事自体、想像がつかないのかもしれない。
私の夢は、おばあちゃんになった時に、孫とひ孫を並べて、「ばあちゃんのロマンス」みたいな武勇伝を、ある事ない事、尾びれに背びれをつけて、おもしろおかしく話す事なので(孫たちは、若干、うさんくさげにしている)、今も、多少の誇張癖はあるのかもしれないが。

 Sex and the City が、Thirty-something girls(30代の女性)の私生活をあつかって、大うけしたのは、30代以降の(特に都会の)女性がおおいに共感したからだ。あれもはた目には、「大変そうなドタバタ劇」だが、女性陣(オカマ含む)に言わせると、「あるある~」なのである。つまり、現実も、「ドタバタ」が多いということだろう。

 そういえば、恋多き友人M嬢は、「この世で一番、恋愛が好き」と断言している強者だが、それでも、「30代に入ってから、自分がボロボロに傷つかない恋の仕方を覚えた。」と言う。でも、「なんか、不完全燃焼。本当は、バカな程、誰かを好きになりたい。」とも言う。まわりのthirty something girlsの迷いや、強さ、 弱さ、素直さ、頑固さ、自由、愛情を見ていると、複雑だな、とは思うけど、「味わい深い」とも思う。「若さ」という守りを失ったのと同時に、自分の持ち物が見えてくるのもあると思う。30代だからこそ、経験できる世界があり、感受性があり、共感があると思えば、これもまた、よかったなあと思う今日この頃だ。

吉祥寺ラプソディ ユザワヤ閉店

先日、上野駅の構内で、「東京ラプソディ〜♪」と歌っていたミュージシャンがいました。ムード歌謡っぽいノリでした。それぞれの街に、それぞれのストリートミュージシャンがいるんだなあ。

なので、(あまり意味はないけど)タイトルを吉祥寺ラプソディにしてみました。ここに住み始めて約10ヶ月。オシャレだけど、オシャレ過ぎない街、吉祥寺が私は気に入ってたのですが、ここ数ヶ月で、ユザワヤ、伊勢丹、ロンロンが次々と閉店をしていきました。

ユザワヤは、紙が一枚足りない、インクが切れた、などの応急処置的な画材の補給が近所でできて便利なだけではなく、2階の微妙な品揃えの下着売り場や、若干マニアックな工芸品、キッチングッズ売り場など、ぶらつくには、なかなか味があったものです。なかでも、布フェチな私は、買いもしないのに、暇があると布売り場をうろついて、チェックしていました。その中で半年程気になってたのは、イギリス製のタータンチェック。メーターあたり5680円と、あり得ない値段で、買うつもりはなかったのですが、閉店を目の前にして、1980円まで下がっているのを発見。とうとう、50センチ手に入れて、はじをかがって、ストールにしてみました。すると、なかなか、いいではないですか!

調子に乗って、違う柄のタータンを2種類、1メートルずつ買いました。こちらは、ひざかけにして、機会があったら、子供用のマントにしてもいいなあ、と思って。最近、寅さんを見ているせいなのか、昭和っぽい、あたたかみのあるインテリア(というか、人間味のある暮らし)に趣向が行きつつあり、なかなかいいアイテムだと思ったのです。

そして、昔からずっと好きで、見てるだけで気分が上がる、リバティの布も半額だったので、とうとう、4枚程買ってみました。うまれて初めて、私は、「リバティをもってる人」になりました。こちらもはじをかがって、プチスカーフにしてみました。

2010年3月10日

遅れまくった年賀状 Late New Year Card


こちらは、今年、遅れまくってから送った年賀状です。なんか、全部後追いになってしまってハズカシい、、、
ということで、「新年度あけましておめでとうございます」のハッピースプリングカードを送ろうかなあ、と思う今日この頃です。

ものしり五郎丸 clever Goromaru

A new book will be published this month! 
The title is "Clever Goromaru"
新刊が出ます!タイトルはものしり五郎丸。

Goromaru is the dog of Professor Daimonji. This puppy read a lot. He thought he knew everything of the world. But once he was out,,,,
五郎丸は大文字博士の家の子犬。本をたくさん読んで、「なんでも知ってる」つもりです。でも、外に一度出てみると、、、
This is promotion piece.
チラシも作ってもらったので、載せておきます〜

本当に長いこと、また、ブログをサボって、ごめんなさい。目の前に終わってない絵本の締切りがあると思うと、なんだか、日記を書く余裕がなくて、、、もっと、ペースを守って、日記も仕事もばっちり、こなしたい、というのが、今年の(いや、すでに始まっているから、今年度の)目標です。