帰り道、「ズボンが足りないよ。買って」と言う。確かに、履けなくなったズボンが増えた。そっか、じゃあ、黒とか、合わせやすいのを、一個買おうか、と話してると、、、 |
「あとねえ、シャツもいるよ」と言う。いや、そっちは、タンスから、はみ出てるぐらい、あるでしょ。「白いのが、足りないの」と言う。 |
結構、頑固に言い張るので、「一度、タンスを二人でチェックして、足りなかったら、買おうね」と収めた。 |
今日の朝は、次々と髪の毛に、さまざまなアクセサリーをつけて、最後には、ゴテゴテ二つもピンをさして登園していった。She wore two-three hair decorations at the same time. |
その親の思いは、半分ぐらいしか届かず、もっぱら、彼女は、インドア派。
何が好きって、1日、家で絵本を読んでいたいぐらいの、読書派。
さらに、さっぱりと、育てていたのに、勝手に、おしゃれモンスターになっていく。
先日は、洋服の購入を巡って、交渉してきた。
ワードローブに、「白のシャツと、黒のパンツ」が必要だという。
大人並みの計画性に、こちらは、押され気味。
これ、この人の資質なのだろう。
思えば、自分も小さな頃、持っている服の中で、
さまざまなことを思っていた。
本当は、ヒラヒラレースが着てみたかったし、リボンも、アクセサリーも好きだった。
でも、母親は、そうした「おしゃれ心」に「贅沢」「子供らしくない」と否定的で
敏感に感じ取っていた私は、「欲しい」「こんなのが好き」とすら言えず、
興味を持っていること自体、隠していた気がする。
実際には、母の実家は、洋服の仕立てを家業としていたので、
母も祖母も、なんでも仕立てることができ、
上質の生地に、ちょっとした刺繍も施したりして、
結構、いいものも着せてもらってたのだと思う。
しかし、「子供は、おしゃれなんか、しないでいい」の一言が
少女の心をしぼませてしまっていた。
ナノカのこのヒラヒラ体質は、たぶん、私も持っていたものなのだ。
ぜいたくはしてやれないが、小さな女性として、尊重してやりたい。
それは、おしゃれな服を着せることよりも
本人が、「これがいいんだ」と思うものを、否定しないことなのだろう。
ズボン着用が前提の保育園に、どうしても、スカートが履いていきたいナノカは、
下にズボンを重ねばきして、「一応、ズボン」で登園しているが、
帰る時には、そのズボンを脱ぐ。
校則のギリギリを行く中高生みたいだ。
毎朝、いろいろこだわって、グズグズしてると、面倒だなあ、と思うが
これが、女の素かあ、と思い、我慢している。
あと数年で、「ママ、その格好、おばさんみたい」て言ってくると思う。
ピーコートもズボンも手作り。 |
セーターも手編み。 |
レトロなお出かけ服も手作り。 |
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