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半年以上かかって、とうとう、ドリルを最後までやり遂げた。 |
去年の冬、年長さんが書きかた帳をやってるのを見て、ねだって、買ってもらったドリル。
書くのは相当に難しく、本人が気が向いた時に、引っ張り出す程度で、遅々として、進まなかった。
ところが、4歳を越えた頃に、復活したかと思うと、先日、とうとう1冊やり終えた。
まさか、ナノカにやりきる根性があると思ってなかったので、ちょっとした感動。
ちゃんと、表彰式も(バッヘルベルのカノンに乗せて)やりました。
こどもは、それぞれ、興味も才能も方向性もバラバラ。
ナノカに関して言えば、運動神経は親に似て、あまり、ふるわず。
一方、甥っ子もそうだったけど、言葉に関する興味は、人一倍。
家系的に、「運動に使う脳の一部を、言語に使っている」のでは、と疑っている(科学的、根拠はなし)
最近は、「勘弁してください」と思うぐらい、しゃべるので、悩みになっていたが、
ここは、考え方を変えて、徹底的に、伸ばしたら、どうなるか、実験することにした。
そこで、文字を覚えたところで、文で遊ぶことにした。
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以前、左利きのナノカに、正確な書き順を教えようと作った文字カード。今度は、1日一文。字が一文字ずつしかなく、文章を作れないので、まちがいさがし、みたいになっている。 |
朝、起きて、壁の一文を、
「ふく、じゃないよねえ、ひく、だよね」とか、
「〜で のほうが、いいよねえ」とか、いろいろ、考えて、読んでいる。
文章を、左から読んでしまうことが多かったが、数日、くりかえしているうちに、修正されていった。
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友達へのプレゼント。左上は、紙の携帯電話も。 |
先日、ナノカの折り紙が、あまりに自由すぎて、「これで、いいのかなあ」「すこしは、規定の折り方で、何かを作り上げる経験も必要かなあ」と考えてしまった。
楽器とか、お裁縫とか、お料理とか、いろいろ、基本的なルールってある。
それを覚えて、くり返すことで、創意工夫につながったり、学ぶことも大きい。
折り紙も、同じような気がする。
一方で、なんでもかんでも、「こうしなさい」「こうじゃなきゃダメ」では、楽しさは半減するし、大きな想像力も育たない。
どうしたもんかなあ、と思っていたところ、机に、おともだちへのプレゼント袋を見つけた。
中には、折り紙で作った船に、携帯電話や、お人形、 おともだちの名前もしっかり書いてあった。
なんだ、折り紙、折れるんだ。そして、アレンジしてる。
いつのまにか、ルールは取り入れ、自分なりの作りたいものを作れるようになっていた。