2017年4月25日

並んで、読書 Reading time side by side

今年に入り、黙読出来るようになると、
ナノカは、一気に活字中毒にかかってしまった。

「本を愛する人生をプレゼント」と思い、
赤ちゃんの頃から、せっせと、絵本を読み聞かせてきたが、
実際、没頭する5歳児を見ると、すこし、恐ろしくなって、
「そろそろ、終わりにしたら?」
と声をかけるが、その声も、聞こえてない様子だ。
寝転び読み My girl reading on the floor
腕立て読み reading with work-out?
思い返せば、わたしも、そんな感じだった。
小学校に上がる前には、「世界少年少女文学全集」的なものを
片っ端から、借りてきて、読んでいた記憶がある。
本が好きになる、て、こういうもんなんだろう。

さて、自分で読めるようになったが、読んでもらうのも、やっぱり、好きである。
ということで、長めの読み物を、寝る前に1章ずつ、読むことになるが、
続きが気になって、一章で我慢することは、なかなか、辛い。
毎晩、「もう一個」と言って、泣いて終わる、を繰り返すことになる。
(しかし、ボリュームがあるので、読む方も、げんなりなのだ)

先日読んだ「うちはお人形修理屋さん」は、良書だった。
ニューヨークが舞台で、私が、懐かしい気持ちに浸れたこと。
そして、布や工房の雰囲気が、祖父母の洋服屋を思わせて、これまた、
ノスタルジックだったこと。
子供達が、お店の経営に関わり、お金や経済の流れを、垣間見れること。
戦争や、移民の話が、ちらほらと見られ、
生活と密着しているのが感じ取れること。
本って素晴らしいなあ、と思いながら、読んでもらっていた(パパが読んだ)。
the doll shop downstairs
お話は、人の人生を、一瞬、生きられる。
全く違う、境遇と、時間と、場所にありながら、
その人と同じ体験をし、気持ちを感じ、共感する。
こうして、違う人のことを、想像し、理解する力が、できていく。

隣に座って、二人で、本を読めるようになった。
並んで、読書ができるというのは、なんとも、よい関係だと思う。
カフェとか、公園とかで、並んで、読書しているカップルがいるが、
お互いを尊重しながら、時間を過ごせるように見え、いいなあと思っていた。
並んで、スマホしてると、残念な感じがするのだから、
勝手な言い分なのかもしれないけど。
Japanese Christian history at Nagasaki
ちなみに、ゾロリを読むナノカの隣で、
私が、読んでる本は、これです。

2017年4月21日

オシャレ発信 Fashion as she feels

これで、登園。going to the school with scarf
先日、ひびのこづえさんのワークショップ帰りに、
記念に、一つずつ、ハンカチを選ぶことにした
ナノカは、即決すると、すぐに、その場で頭に結んだ。
「え、そのレトロな使い方ですか?」
と思ったが、本人は、最初から、そのつもりだったようだ。
We bought the scarves for each after the workshop.
She wore on her head right after purchase.
It was such a classic way!

数日後、「保育園に、つけていきたい」と騒ぐ。
仕方なく、「行きと帰りだけ。お友達に、見せびらかさない」と約束する。
Yesterday, she wanted to wear for the school.
She promised to wear only on way between home and school.

この古風な使い方が、ヨーロッパの、どっかの田舎の少女みたいで、
意外にも、かわいかった。
子供は、何しても、許されるので、いいなあ。
(大人が、普段にしたら、ちょっと、こわいよねえ)
Any kinds of challenge can be possible for kids even in fashion.
This is a little difficult for grown-ups.
I kind of envy on her.

2017年4月18日

虫をつくる making insects

設計図と完成したチョウチョ Nanoka's batterfly
てんとう虫です。Ladybird
 個性あふれる、立体的な造形が、ずっと好きだった、
衣装デザイナー、ひびのこづえさん。

その、ひびのさんが、子供向けのワークショップをする、という
ポスターを目にして、「!」と、申し込んだ。

開催場所は、太宰府。相方に、車を出してもらう。
ついでに午前中にIKEAに行ったため、
会場に、着いた頃には、ナノカが、眠そう。
そして、機嫌が悪い、、、

「子供も、大人も、それぞれ、自分でやりましょう」
と言う説明を聞いて、
意地で、自力で頑張る、ナノカ。
たびたび、癇癪を起こす。
母のアドバイスも、お手伝いも、絶対拒否。
取り扱い注意だ。コワイコワイ。

それでも、最後まで、自分で、縫い続けた。
頑固に言い張り、一人だけ、小さいチョウチョになったが、
自分で思ったものを、
作品に仕上げたことが、えらい。

年長に上がって、張り切り過ぎて、
疲れているのか、自己矛盾を抱えているのか、
最近、気難しく、扱いにくい状態が続いている。
でも、自分の考えを、やり切ったってことは、
成長してるんだなあ(癇癪起こして、泣いてても)と思った。

一方の、わたしは、いろんな布を触って、
ひびのさんに、「かわいいですねー」とはげましてもらって、
製作するのが、ただただ、楽しかった。

まだまだ、あと10個ぐらい作りたいけど、
来週末まで、仕事を抱えているので、ガマンです。

We participated in the workshop by Kozue Hibino,
the costume artist.
I love her unique, sculpted design.

Nanoka was tired already when we started.
Ms.Hibino said "Kids, Adults, all has to concentrate on own work."
and Nanoka tried to do her best even she cried.
It was very tough for her but she completed what she planned.
I was proud of her.

I just enjoyed working with lots of materials
encouraged by Ms. Hibino.
I want to make 10 more, but I had assignments to do
this and next week, so just ignoring my passion.

2017年4月10日

春の野に出て、、、in the spring field

日曜日。
ふるさと自然の会の、自然体験会、山菜摘みにいく。
春の野に出て、若菜摘む
草笛。
のびる。茹でて、酢味噌で。
他に咲く野草。サラダにして、食べられる
イノシシの足跡。
オオカマキリの卵。発泡スチロールの理屈と一緒の卵胞。
沢の水に米を浸して、発芽させている。
いろんな山菜。
春の恵みを、いただきます。
桜も満開。
「自然体験会」に娘を誘うと、「行かない」と言う。

が、実際に、行ってみると、
草笛を吹き、ワラビを摘み、いろんな花の名前を聞いていた。
春の野原は、いるだけで、ワクワクして、楽しいのだ。

自然の中に、身を置いて、ひと時を過ごすと、
なんと、人間の心の小さいことだろう、と思う。

春の野草を口にするのは、そのアクや苦味が、
冬の間に溜まった、体内の毒を出すため。
「アクもクセも、あった方がいいのよ。野草も、人も」
と女性が、一言。なるほど。

最近、ナノカがムーミンを、読み始めたが、
どのキャラクターも、欠点や、個性が突出している。
みな、それぞれ、アクもクセもある。
でも、共存して、生きている。

自然の野に立つ、野草のように、それぞれ、
風に揺られて、生きていけたらな、と思う。

「抽象画 春の壁画」図書館展示 Painting

体を包み込むような、大きな作品を作るのは、とても、楽しい、新鮮な体験。ぜひ、やらせてあげたい。
そう思い企画した、前回のリトルアーティスト。

しかし、110cm×500cmの大きな共同作品は、
それぞれ、持って帰ることもできず、作りっぱなしになってしまう。
それは、ちょっと、寂しい。

そこで、図書館に相談したところ、
「壁に飾ったら、どうでしょう?」と提案を受ける。
図書館なら、子供達にも、なじみが深くて、喜んでもらえそう!

5月いっぱいまで、中2階、壁面に飾っていただいています。
お近くにいらっしゃった際は、ご覧いただけたら、と思います。
As the last project of the Little Artist,
we made 110 cm /500 cm painting.
I asked the city library and they advised to hung it
at the wall of the second floor.
大きいって、かっこいい。
真ん中は、海か大空、そして芽吹きのような雰囲気。
右側は、華やかに光があふれていく感じ。
左側は、クジャクが羽を広げたような感じ
説明も貼っています。

2017年4月6日

春休み Spring Break

保育園には、春休みはない。
だが、春休み短期水泳教室に行きたいというので、申し込み、
結果として、2日間、休みになった。
We do not have spring break in the nursery school,
but she took two days swimming class and had two days off.

両日、午前中に水泳教室が終わると、時間がたっぷりある。
1日目は、公園に行き、お弁当。
そして、図書館。
2日目は、お昼を食べて、映画(ドラえもん)。
そして、家に帰って、お料理、工作。
After the class, we had whole afternoon off.
So we had picnic for the first day
and went to cinema for the second day.

生まれて、初めて、ドラえもんの映画を見た。
うちの親は、子供用アニメ映画に連れて行ってくれるタイプではなく、
名古屋の映画館に「しあわせの黄色いハンカチ」を
見に行った、かすかな記憶があるぐらいだ(当時、保育園児)。
渋すぎる過去。
I had never been to so called kids animation cinema
such as Doraemon when I was a kid.
My mom did not bring us, but she brought me
to the adults one instead.

昨日、映画館前を通ったので、演目をチェックしてると、隣でナノカが
「ドラえもんが見たい」と騒ぎ出した。
うちは、テレビを見せていないので、ドラえもん自体、
よく知らず、思いつきだと思うが、
休みの日に、たまたま通りかかって、ナノカが見たがるのなら
これも、縁なのかなあ、と思い、見ることにした。
Yesterday when I was checked what was now on the screen
at the entrance, Nanoka insisted on Doraemon animation movie.
OK. Maybe this is the chance to experience.

大人目線で見ると、細かい設定や、影響を受けているだろうアニメなど
いろいろ気になってはしまうのだが、
娘と並んで、ドラえもんの映画を見る、というのは、たぶん、
この時期にしか、起こり得ないだろう、経験なのかな、と思うと、
なんか、責任を果たしたような気分になった。
The movie was OK. Still I could see the influences from several movies,
some details which could be more carefully planned, etc, but
still "Mommy brought me movie for me" experience done.

家に帰ると、活字中毒状態が続くので、
フローズンヨーグルトとポテトサラダを一緒に作り、
食事の後は、万華鏡を作ってみた。
Nanoka was book addicted.
I had some worry and asked her to join cooking
-frozen yogurt and potato salad.
Then we made kaleidoscope

先日の、舞鶴ー福井ー愛知、弾丸ツアーで、
「万華鏡とケン玉」という昭和なお土産を手に入れたナノカ。
「きれいなもの」を買ってよかった、と万華鏡に大満足。

そんな折、子ども劇場のバザーで、万華鏡を作って売ろう、という話になり、
手作りの方法を教えてもらってきた。
「この材料で、できるの!?」という驚きの方法だったので、
ナノカとも、作りたいと思っていた。
She got kaleidoscope and kendama on the last travel.
She was very happy to get beautiful kaleidoscope.
Then I got a chance to make kaleidoscope by hands
using daily staff such as black paper and plastic plate.

できあがると、「ママ、すごいね」と褒められた。
ちょっと、面倒だったけど、
身近な材料で、ものが出来上がっていること、
手作りできることを、知ってもらえてた。
She was amazed to the hand made kaleidoscope.
I was happy to show her it was possible to make the things
by hands using the stuff close to her.
このシンプルな材料と、作りで、、、this looks so simple, but
この、中身のクオリティ!looking in, and found this
ちゃんと、変化しています。that
「ママ、すごいの作ったね」と、尊敬されること、間違いなし、です。"Did you make this?" kids will respect you for sure!

2017年4月3日

第3回リトルアーティスト「抽象画 春の壁画」

最初は、抽象画の説明。モンドリアン、ジャクソンポロック、ジョージアオキーフなど。
さあ、ウォーミングアップ。この音を、描いてみよう。ポカーン。どうしたらいいんだろう?
2つめのウォーミングアップは、曲をかけて、イメージを絵にしていく。いろんな青を感じる。
音が跳ねてるのかな?ジャズを模様に。
有機的な形と、中間色。
ラフマニノフの鐘はトキトキの原色。ジャズは、春色のゆるゆる。
同じ曲を聴いて、絵を描いたけど、みんな、全然違ったね。
正解はないよ。感じる心が違うからね。

さあ、今度は、5メートルの大きな紙を広げて、春の音楽を聴きながら、絵を描いてみよう。
立ったまま描ける、大きな筆も大人気。先生も、参加。
お母さんも、参加。
没頭
作品の中に、入って、制作。
線の上に、模様。その上に、また、線。
完成!いろんな色、形が、踊ってる!
大きいね!
今回のプロジェクトの目的は、大きく、2つ、ありました。

ひとつは、うまく描こう、という気持ちから、解放されること。

もうひとつは、大きな絵を描く、ということ。

小さな頃、ナノカは、自然に「抽象画」を描いていました。
まだ、具象が描けなかった、ということが主な要因ですが、
感性とアートが、直接、つながっていたんでしょうね。

発達とともに、世の中を、理性で捉えることができるようになり、
そして、具体的な絵を描けるようになります。
まずは、顔。そして、2頭身の人。
そして、花、建物、まわりも描き加えられていきます。
それは、成長であり、喜ばしいことなのですが、
そのことで、だんだん、「現実的なものを描ける=うまい」という感覚になり、
絵も、パターン化していきがちです。

今回は、その、「現実的なものを描く」を離れることで、
ただ、色と、形と、遊ぶことになり、
芸術の神様と、遊べたんじゃないでしょうか。

人が、グワーっと色を広げた上に、今度は、自分が、
てんてん、と模様を入れていく。
そこに、だれかが、渦巻きを、描き入れていく。
それは、刺激の中で、反応するように、絵を描く、という体験。
そして、自分では、決して、見つけられなかった、色の組み合わせ、
線の勢い、形の出会い、そんなものを、感じることができます。

大きな紙の中で、他の人と、一緒に絵を描く、ということは、
自分の世界で、しっかり絵を描きたい子にとっては、少々、ストレスです。
なので、いつもいつも、この描き方、という訳にはいきませんが、
心をオープンにして、表現の幅を広げるために、
時に、必要なことかな、と思います。

芸術の天使たちが、早春の野原で、飛び跳ね回った後みたいな
この「春の壁画」。
佐世保市立図書館に、飾ってもらえることになっています。