カンコロの島紀行10月分が出ました。今回は、音楽について。
原画展会場で、友人でもある井上周子さんに、リュートを弾いてもらいました。
わたしも、バロック以前の西洋音楽に少しだけ、馴染みがありました。もう、今は昔のこととなりますが、大学時代に、西洋音楽史を選択して、初めて、グレゴリオ聖歌やフランスのバラードなどの舞曲に触れました。当時は、テープを録音して、聴くのが宿題だったんです(時代が、、、)
クラシック音楽といえば、バッハ以降のものしか聴いたことがなかったわたしは、その精神性の強い音楽に、惹かれました。キリストの神秘性を表すために複雑化した旋律、空間を効果的な祈りの場にするための演出。とても、興味深いと思いました。
人が、音楽を奏で始めたのは、いつなんでしょう。記録に残らないため、わかりません。でも、ナウマン象を追いかけてた日々にも、歌っていたんじゃないかと思います。
今も、人は、音楽と共にあり、生きています。祈るため、心を落ち着けるため、悲しみを受け止めるため、喜びを共にするため。
昔の人が、聴いた音楽を聴くと、その時、それを聴いていた人の気持ちと寄り添える気がします。どんな場面で、それを聴いたのだろう。希望にあふれた日?絶望的な悲しみを抱えた日?
昔の人の心に寄り添うことで、今を生きる、他人の心にも、寄り添いたいと思えてきます。
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